ライフイズストレンジ2 5章 狼たち
遂に迎えてしまった最終章。
長かったような、短かったような。いや、長かった。
2人の逃亡も、これで終わりとなるのでしょうか。
兄弟たちの未来は?一緒にいられるのか?無事にメキシコまで行けるのだろうか?様々な不安が頭をよぎります。
手を震わせながらコントローラーを握り、最終章を始めました。
ものすごく綺麗な朝焼けと渓谷が映し出され、
ダニエルがショーンに抱き着いて寝ている場面から始まった。
髪型もすっかり元に戻り、ショーンに甘える事も覚えたようです。
「起きて!ショーン!見て!すごくキレイ…」と言うダニエルに続いてショーンも崖の近くまで寄って朝焼けを眺める。
朝焼けをバックに、2人がハグをしている場面があまりにも綺麗で、素晴らしくて心に響く。字幕版でプレイをしていましたが、ショーンはここで「I love you」とダニエルに声をかけるんですよね。きっとお父さんの事があってから、思った事は後悔しないようすぐ口に出す癖が付けたんだろうな。
ダニエルが遠吠えをしたので、ショーンも続いて遠吠えをした。
2人でなんでも乗り越えてきた。この狼たちなら何でもできる。
「僕らの絆は永遠だ!」と言うダニエルを見て、あぁ、きっともう反抗しないんだなぁと感じた。お互い本当の愛を持ち、ダニエルもショーンも、すごく強い絆で結ばれたんだ。いちいち突っかかってくるようなこともない。
まだリスベスの夢を見るんだ…追ってくるような気がすると怖がるダニエル。やっぱり殺しておけばよかったなぁ!!?!?
俺がいるから大丈夫だよ、となだめた。
「僕たちって犯罪者なの?」と聞かれたので「そうだ」と答えました。犯罪者であることは変わりないし、やってきたことが褒められるような事でないのは明らか。ダニエルはもう大人なので変な嘘はつかない。
狼兄弟の話をしているとダニエルが入り込んできて、ショーンは「おいおい」と止めたけど、ダニエルは「でもこれは僕の物語でしょ?」と言います。その通り。プレイヤーはショーンを操作しているのでショーンのお話なような気がしますが、ダニエルのお話でもあるのです。
持ち物や周りを見ていると、どうやらここはアウェイという場所で、カレンが暮らしている社会から分離された居場所のようです。
スケッチブックを取り出し、景色を描いていたらショーンが僕を描いて!って言うので大胆不敵に描いたらヴィランになってもた。こんなつもりでは。
ダニエルも「うわ」と引いてるwwまあまあ…これもかっこいいでしょ!
近くに点々としている荷物をしまっていると手伝うよ!と言ってくれたので力を使って少し遠いものを拾ってもらいました。力の使い方も随分わかってきたみたい。農園で自慢ぶってた頃とは全く違います。
このアウェイではダニエルの力も自由に使っているみたいで、変な風にはやし立てる人もいないし、すごく良い環境だな~と思ってしまった。無理に国境越えなくても、このままここにいてもいいのでは…。(プレイヤーの心情)
ダニエルがサソリを浮かして遊んで?ましたが、特に怒れるような兄でもないので急げ~と言っといた。兄の犯罪歴、見る?ひっくりけえるぞ(1章で決めた、良き兄=犯罪をしないという定理は崩れています)
アウェイへ戻るために山道をダニエルと一緒に下ります。
他愛のない話をしつつ…途中ダニエルを助け、ダニエルに助けられ。
アウェイまで戻ってくると3人で暮らしているであろうトレーラーがありました。カレンはパンケーキを焼いてくれてたけど、ダニエルはジョアンのところに行ってしまった。ショーン以外の人間と触れ合う機会が多いのも、ダニエルにとってはものすごくいい刺激になるし成長できるはず。
トレイラーにはジェイコブとサラから手紙が来ていました。私はお金を渡さなかったんですが(10ドルで森に突っ込まれたのがトラウマなのでジェイコブはあの頃のショーン達に比べたらまだお金あるし生活できるでしょって思った)どうにか抗生物質を買っていい方向に進んでいるみたい。よかった。
それと、キャシディからの手紙も。相変わらずフラフラしているようですが、締めには君に会いたい。また一緒に泳ぎたい。メキシコに着いたら連絡しろ~!って書いてあって、キャシディの忠告も聞かずに強盗して怪我までさせてしまったというのにどれだけショーンに惚れてしまったんだ…
無事にメキシコに着いたら一番に連絡するから待ってろ~!(フラグですか?)
それからパソコンを開いてブロディのブログを読んだ。ものすごく引き込まれる文章だった。
「親や兄弟というのは、たまたま血筋が繋がっているだけの相手だ」という文章が刺さった。
ライラのSNSには、ライラが体調を崩し、入院していた事が書いてあった。ごめんねぇ…でも今は2人で精いっぱいで、ライラの事まで気にかけてあげる余裕がない。それに今や重犯罪者なので…巻き込めない。
メキシコに着いて落ち着いたら連絡するかもしれないししないかもしれない(私自身ならしません)(薄情)
1章からず~っと持っていたUSBがここで突然使えるようになってビックリした。すごく懐かしい写真の数々。こういう演出大好きだなあ
アウェイをフラフラしているとジョアンと出会った。
芸術家ぽくて、手を貸して~って言われる。ダニエルもジョシュアを気に入ってるみたいですごく懐いている。
ダニエルの力を指示して創作のお手伝いをした。
家の前でゆっくりと2人でコーヒーを飲んでいたアーサーとスタンリーにも会って望遠鏡を返します。
ここの人たちは過度に干渉してこないんだろうな。
農園の時よりも全体的に年齢層も高いし。私も昔は叔父さんが大好きだったので若い人より、何でも言えて何でも頼れるような気がするの、分かる。
アーサーとスタンリーがキスしていた事をダニエルに変かな?と聞かれたけど変ではないよ。と教えてあげた。
スタンリーも結婚して子供も出来たけど自分の気持ちが抑えられなかったんだ、って言っててカレンと一緒だなって思った。でもここにはそれを責める人も、変に気にする人もいない。アウェイはそういうところが居心地がいいのかもしれないね。
突然ダニエルが変な声出して宝探しを始めたので付き合った。
すぐ終わっちゃったけど。かわいいな。
宝探しが終わると、カレンが戻ってきましたが…
デイビッドってクロエのお父さんのデイビッドかよ!?!?!
ライフイズストレンジ2やってて一番でかい声出た。ほんと。
オオオオオオ…生きてたんだ…………あのアルカディアベイを知っている人がいてよかった…うれしい…私が犠牲にしたせいでこの世界にはアルカディアベイの人は残っていないと思っていたので。
ただ、ジョイスおばさんは亡くなってしまって(私が殺したんだよな)居場所を求めてアウェイに来たんだって。怒りっぽい義娘もいて~でも和解した!って言うから涙でそうだった。
紆余曲折あっただろうけど、いい関係になれたんだ。よかった。
車の荷物を運び終え、カレンとアウェイはどう?なんて会話をした。
カレンは家族水入らずで過ごしたいというので3人で渓谷へ。
とても美しい景色を見ながら3人で助け合いながら山道を進みます。
プレイヤー的には「もうここにずっと居れば…」と思っていたけど、どうやらそうもいかないみたいだ。警察に尻尾を掴まれていると教えられる。
アウェイのみんなにまで迷惑は掛けられない。今こそ意を決してメキシコへ行くしかない。ダニエルの寂しそうな声が苦しい。
頂上で、独立記念日用に買ったんだけど…とカレンが持ってきた灯篭を灯し、3人で飛ばしました。
あんなに隔たれたはずの親子だったけど今はこうして一緒に過ごせている。
カレンにとっても罪償いの期間でもあり、ダニエルにとっても母親と一緒に過ごせた期間が出来たんだと思うと気持ちは晴れやかだった。
翌日、アウェイを出ようとするとカレンが車を手配してくれていた。
カレンは自分は放火の件で追われているから、2人を国境超えさせるために自分が捕まると言います。「ありがとう」カレンは捕まる覚悟をしてまで息子たちを守りたいと思ってくれたんだ。
カレンの覚悟を邪魔することはできない。
デイビッドが話があるというのでトレーラーへ向かいます。
先に中へ入るとキッチンに
クロエとマックスが2人で微笑んでるインスタント写真ンン~!?!?!?
わ、わたしはこれが見たかったんだ…アルカディアベイを犠牲にしてでも2人が一緒に生きる未来を掴みたかったんだ…そのためにたくさんの人を犠牲にした。ジョイスおばさんも犠牲にした(ダイナーのメニューがわざわざ額に入れられてて泣きそうだった)でも2人がいればそれでよかった。
私にとって一番最高の未来を見せてくれて本当にありがとう。
デイビッドから自首して罪を償えば思ったより早く幸せを掴める。自首も手段のひとつである、と促されますがここまで来て自首なんて!!と思った(この時は)
話の途中でクロエから電話が来たんだって!!すっごく仲良さそうだ。マックスとクロエはまだずっと一緒にいるみたいで、またアウェイに遊びに来ようとしてるみたいだね。
は~ほんとによかった。LiSで私が望んだ未来になってくれた。やっぱり後悔なんてしていない。
アウェイのみんなにお別れの挨拶をして回ります。
ダニエルはジョアンを離れるのが寂しくて、ギリギリまでここにいていい?と聞いてきます。名残惜しいよ…。
カレンのトレーラーに手紙を書き残した(出だしはカレンへ)
こんなに良い居場所なのに、アウェイまで巻き込んで農園の二の舞にしたくないもんね。ありがとう、カレン。ありがとう、アウェイ。
最後にカレンとハグをしました。この期間を通してきっとショーンとカレンは親子になれたよね。ショーンもきっとこの期間が大事なものだったはずだ
アウェイを離れ、車を走らせます。また、兄弟2人だけになった。
でももう最初の頃とは違う。目的地はすぐそこだ。随分近くまで来た。
車内でダニエルは「プエルトロボスに行ってどうするの?知り合いもいない。いつまで暮らすの?」「メキシコに行っても僕はスペイン語も話せないのに上手くやっていけるか分からない」と吐露します。
そう、3章でも思いましたが思い返すとダニエルから「プエルトロボスへ行きたい」と言ったことは少ないのです。
ここまで来て「ダニエルはメキシコに行きたくないんじゃないか」という不安に駆られる。でも、ここで止めたら今までショーンが信じて来た道はどうなる?ここまでしたのに、もうすぐそこに国境があるんだ。行こう。
そして、着きました。大きな壁。この向こうはメキシコです。
車を降り、壁を見つめて、ダニエルに力を使ってもらいます。
めちゃくちゃキツそう、でも頑張れ。
どうにか、壁が開いた。
が
そんなにうまくいかないんだこのゲームは
ダニエルが撃たれた。また…またか…また目の前で人が撃たれた。
どうやら不法移民を取り締まるパトロールみたいな人たちが居たみたいだ…ショーンは麻袋をかぶせられ、ダニエルも意識を失ったまま連れて行かれてしまった。
そして…警察署。もう、もうここまで来たのに。すぐそこだったのに…
檻の中でメキシコ人夫婦と少し話をしました。子供はアメリカ人にしたいんだって。すごい、日本にいるとこういう事は一切考えないよな…。
メキシコに居ればアメリカが輝いて見えるんだろう。隣の芝は青いってことだ。どんなにショーンがアメリカはそんなに良い国じゃないと言っても、夢を持つことは自由だと言われてしまった。価値観が違うのだからこればっかりは仕方ない。
ショーンは取調室で事情聴取をされます。「最近の子はなにをするか分らんな」等と言われたが、やりたくてやったのではなくやるしかなかったからやったのだ。何も事情も知らない人にこうして言われるのは腹が立つ。
しばらくすると電気がチカチカ…外が騒がしい…オ!来たな!
ダニエルが力を使って助けに来てくれました。怪我大丈夫か;;
ドアを吹っ飛ばしたついでに吹っ飛んだ警官を心配してあげてる。
脈あるから大丈夫よ!!!!
メキシコ人の夫婦を逃がした。これからショーンとダニエルも国境を超えるんだ。この人たちは4回目だって言ってた。今度こそ、無事でアメリカへ渡って子供を産んでほしい。それもひとつの幸せの形だと思う。
自警団をシメようとしたら「僕らはそんなことしない!」って拒まれた。 あ、うちのダニエルめっちゃいいこかも
どうにか警察署を抜け、警官にロッカーをぶつけて出口まで出ます。
車に乗り込み、もう一度国境へ向かおう。
車内ではダニエルが「今日は独立記念日だね」と会話を始めます。
お父さんのいない独立記念日は始めてだね、と、毎年花火を楽しみにしてたよね、なんて懐かしい話をした。
ショーンは「この国を誇りに思ってた」と言います。(過去形…)
国境付近まで来た。
そこには大量のパトカーと銃を持った警官。
ショーンは少し諦めたように車のエンジンを切り、話をします。
お父さんが撃たれた瞬間を毎日思い出す
時間を戻せたらどんなによかったか
ここまでショーンなりに頑張ってきたつもりだ。 と
常に正しい事をしろ、正しく力を使え と伝えます。
そして、
ダニエル・ディアスである事を忘れるな
と伝えました。
「じゃあ、兄弟狼の結末は?」
ここまで来た。ショーンはずっとこの先の未来を見て生きてきました。
自首をするために私はショーンの旅をしていたわけじゃない。
「 国境を 超える 」
意を決したショーンは、エンジンをかけ、警察がいるゲートへと走り出します。ダニエルに力を使うよう促し、車を飛ばしたりしてもらいましたが、その間も「やりたくない!もう誰も傷つけたくない!」と抵抗していた。
そして
「ごめんねショーン。引き返さないでね」
と言って力を使い、国境のゲートを開き、自ら車を飛び降りたダニエル。
ああ、私のライフイズストレンジ2は、ここで終わってしまった。
2人で一緒にいることは叶わなかった。なんて悲しい事だろう、と思った。
でも、最後に警察に捕まった時のダニエルは、もう子供ではありませんでした。ショーンに守られてばかりの子供ではなく、自分で自分の決断をした一人の人間の顔でした。
その顔を見た時、「プエルトロボスに2人で行く」と決めた事が自分のエゴだったと気付き、涙が止まらなかった。
もちろん、2人で国境超えをするエンドがある事も知っていますが、自分はダニエルに犯罪をさせず、ダニエルを守りながら、2人でプエルトロボスへ行くなんていう能天気な事を考えていたのだ。(それが最良かはさておいて自分が目指していたゴールだったので)
警察に囲まれた時点で、ダニエルが周りの警察を吹き飛ばしてまで無理やり国境を超えてくれる事はないだろうとどこかで感じていた。
ものすごく酷い話ですが、いっそこのまま2人で死んでしまえたら…と考えた
でも、ダニエルはプレイヤーのエゴを押し付けさせてくれなかった。
ショーンと共に国境を超える判断を捨て、「自分はここに残って罪を償う」という選択をしてくれたのだ。
プレイヤーが思っていたよりも、ショーンが思っていたよりも、ダニエルは成長していた。
今までずっとダニエルを守っていたショーンを見て育ったダニエルが、ショーンのために力を使って守ってくれたのだと思った。
そう思ったらこれは悲しいことなんかじゃない。
2人が決めて進んだ道なんだと納得して飲み込むことができた。
これはショーンの物語でもあり、ダニエルの物語でもあるのだ。
その後、ダニエルは保護観察下に置かれ、自宅付近からは出られないけど
祖父母と暮らし、クリスとも再会し、すくすくと育っていました。
あの特別な力を使い、バスを助けたり、ボランティアもしている。
まさにショーンが教えたように”正しく力を使って”生きていました。
(この場合の”正しい”は、私は1~3章で一貫してダニエルに犯罪をさせないようにしていたので「自分のためではなく人のために使う事」です)
懐かしい祖父母の家が映し出され、大きくなったダニエル。
ショーンと同じ歳くらいになったんだろうか。足にはGPSがついている。
力の件もあって保護観察はまだしばらく取れないのだろう。
ビーバークリークの穏やかな冬を過ごしています。
電話先はお母さん、カレンです。カレンももう出所出来たのかな。
おばあちゃんから手渡された手紙には、写真が数枚。
メキシコの綺麗なサンセットと、ショーンとキャシディ。
キャシディ、ほんとにメキシコまで来てくれたんだね。ショーンがひとりぼっちじゃなくてよかった。
手紙には砂浜の砂が入っていて、大事そうにダニエルは握りこみます。
きっと離れていても、2人の心がある場所は同じです。
私はたくさんミスもしただろう、たくさん悩んだし、たくさんダニエルを傷つけた。それでもこの2人の旅を見守れて良かったと思えた。
この体験は一生忘れないだろうなと、エンディングを見ながら考えていた。
FF15をクリアした時と同じだ、これはゲームであり体験だった。
あまりにも心に残るゲームでした。
プレイするよう勧めてくれた友人たちに感謝。
そして制作陣の皆様、
ショーンとダニエル、ありがとう。
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