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技術解説:グローバルシャッターを活用した映像表現
グローバルシャッターの機能はどんな場面で役に立つのか? RED KOMODO で撮影された、セブンプレミアム Web CM の技術解説を交えながら「電子シャッター」の基礎知識を紹介していきます。
当記事は、動画制作のオンラインサロン 『UMU TOKYO』で公開されたものです。限定公開を目的に有料化しています。公開日:2021.11.12
https://community.camp-fire.jp/projects/view/231393
1. 撮影スタジオと使用機材
本作は、東京・大泉学園にある『東映スタジオ』6st(260 坪)で撮影されています。カメラは RED DSMC2 HELIUM 8K S35、KOMODO 6K、レンズは Canon EF Zoom を使用しています。
またグリップ機材として、Libec SWIFT JIB50 に DJI RS2 を組み合わせ、Force Mobile の機能を使ってカメラの遠隔操作ができる状態にしています。
撮影機材のリストは以下の通りです。
RED DSMC2 HELIUM 8K S35
7K 16:9 23.98P / REDCODE 6:1 / ISO:800
RED KOMODO 6K
6K 16:9 23.98P / REDCODE MQ / ISO:800
・RED DSMC2 HELIUM 8K S35
・RED KOMODO 6K
・Canon EF 16-35mm F2.8L III
・Canon EF 24-70mm F2.8L II
・Canon EF 24-105mm F2.8L II
・Canon EF 70-200mm F2.8L II
・Libec SWIFT JIB50 Kit
・Libec TR-320 トラッキングレール
・DJI RS2 Pro Combo
・Aputure LS 600d Pro
・Aputure NOVA P300c
・Kino Flo Celeb 450
2. グローバルシャッターの効果
本作では、グラフィック撮影の現場を舞台にしたシーンがありますが、ここでは RED KOMODO に搭載された「グローバルシャッター」の性能が発揮されています。
一般的なデジタルカメラでは “ストロボ” の閃光を撮影すると、光が白いブロック状になる「ローリングシャッター現象」という問題が起こります。本作でも HELIUM で撮影中にこの現象が発生しましたが、カメラを KOMODO に切り替えることでこの問題を解消しています。
これは RED などの高性能なモデルを含め、CMOS イメージセンサーを搭載した、あらゆるデジタルカメラで起こる可能性のある問題ですが、具体的にどんな場面で起こるのか?またそれをどう防げばいいのか?以降、電子シャッター のしくみを簡単にまとめていきたいと思います。
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