インキュベーター?

今日は培養機器について💡
採卵をしていく過程で知ったことについてまとめていきますー!

インキュベーターとは受精卵を育てる培養器のことです。
内部は子宮の中と同じような環境に設定され、温度37.0℃、酸素5%、二酸化炭素5~6%で常に一定に整えられています。(*1)

今までのインキュベーターでは受精卵の発育の状態を確認するために、インキュベーターの外に取り出して観察することが必要でしたが、最新のタイムラプス インキュベーターは、培養している卵を一定時間ごとにカメラで撮影し、分割の様子をモニターで動画のように観察できる培養器です!

この機器では、外気に触れる受精卵の負担が減り、胚盤胞到達率5.6%、妊娠率が10.9%あがるようです。(*1)

タイムラプスインキュベーターは基本的にクリニックに導入されているものかと思ったら、厚生労働省の保険適用の先進医療に含まれていました。

え?

てことは標準の治療に認定されてないの?

それに驚き!!!!!!!

また、タイムラプスインキュベーターでもAIによる解析ができるものが登場しており、一部のクリニックではさまざまな角度から卵の評価を行い、着床率・正産率の向上に努めています(*2)

通常、受精卵は2分割から4分割と偶数分割しますが、奇数分割するものもあるようで、こういう卵は異常卵の可能性が高いようです。
最終的には見た目のグレードが良くても、その分割過程で異常があれば分かるというのがこの最新機器の良さです。

また逆に4日目胚盤胞は良い卵であることが多く、それも分かるようです。(*3)

色々なクリニックを見ているとヴィトロライフ社(*4)のタイムラプスインキュベーターが1番主流のメーカーのようですね。

5〜6割くらいこれかも。
次はメルクセローノ社のジェリが多いです。

ざっと調べた素人ですが、どちらも良さそう♡

タイムラプスインキュベーターは都内の不妊治療で有名なクリニックは大体どこも入っています。

でも、誰もが知ってるあの安い着床前診断のクリニックは2019.12.9の時点のブログだとタイムラプスインキュベーター導入していないと書かれていたので(その後導入されていたらすみません💦探しても見つかりませんでした)お値段が安いのはこういうところに反映されているんだな、と。

クリニックの姿勢というものが培養器に表れている気がするので、今からもしクリニックを選ぶんだったら、私はタイムラプスを導入しているクリニックに絶対します…

(*1)加藤レディースクリニック

https://www.towako-kato.com/treatment/latest/time-lapse.html

(*2)亀田IVFクリニック

http://www.kameda-ivf.jp/blog/post_617.html

(*3)レディースクリニック北浜

https://ivfdoctor.jp/2021/01/11/タイムプラスを-活用した受精卵の成長/

(*4)ヴィトロライフ社

https://www.vitrolife.com/ja-jp/products/time-lapse-systems/


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