前門のフロム、後門のKONAMI(前門)
today is friday in california
このnoteは、帰ってきた!ドカ闇Advent Calendar2023 の15日目の記事です。
※この記事には『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』『DARKSOULS Ⅲ』の一部感想、ネタバレが含まれます。 ストーリーの核心に触れるネタバレは避けるよう努めます
※あんまり過剰な発狂芸は近年控えているのですが、嬉しすぎて/びっくりしすぎてでかい声をあげる場面があります
ボォ〜ン(マップ切り替え音)
長き(約3ヶ月)にわたる陽桜市での退魔師活動を見届けたウミザリガニの背中は、
「よーしこれで海老原って一族が『イバラでなんか色々あったキャラクター』から『オレの物語のキャラクター』になった気がするな、交流してくれたみんな本当にありがとうしっかり楽しかった、これからもぼちぼち遊ぶか」と言い残し、
少しの定期(イデクラ等)をやった後
長き眠りについた
はずだった
ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON
C-4 621、覚醒しちゃった……
ARMORED COREはフロムソフトウェア発のハイスピードメカアクション。自分でパーツを組み替え、自分だけのロボをアセンブルして駆るのが魅力。
ストーリーはシリーズで割と独立しているらしく、今回はエネルギー物質『コーラル』を巡る、惑星ルビコン3と企業と独立傭兵たちの戦いへ、
雇い主『ハンドラー・ウォルター』と共にプレイヤーたる『強化人間C4-621』は身を投じていく……
という感じのゲーム。
2023年8月25日、10年ぶりの新作にめちゃくちゃ楽しそうな顔をする周辺の人々に釣られてつい買ってしまった。
初フロムゲーなのに
アクションゲーム全然やったことないのに
コントローラーまともに握ったことないのに
余裕でフルプライスなのに(セールなしSteam価格8000円近く)
まあ、これで操作が難しすぎて投げたら勉強代と今後フロムがアーマードコアの新作を出してみんなをニコニコにするための資金だと思っておこう……
そんな気持ちでAC6をはじめました。
Q:フロムゲーって救いがない系のイメージだけどウミザリガニの背中如きが耐えられんの?
A:ソロでプレイしてソロで味わう分には割と大丈夫らしい 既プレイ者に泣きつきはした
むずい〜おもしれ〜
AC6をプレイしたものはまずルビコプターにいじめられる。
プレイヤーに基礎操作を教えたあと強めの敵を配置するのがフロムのやり方とは聞いていたがこれほどとは思いませんでした。
単に私のアクション、フロム、AC経験が薄いのもありますがおそらく数十回は軽く死んでる。
最終的に全てのボタンをガチャつかせながらスタッガーするのを待ち殴り込む、というスタンスで無理やり突破しました。
だって自分もデカール作りたかったから。いろんなパーツで遊びたかったから。そこまで見ずに終えるのが既に惜しいゲームだったから。
見守ってくれてた人、ありがとう。
フロムゲー、死にゲーのイメージだからどっかで折れそうな気がずっとしてたんですけど『なんかできそうな気はするんだけど全然わからん』を繰り返して何かが見える不思議な味がした。
大体寝るか風呂に入ると操作が洗練されてクリアできます。
そうして出来上がったのがこちらになります
やっぱこのゲームアセンブルが楽しかったな……
自分の得意を押し付けるか、ステージに適した武器を選べれば難易度が変わる感覚がよかった。
私は案の定というか癖というか、装甲重め衝撃に強め火力高めゴリ押しスタンスになりました。フォロワーさんはもっとスマートな二脚の人とかもいるし、さらにでかいタンクもいます。個性が出るゲームって、いいよね。も〜そういうの昔からずっと好きなんですよ 己の解法があるゲーム大好きなんです
メインストーリー部分は完全ソロなので特に競ったりする場面がなく臆面もなく「お前がその気ならこっちも本気でぶつかってやるからな」と強武器出しても誰も咎めないのもよかった〜あー〜
ストーリー面もなんというか……思ったよりぬくもりはありました 厳しいけど、私の好きな味もした
全ての人が辛くあたってきたりかわいそう感を出してたら爆発してたかもしれないが、優しい奴もおもしれー奴もたくさんいたので命が助かりました。
ブリーフィング中にのりしお3倍ポテチ食べてるのバレたらスネイルに怒られるかな。
キャラクター単位での話をすると、みんなそれぞれ歯応えのあるキャラクターしてるレッドガン部隊のことみんなめちゃくちゃ好きになっちゃったよ……
あとホーキンスさんもめっちゃ良かったです ペイターくんもよかったチャティもよかった ネタバレですが大豊娘娘はいません ウォルターなんか当然最高
メカゲームはこれがはじめてなんですけど、定期更新ゲームの方で霧戦争(ロボットをアセンブルして戦う結構硬派な定期)をやっていたので、
「なんでだろう、APが体力であるということが一発でわかる……」とか言っていたのでとっつきやすかったのかも。
何故か赤熱するパーツのセクシーさとか逆脚のセクシーさって魂に刻まれてるっぽいんですよね。どこで拾ってきたのかわからないんですけど
メカに少なからず魅力を感じる人、霧戦争プレイ者にもおすすめできそうなゲームです!ストーリーと難易度は決して甘くはない(当社比)です!
いやチャプター1のあのへんとか3周目のあのへんとかゆるせないわ
ふて寝したあとクリアしたやつもあったわ
一応アクション不慣れ人でも3周できた生き証人には…なれるのかな これは完全に人によるとは思うのですが、ある程度脳筋でもかなりの事象を解決できました。
速度のあるゲームの印象だったので、3D酔いも心配だったんですが自分はそこまで出ませんでした。
自分でカメラをある程度調整できることと、自機が大体常に手前にいること、ターゲットサークル周りのゲージとかを見てると勝手に酔い止めになることなどが良かったのかもしれません。
いや〜しっかり3周したけど楽しかったな〜!
またしばらく惑星ルビコンに思いを馳せながら長き眠りにつくとするか
G873を名乗る男
そうして微睡の中
惑星ルビコン3の片隅で喫コーラルに興じていたウミザリガニの背中のもとに、
G873を名乗る謎のフォロワーから1通のsteamギフトが届く____
DARK SOULS Ⅲと火のないザリガニ
ウミザリガニの背中、ロスリック送り。
決して悪いことではなく、むしろ嬉しい類のプレゼントなんですけどそんな事あるんだ……
DARKSOULSⅢもフロムが生み出した高難易度サツバツアクションゲーム。こちらは各地のセーブポイントやボスを渡り歩きながらマップの探索をしていくスタイルで、アーマードコアとは手触りがかなり異なります。
ダクソ3では、プレイヤーである『火のない灰』は、滅びかけの世界を存続させる儀式のため、強大な力を持つ『薪の王』たちをとっ捕まえる使命を帯びて長い旅に出ます。詳しくはあまり多く語られないのでこれはG873からの言い伝えです。
ストーリー的には無印から地続きですが3から始めても大丈夫だそう。ジッサイやってて大丈夫。
というわけで、ある日突然無人島ロケを言い渡された若手芸人みたいな気持ちになりながら、脳を焼かれた独立傭兵改め火のない灰はロスリックの地へと赴く……
憧れは止められないんだ
独立傭兵だった名残でローリング回避しようとしてエスト瓶(回復アイテム)飲む、というのを何度か繰り返した後進んでいく。なぜボタン配置が微妙に違うのですフロム。
一対多を許すとだいたい死ぬし、飛び道具もちいるし、自分が使うとあんま使いこなせないのに敵が使ってる盾と長い武器は強いし、定期的に死角からアンプッシュしてくるしぬわ〜〜〜〜〜
AC6の比じゃないくらい死ぬ。
ボスもみんな挙動がセクシーすぎる。
死ぬようにできているんだよこのゲームは。
何度ソウル(通貨兼経験値。1回死ぬとその場に落とし、回収できず死ぬとロスト)を失い0ソウルで駆け回ったか。
最終的に「このゲーム2回死ぬとノーリスクで探索できるらしいな」と開き直った。
でも憧れが止まらない。
なぜかというとそれっぽい奥まったところにアイテムが落ちてたりするからなんですよ〜〜〜いいんですか私は好奇心を重んじるプレイヤーですよそんなところにそんなものを置いたらほいほい脇道に入ってしまいますよここの行き止まりとか隠し通路ありそうだな攻撃してみよう。おやレバーがあるぞ引いてみようあっムービー入っちゃった エヘヘ
このゲームの面白みを、私は探索とNPCの絡みに結構見出している気がします。ボスも倒せたら面白い。
新しいエリアでアイテムを探して漁り回ったり新しい敵に会う(そして死ぬ)のがたまんね〜な……えっあのエリアボスいたんですか?正規ルートはあっち?知らなかった……そんなの……
この好奇心が仇となり、特定のエリアまで進行するとフラグが折れて死ぬNPCが一人やられてしまったりもしています。ごめんな……私が好奇心旺盛なばっかりに……
このゲーム、おもしれー奴もやべー奴も等しく、NPCの命も軽いことこの上ないです。自分から殴ることもできる。
プレイヤーの選択によって運命が変わる奴もいますが、正直『NPCがどう死ぬか選ぶ』くらいの気持ちがある。我ら火のない灰は、使命を終えてから死ぬか道中でくたばるかだ。たぶん。
ちなみに無印ダクソを経験した灰のお方は、誤って攻撃しないよう、人に背を向けて話すのが癖づいたそう。これも愛ゆえに……
戦闘面の話もしておこう
戦闘面はビルドが決まってきたらグングン面白くなりました。ACもそうだったな……
最初から重めの武器を持つステータス傾向はありましたが、結果として脳筋です。
もうデカい斧の風圧で敵を威圧しながら相手が武器を振るより早く斧を振った方が勝ちなんですよ……
最初はもっと盾でパリィとかしたいと思ってたんですけど難しかったです。そのうちチャレンジしたい。やってみてつくづく思いますけど、変な犬兄貴こと豆次郎氏(動画投稿者)のパリィとか回避の精度がおかしいだけだと思いました。
▽変な犬兄貴の動画は下ネタで笑い散らかせる人ならおすすめ
ダクソもステータスを自分で振り分けて戦闘スタイルを決める、という形なだけに、周りでプレイしてる人で見事に戦い方がバラバラでそれだけでも見てて楽しいです。己の解法があるゲームが好きだ…
鞭や両手剣にエンチャントをかけてカッコよく舞い踊るもよし、
重い鎧を纏い回復の出来る屈強なイケメンになってもよし、
堅実に剣と盾で相手と真剣勝負をするのも良いし、
次々と魔法を駆使してクレバーに戦うこともできる、いいゲーム。
好み、経験や操作の慣れによるビルド難易度上下はあるとは思うけど、(私の脳筋スタイルはかなり初心者向けのはず)
『これ使ってみたいなあ』を目標に進めるのも悪くないなと思える。
あと他にも頭上から降ってくるスライムが許せない話とか、デカい中ボスを若干ズルして倒した話とか、無名の王が強すぎる話とか色々ありはするのですが流石に長くなるのでこの辺りでしめておきます。もっと小道具とかも使えるようになった方がいい気もする。
フロムゲーをやってて思うことは、強敵を倒した時に『よっしゃーー!!!』と脳内物質が出てくるんですよね。何かじんわ〜ってする。ダクソは協力プレイもできる(※PvP乱入の可能性あり)ので本当に無理だったら友達呼べるのもまた違うエキサイティングを味わえて楽しいですね。
こういう『よっしゃーー!!!』の脳内物質を求めて、人は刺激あるコンテンツに足を踏み入れるんだなあとぼんやり思いました。
執筆時点ではようやく1周目クリアしたくらいなので、まだ見ぬエンドを求めて今後もぼちぼち遊んでいこうと思います。
あ〜もうほら見てくださいこんな細い道を見せられたら入らずにはいられませんじゃあ俺大書庫でエストすり減らしながら迷子になってくるから……
あとのリンク集など
【ドカスリンク】
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