孤独感を和らげるには無視しないことと言語化して共有すること

一人暮らしをしていると、一度は必ず「孤独感」を感じることはないでしょうか。特に休日、何も予定がなく一日中誰とも話すことがない日は感じるかもしれません。そんな孤独感ですが、経験則として無視してはいけないと思っています。孤独感は心からのアラームであることが多いからです。


孤独感を無視していたらメンタル不調に

数年前の話ですが、仕事で転勤になった時の話です。実家暮らしで今まで育ってきた土地から、縁もゆかりもない土地に業務都合で転勤となり、一人暮らしを始めることになりました。


一人暮らしを始めた当初は楽しかったのですが、周りに知り合いがいなかったため、徐々に寂しさも覚えるようになりました。さらに仕事でも失敗が続き、「今の仕事で自分の居場所などないのでは?」と思うように。一人暮らしの半年後には、どうしたら今の環境から抜け出せるかといったネガティブ思考ばかり浮かぶようになりました。

休日も仕事のことが頭から離れず、ネットでストレス解消法を調べて実践してみましたが、気晴らしにもならず憂鬱な日々は続きます。
「もう、ダメかも」なんて思いながら、自分の状態について検索してみると、同じような状況の人が心療内科に行くネット記事を発見。ちょっとだけ検討しますが、自分の中で心療内科に行くほどではないと思っていました。


そして、さらに時間が経つと、いよいよメンタル不調に。

ある日仕事がどうでもよくなるほど辛くなり、仮病を使い休みました。
そこで、過去に心療内科を検討したことを思い出し、病院に行くことへ。本来は心療内科というのは数週間前から予約が必要であったため、即日行ける病院は限られますが、数か所電話をかけて診察を受けられる病院を見つけることができました。

そこでの診察でメンタル不調だと判明。治療していくことになるのですが、早期だったのと薬が体に合っていたので数週間でだいぶ回復しました。これは幸運だったと思います。

とまあ、色々あったのですが今は寛解判定をもらっており、題名から脱線するので割愛します。


このメンタル不調の感じたことは、自分が感じている孤独感を無視し続けると立ち直れなくなるということです。


孤独と向き合ってみる

孤独感は無視し続けそのままにしておくと、いつの日か爆発して心身に悪影響を及ぼします。そのため、まずは孤独感を認め、向き合わなければいけません。

ただ、どのように孤独感と向き合えばいいのかという答えを私は持っていません。私なりの孤独との向き合い方は、いつどのような時に孤独感を感じるか分析するくらいです。

例えば、一人で映画を見た後に孤独を感じたとき、それは「映画を見た後に感想を言う相手がいない」ことが原因なのかもしれません。ならば、noteやtwitterに感想を書くだけでも気持ちが晴れるかもしれませんよね。


そうやって、「なぜ自分は孤独だと思うのか」と客観的に考えることで、解決方法が見えてくるかもしれません。


孤独感を言語化して共有する

もしくは解決方法を見出せなくても、主観的でもいいので自分の孤独感と向き合い、その孤独感について文章を書くだけでも気が晴れてきます。そして、その文章化した内容を検索してみると意外と多くの人が同じことを感じていることに気づくことができると思います。


「孤独感の共有」というとなんだか矛盾した言い回しにはなりますが、同じことで孤独を感じているという共感は孤独感を小さくしてくれます。私の記載したエピソードも、誰かと共有できればと思い書きました。

こうやって孤独感と上手に向き合って、少しでもメンタル不調にならない人がいることを願っています。終わり。

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