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「町から玄米茶が消えた日」日記(2022年11月19日)
町から玄米茶が消えた。
セブンイレブンからも、ファミリーマートからも消えた。
先日、屋敷の近所のセブンイレブンのお茶コーナーに玄米茶がないのを見つけたときは、「またオーナーの横暴か。」と早合点し、
ここしばらくは冷ややかな気持ちでジャスミン茶を買っていた。
しかし今日、出先のコンビニで、愚かにも、私はやっと異変に気付いたのである。
日本中のコンビニから玄米茶が消えている。
慌てて、スマートフォンに「セブン 玄米茶」と入力する。
表示されたサジェストの「セブン 玄米茶 なくなった」を、藁にも縋る思いでクリックする。
しかし、検索結果に表示されたのはほとんどが「コンビニ各社の玄米茶!どれが一番?2020年」「セブンイレブン商品情報-飲料」といった、目的にそぐわないページばかりである。
唯一出てきたヤフー知恵袋の
「セブンイレブンやファミリーマートの玄米茶はなぜなくなったのですか?」という質問のベストアンサーは
「商品入れ替えじゃないですか?玄米茶はあまり人気がないのでリストラされたんだと思います。」であった。
いや。結局のところ、この答えがすべてなのだ。
セブンイレブンの商品ページを見ると、
「7プレミアム 白桃紅茶」とか、
「7プレミアム 黒豆ブレンド茶」とかいう商品が増えている。
新商品の発売に伴い、人気のない玄米茶がリストラされた。
現在の小売市場において、当然の新陳代謝である。売り上げを見込めない商品には、仲良く什器に並びぬくぬくと過ごす権利はない。
だが、新たに追加された白桃紅茶や黒豆ブレンド茶は、あくまでも紙パック飲料である。
セブンイレブンのプライベートブランドのお茶は通常、1リットルの紙パックと約500mlのペットボトルの2種類の方法で販売されている。
ペットボトルの玄米茶まで削除する必要はあったのか?
紙パックの方が消えるならペットボトルの方も消した方がバランスがいいと言われればそれまでだが、
プライベートブランドとはいえ、多少はデザイン料もかかっているはずだ。
さらに、仮に本当に玄米茶が不人気であったとしても、今まで何年も売り続けていたものを今更終売とする意味とは?
何か、コンビニ業界に暗雲が渦巻いている。
悪意が悪意を呼び、茶で血を洗う戦いが始まるのか。
玄米茶はおいしいのだ。素朴なお米の味がおいしいし、
チョコ食べた後に飲むと牡蠣食べてるみたいな味になって面白い。
私はいつでも手軽に玄米茶を楽しみたい。
観測を続ける。
全然関係ないけど、お茶の品種である「玉露」のことを、
ずっとガラス製の球状の急須だと思い込んでいて、
「玉露入り」じゃなくてなんか「玉露で淹れました」とかじゃないと日本語の意味通らないだろ。。。。。
と心の中でずっとキレていた過去を思い出した。
誰にも言わなくて正解だった。