産み分けで着床前診断をするのに採卵はどのくらい必要?

着床前診断に出す場合胚盤胞は何個必要か、採卵数はどのくらい必要なのか、採卵は何回になるのか、おおまかな一般的な確率から見てみましょう。
もちろん体質や年齢、AMHなどによって全然変わりますので、あくまで参考程度にしてください。
希望の性別の受精卵に辿り着くまでをおさらいしましょう。


採卵(高刺激)→受精→胚盤胞→着床前診断で染色体異常がない→希望の性別


希望の性別の受精卵を1つ得ることを目的として逆算してみると…

まず希望の性別の割合が50%、染色体異常率(平均35〜60%)を50%と仮定する(*1)と、着床前診断を受ける胚盤胞は最低でも4個必要です。

そして胚盤胞に育つ可能性が50%だと仮定する(*2)と(胚盤胞到達率33〜60%)受精卵は8個必要です。

受精率(受精率50〜80%)を65%だと仮定する(*3)と採卵は12〜13個必要です。


ただし、これは胚盤胞が実際に検査できた場合の確率で、実際には胚盤胞全てが検査できるわけではないのです。。。


胚盤胞の中でも良好な胚盤胞で検査に耐えられる強さをもった受精卵しか検査できないので、もう少し胚盤胞の数に余裕を持たせてもう一度見てみましょう。

まず希望の性別の割合が50%、染色体異常率(平均35〜60%)を50%と仮定すると、着床前診断を受ける胚盤胞は最低でも4個必要で、検査を受けられない確率を20%と仮定すると胚盤胞は5個必要です。
そして胚盤胞に育つ可能性が50%だと仮定すると(胚盤胞到達33〜60%)受精卵は10個必要です。

受精率(受精率50〜80%)を65%だと仮定すると採卵は15個必要です。


着床を1回目でできなかった場合も考えて希望の性別の受精卵を複数個欲しい場合には採卵は2倍の30個程度必要ということになります。
高刺激での平均採卵数は10個程度(*4)なので、平均3回くらいは採卵すると考えていた方がいいかもしれません。

ちなみに複数のエージェントから着床前診断の平均検査年齢は35〜36歳、胚盤胞の平均輸送個数は12〜14個、返却される受精卵は2〜3個が平均と聞きました。

ただし、これらはあくまでも可能性です。
確率が上振れすることもあれば、下振れすることもあるので、平均的な2〜4回程度の採卵なのか、1回で希望の数いくのか、それとも5回以上かかるか、検査した受精卵にどれだけ希望の性別の受精卵があるのかは人によります。。。


最後は結局…





個人差と運!

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