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そこは軍隊だった

看護学生は看護学校のシンボル、ナイチンゲールの目の前で誓いを交わした。看護師になろうと。

だが、医療界はそれだけでは許してくれない。

お国(病院)のために従順な兵士になれ

そう看護学生に示してくるのである。

「私が入ってきたら、一瞬で立つのよおお!!ここは軍隊です!それができなければ看護師なんかになれないわよ!!!」

看護学校1年の夏、初めての実習で学院長に怒鳴られた。

え??入る専門学校間違えたか???笑笑
学校名を何度も見返す。


先生(要するに看護師)の言うことは絶対。
アルバイト禁止。
附属の看護学校だから、附属の病院しか就職は許さない。

凄い文化だった。

アルバイト禁止令は、学業に支障が出るから、という理由だったが死活問題。

教務室に行き、アルバイトをしたいと話すと
「奨学金を借りれないの?」と看護教員から言われる。挙げ句の果てに「家族や親戚からはお金は借りれないの?」と言われた。

「借金はあまり作りたくないんで笑」と半笑いで返答。

アルバイトはもちろん学校には言わず、最大限にしていた。

やっぱりおかしいよ、看護学校。


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