久々のにじさんじ日記(やしきずのゼル伝、委員長のロストジャッジメント)
最近は色んな熱量が冷め気味で、にじさんじ振り返りシリーズも半端になったまま
なんとなく興味関心の浅い日々を過ごしておりました
まあ遊戯王マスターデュエルにハマってしまったというのもあるけど
このゲーム、デッキ組んだりソロモードで回してる分には楽しいけど
環境パワーカード嫌いで対人が苦手すぎて、半分虚無ってしまう悲しみ
やっぱり配信とか見てる間の方が心は平和なんよなぁと葛藤を抱えている
そんな中、見ていたのがいくつかのゲーム実況シリーズ
もともと自分は企画コラボ系が好きで、長い実況系そう見てなかった気がするけど
最近はゲーム実況をだらーっと見ているのが癒しの時間になっている
やしきずのゼル伝シリーズ
【ゼルダの伝説 時のオカリナ #1】通ってこなかった3Dド名作を今通る男【にじさんじ/社築】
一つはやしきずの64ゼルダシリーズ
ニンテンドー64の名作で、意外にもやしきずはこれをやったことがなかったという
初見プレイで懐かしのゲームに新鮮な反応をしてくれる
今見てもほんと作り込みのすごいゲームで、純粋にダンジョンギミックが面白いし
寄り道の遊び要素も本当に多い、むしろ射的場や遊技場が本編になる勢い
そしてやしきずのプレイスタイルは自力でしっかりクリアしようとするところ
初めての場面ではコメントをシャットアウトしてゲームに集中するので
視聴者のリモコンプレイにならず、ゲームを真っ向から楽しもうとする意志がある
極端なところでは、【時のオカリナ #8】にて
5連続で宝箱の左右を当てるという闇の確率ゲーがあるのだが
とあるアイテムを使うとそれを楽に突破できる方法があり……
それをコメントのヒントで気づいてしまったやしきずは、その方法を封印
苦難の耐久ゲーが始まるのだった
正しいカギが入っている宝箱をなかなか引けず沼っていく
配信としても絵面が変わらず退屈な内容になりテンポも悪くなる
ただそのアイテムを使うだけで簡単に攻略できるのに……
さすがに諦めてもいいんじゃないかと、何度かそう思うタイミングはあった
だが、やしきずは呻きながらもトークを繋ぎこれをやりきったのだった
そしてそれをやりきったあと、ゲームの店主が放った言葉
「やったな! オマエこそ 真のギャンブラーだぜ。」
これを見てやしきずは、アイテムを使って真のギャンブラーって言われて嬉しいか?
俺はいま胸を張ってこの店を出れる、と言い
その瞬間たしかになあと、納得させられるものがあった
こういう感じでゲームの趣向に沿って、遊びを見出してくれるところも
ゲーム実況の実況者ならではの魅力というのも感じた
【ゼルダの伝説 ムジュラの仮面#1】超ド級の王道作品を今初めてプレイする男【にじさんじ/社築】
時のオカリナから続けて現在ムジュラの仮面をプレイ中で
この続編というワクワク感が良いなあ
ムジュラの演出ほんと怖いけどワクワクするっていう絶妙な神ゲー
委員長のジャッジアイズ、ロストジャッジメント
キムタクと一緒に探偵するゲーム【JUDGE EYES 死神の遺言 ※ネタバレあり!】
委員長のキムタクシリーズことジャッジアイズとロストジャッジメント
なんかヤクザとか出てくる戦闘アクションゲーなのかなって思ってたら
バリバリにストーリードラマ要素が強くて
視聴感としてはデトロイトやUNTIL DAWN、ライフイズストレンジとかに近い
委員長とこの手の人間ドラマ系のゲームは相性は抜群で
委員長の鋭い考察と、いい意味で茶化してくれることの多さで
めちゃくちゃ居心地の良いゲーム実況になっている
わりと殺伐としたバトルシーンでも委員長がオラァ!とか元気よく言ってくれるのも
メリハリがあってなんだか元気出る
こちらもシリーズものでジャッジアイズは実況完結済み
新たな物語のはじまり #1【ロストジャッジメント ※ネタバレあり!】
続けてロストジャッジメントをプレイしているけれど、前作も重かったけど
今回は「いじめと報復」をテーマにしていてまた相当重い内容になっている
敵が分かりやすい悪の勧善懲悪ものではなく
敵にも論理があり、色々と考えさせられてしまうような狂気と迫真さがある
ただ委員長は善悪に寄るわけでなく、どちらかといえば道筋を辿るように
出来事・人物の思考を追って、どうしてそうなったかに理解を深める姿勢で
俯瞰的で落ち着いたものの見方をするところに安心感がある
【#6 おいおい…まさかアイツがアレだったなんてな…】では
とある登場人物が、"自分が主立って手を下すことがないが
間接的な加害者であるのに、自分の被害ばかりを主張する"……という
非常に不快感を煽る、あるいは正義心を掻き立てられるような振る舞いをするも
委員長は「このキャラってちゃんとヘイト向けられるように出来てるよね」
といった趣旨のことを述べていて、ただ感情的にならず
ある種メタ的な視点で語っているのが印象的だった
今作重要人物の江原との接見シーンでは
いじめを断罪する力っていうのも、ある意味それも負の流れですからね
いじめた者は殺されて当然という思いにこそいじめが起きるロジックみたいなのも
詰まってるんじゃないかなあとわたくしは思っていて
と、言葉にしていて
その前のシーンの「ヘイトを向けやすいキャラ」に感情的にならなかったことからも
この委員長の言葉とスタンスが一貫していてすごいなあと思った
反射的な衝動にセーブをかけて、判断しなおす理性がある
実際、○○を許さないという正義心からくる私刑は怖ろしいものだと思う
その危機感を持っているからこそ、正義心に対して懐疑的でいられるのかもしれない
自分が悪だと思うものに正義心を燃やしているとき
人は気分が良くなる脳内物質が出るとかなんとかいう話もあるので
「心の正義マン」に抗うのは本当に高度な理性が必要なのだと思う
自分も最近マスターデュエルでドライトロン宣告者許せねぇよなあ!という
激しい不平や悔しみのようなものを抱くが、これもまたある種の正義心かもしれない
これが行きすぎると感情の肥大が抑えられなくなりそうであかん
そんな感じで誰しもこじらせそうな正義心があることを自覚させられる
これを楽しめる方向の感情にもっていけたら強いんだけどなあ
委員長はそういう闇の心を笑いに変換するのが上手く感じる
全然関係ないところから繋がるメンタルの話であった
ほんと色々考えさせられる良いゲーム&良い実況
クソザコ誤読でリスナーを悲しませちゃう委員長…【月ノ美兎切り抜き】
そして委員長が生み出した言葉、レッド・カニフィ(イケボ)がじわじわくる
思いのほか重要ワードでその後もよく出てきたから毎度思い出して笑ってまう
高度な理性持ちながらところどころ無邪気なの
これだから委員長はやめらんねぇ!
そんな感じで最近よく見てたお二人の感想記事でした
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