【効率化】iPhoneで最速で生成AIを呼び出す方法5選
ChatGPTとか生成AIを呼び出したいときに、ホーム画面から、生成AIのアプリを探してタップするのがめんどくさい!!!
そんなものぐさなあなた(私)のために、最速で生成AIを呼び出す方法を検討してみました。ここでは、ChatGPT、Claude、Gemini、Perplexityを対象とします。他の生成AIを愛用している人も、応用してみてください。
下準備(ショートカットの設定)
ショートカットを多用しますので、事前にショートカットアプリで生成AIを呼び出すショートカットを設定しておくことをオススメします。
ChatGPTとPerplexityは、後で見るように呼び出しやすいのですが、Geminiは「Appleに便利に使わせまい!」という意志を感じさせるので、最低限Geminiのショートカットは作っておきましょう。
まずiPhoneでショートカットアプリを開き、右上の「+」を押します。
「新規ショートカット」の右の「v」を押して、名前を「Geminiに聞く」とか適当に変えてから、下の「アクションを検索」を押します。
「アプリ」と入力すると下に出てくる「アプリを開く」をタップします。
こんな画面↓になるので、「アプリ」をタップして開くアプリを指定します。
アプリ選択画面の検索窓で「Gemi」ぐらい入力するとGeminiが出てくるはずなので、タップします。もし出てこなかったらGeminiアプリをインストールします。
下のような画面↓になったら、右上の「完了」を押して完成。
こんな風に↓Gemimiを呼び出すショートカットができているはずです。
同様の手順でChatGPTやPerplexityを呼び出すショートカットも作っておくと、便利です。
ChatGPTやPerplexityは「アクションを検索」で検索すると出てきます。(Geminiのように「アプリを開く」から呼び出す形でも問題はありません)
ChatGPTはこんな選択肢↓があります。「Start conversation with ChatGPT」で良いかと思います。
こんなショートカット↓ができあがります。ショートカットの名前はお好みで適当に変えてください。
Perplexityも、「アクションを検索」の選択肢に出てきます。
「新しい検索」で新しいチャットが始まります。課金ユーザーは「新しいPro検索」が良いでしょう。
さて、やっと下準備が済んだのでこれからが本番です。トップ5を発表!まずは5位から!
5位 ボーカルショートカットで開く
iOS18から追加された、音声ショートカットです。
自分の声で登録したフレーズで、機能を呼び出すことができます。これで、「屁意!尻」と言わなくても済むわけです。
設定→アクセシビリティ→ボーカルショートカットをタップします。
「ボーカルショートカットを設定」をタップ
「続ける」をタップします。
「アクションを選択」画面で「ショートカット」から、「下準備」で設定した生成AI呼び出しショートカットを選択します。
そのショートカットを呼び出す「カスタム語句」を設定します。何と発声して呼び出すか、ですね。
3回発声して、音声を登録します。パープレクシティ。言いにくい。
これで、準備完了です。
アクションが設定できました。最後に「ボーカルショートカット」をオンにするのを忘れずに。オンにすると、画面一番上にオレンジ色の印が点きます。これが、iPhoneが音声を聞き取っている印です。
「ボーカルショートカットで開く」の長所と短所:
長所
スマホがスリープしていなければ起動できる。ロック画面でもOK
手が塞がっていても、大声を出せばOK
短所
声を出さないといけないので、周りに人がいる場所では使いにくい
常時マイクがオンになるのでちょっと不安
音声はクラウドじゃなくてiPhone上で処理されているようですが、それでもずっとオレンジ色の点がついているのは、ずっと聞かれているようで、あまり気分がいいものではないです。
ただ、手が使えない場面において便利な機能であるのは、間違いないでしょう。
4位 コントロールセンターから呼び出す
画面の右上から下にシャッと指を滑らすと出てくる、アレ↓です。ここに並んでいるアイコンから生成AIを呼び出せます。
設定方法
空いているスペースを長押しすると、編集できるようになります↓
下の「コントロールを追加」を押して、追加する機能を選びます。下にスクロールして探してもいいですが、「コントロールを検索」のところから探すと早いですね。
ChatGPTは2つ選択肢があります。「Open ChatGPT vo…」(見切れている)は、対話モードです。私は普通の「Open ChatGPT」を使っています。
Claudeは「Open Claude」だけですね。ちなみにアイコンが、パッと見でわかりにくい。
Perplexityは3つから選べます。「何でも聞いてください」でいいですかね。
ちなみにGeminiは選択肢に出てきません。そういうとこだぞ。
ということで、これがぼくの考えた最強のコントロールセンター↓
QRコードリーダー、Yahoo天気アプリの雨雲レーダー、懐中電灯もよく使いますよね(個人の感想です)
ちなみに、音声系のアイコンは紛らわしいものも多く、あまりオススメできません。みんな、どれが何のアイコンだかわかるかな?↓
「コントロールセンターから呼び出す」の長所と短所:
長所
アプリアイコンを探す手間が省ける(覚えろ)
ChatGPT、Claude、Perplexityを呼び出せる
ロック画面からも呼び出せる(が、後述の「ロック画面からの呼び出し」の方が早い)
短所
コントロールセンターを呼び出すのに一手かかるので、あんまり早くない。
Geminiは呼び出せない
紛らわしいアイコンがあるので注意
3位 背面タップで開く
使っている人を見たことがありませんが、iPhone背面のダブルタップやトリプルタップに対して、ショートカットを割り当てられます。
設定方法
設定の「アクセシビリティ」を選択
「タッチ」を選択
下の方の「背面タップ」を選択
設定したい項目(ダブルタップかトリプルタップ)をタップする。
アクション選択画面で、下の方にスクロールしていくと「ショートカット」が出てくるので、「下準備」で作成した好きなショートカットを割り当てます。逆に言うと、背面タップでの生成AIの起動は、ショートカットでしか割り当てられません。
設定すれば、このように背面ダブルタップや背面トリプルタップで生成AIを呼び出せるようになります。
背面タップは、さまざまな場面で発動できるのが強みです。
ロック画面でも、画面を見ながら背面タップしてみたところ、Face IDが発動してちゃんと開いてくれました。
Face IDが動作しないよう、画面を見ずに背面タップしてみたところ、下のようにロック解除が求められ、解除するとちゃんと生成AIが呼び出されました。
一方、スリープ中はさすがに反応なしです。
「背面タップで開く」の長所と短所:
長所
ワンアクションで起動するので早い!
どの画面からも開ける。ロック画面でも!
iPhone 8以降、iOS 14以降の幅広いモデルに対応している
短所
結構強めにタップしないと発動しないので指が疲れる
スリープ画面では発動しない(短所というほどではないか)
スマホを置いた振動でダブルタップが暴発することがある(ので、音声対話モードを割り当てるのはオススメしない)
2位 ロック画面のウィジェットから開く
ロック画面のウィジェット(時計の下にアイコンを配置できる↓)から、生成AIや他の機能を呼び出すことができます。
設定方法
ロック画面を長押しすると、カスタマイズ画面に入れます↓
左のロック画面をタップします↓
時計の下のスペース↓をタップします(この画面は設定後のものです)
「ウィジェットを追加」が開きます↓
下の方にスクロールすると、ChatGPTがあります
ChatGPTは選択肢が2つあります。通常のチャットモードと
ボイスチャットモードです。音声対話ですね。好きな方を追加しましょう。
Perplexityも追加できます。
Perplexityはなんと5つもモードがあります。最初は通常のチャットモード。
2つ目は課金ユーザー向けのProサーチ。
3つ目は音声での入力。対話モードではありません。
4つ目は画像での入力。
最後は音声対話モード。コントロールセンターのところでも触れたように、アイコンがわかりにくい。
「ロック画面のウィジェットから開く」の長所と短所:
長所
ロック画面からはほぼ最速!
短所
ロック画面でしか使えない
ChatGPTとPerplexityしか呼び出せない(ClaudeとGeminiは不可)
ふと思い立って検索したくなるとき、iPhoneはスリープ中のことも多いでしょう。となると、ロック画面からアクセスできるこの方法は、意外と活躍の場面が多いのかもしれません。
1位 アクションボタンから開く
「アクションボタン」とは、iPhone15 Pro以降から搭載された、左側の音声調整ボタンの上にある物理ボタン↓です
設定方法
設定→「アクションボタン」で設定します。
生成AIを呼び出せるのは、右から4個目の点の「コントロール」か、右から3つ目の点の「ショートカット」です。
「コントロール」の中身は「4位 コントロールセンターから呼び出す」と一緒で、ChatGPT、Claude、Peplexityを呼び出せます(Geminiは呼び出せない)。
「ショートカット」の方は、デフォルトでChatGPTとPerplexityに対応、登録すればClaudeもGeminiも呼び出せるので、できることの幅が広いです。
まず「コントロール」から。
「コントロールを選択」をタップすると、名前の通りコントロールセンターに登録できる項目を呼び出せます。そう、できることは「4位 コントロールセンターから呼び出す」と同じです。説明は省略します。
次は「ショートカット」です。右から3つ目の点を選んで、下の赤枠の部分をタップすると、割り当てるショートカットを選べます。
例によって、ChatGPTとPerplexityは元から選択肢に出てきますが、ClaudeとGeminiは出てこないので「下準備」の手順でショートカットを作成しておく必要があります。
ChatGPTは選択肢がたくさんあります(「ChatGPTに聞く」は上で作った自作のショートカット)。
「Open ChatGPT Search」はweb検索がONになった状態でアプリが開きました
「Start conversation wi…」(見切れてる)と「Open ChatGPT」は、web検索がOFFになった状態でアプリが開きました
「Ask ChatGPT」「Start a new chat」はアプリが開かず、画面上に質問窓が開きました。
回答もポップアップの窓で返ってきます。
ただ、回答までに10秒くらいかかりました。たまたま?
説明は以上です。
私は「ショートカット」にPerplexityを割り当てて使っています。
ChatGPTとPerplexityを割り当てたい人は「ショートカット」
Claudeを割り当てたい人は「コントロール」
Geminiを割り当てたい人は、ショートカットを作成して「ショートカット」
を使うと良いかなと思います。
「アクションボタンから開く」の長所と短所:
長所
ワンアクション、最速!
どの画面からも使える(スリープ中でも!)
短所
iPhone15 Pro以降しか使えない
最速!!ロック中もスリープ中でもワンアクションで発動、性能としては文句なしにこれで決まりです。唯一、iPhone 15 Pro以降しか使えないのが欠点です。
以上、トップ5でした。
まとめ
1位 アクションボタンから開く
2位 背面タップで開く
3位 ロック画面のウィジェットから開く
4位 コントロールセンターから呼び出す
5位 ボーカルショートカットで開く
スクショ貼りすぎて疲れた。
機能としては、iPhone 15 Pro 以上の人はアクションボタン一択ですね。
あとは、ChatGPT、Claude、Geminiなど、複数の生成AIを使い分けたい場合はどうするかですが、私は以下のように設定しています(仕込みすぎ)
1位 アクションボタン
Perplexity
2位 背面タップ
ダブルタップ: ChatGPT トリプルタップ: Gemini
3位 ロック画面のウィジェット
ChatGPT、Perplexity
4位 コントロールセンター
ChatGPT、Claude、Perplexity
5位 ボーカルショートカット
なんか怖いのでやめた
太字がよく使うやつです。私がPerplexity推しなのは、Zoomに課金したら1年Perplexity Proが使えるようになって、使ってみたら便利だったからです。レビューはこちら。
他の生成AI関連の記事はこちら。
生成AIはとっても便利。思いついた瞬間に呼び出せるように仕込んで、より便利に使いましょう。この5つの方法を身につけて、ライバルに差をつけろ!
おしまい。