見出し画像

世界は変わると君が言ったので(2023/07/22,23 LIVE PARADE 2023)

どうも、うみうしです。
先日開幕したLIVE PARADEですが、大阪公演が終わってもう1/4が終了したという事になりますね。早くない?(数えるのが早いのかもしれない)
今回は、LIVE CIRCUS以来10年ぶりの開催となった福島県でのライブになります。


参加したライブについて

ライブのタイトル:NANA MIZUKI LIVE PARADE 2023
開催日:2022/07/22,23
会場:いわき芸術文化交流館アリオス 大ホール(福島県)

諸注意

このブログには以下が含まれています。
【セットリストなどのネタバレ】
【オタクの妄想】

このブログには以下は含まれていません。
【考察】
【詳細なレポート】

はじめに

前回の大阪が5年ぶりの大阪でのライブなら、今回の福島県はなんと10年ぶり。僕は幸運にして前回の福島県でのライブも参加させていただいているのであるが(前回も今回も倍率の高い公演だった)それにしても10年ぶりとは生きてて中々味わう事がない体験のような気もしてくるな。
いつもはこの後、行く途中の話とか書くんだけど、車で近距離だと特にツイートもしていないし、面白い事もなにも言ってなかったのですぐにライブ本編の感想。

ライブ本編の感想

02.Bring it on!

初日の青森、続けて大阪はアリーナ会場だったけど、今回の福島はホール公演。ホール公演で声が出せるのも4年ぶりという事になりますね。
そんなわけで思い切り声が出せる曲である「Bring it on!」もホールならではというか、人数が絞られる分より一体感を感じるのが迫力ありましたね。
1日目は1階席でかなり近くの席で見られた事もあって興奮しましたね。

03.Poison Lily(2日目)

最初の3曲は激しすぎるせいか、割と記憶がないですね(笑)
2日間通して、なんかひたすら楽しかったというのしかないのですが、その中でも2日目の「Poison Lily」はめちゃ楽しかったです。
この日は4階席の一番前の席だったということもあって(脇は1列しかない)
目の前に柵もあるので、それを掴んで頭振ったりして自分が楽しむことだけを考えていたように思います。
そんな感じでひたすらはしゃいでいたらふと視線を感じて、振り向くとスタッフが大丈夫か、こいつ?みたいな感じで見ていた(笑)
まぁ、落ちる心配とかしてもらえてるんだと思う。頭の構造の心配はしていないはずだ。多分。

06.Gimmick Game

こっちも2日目が主の感想になるんだけど、福島県と言えば桃が有名ですよね。FCカウンターには公演毎に奈々さんの直筆メッセージが飾られてるんだけど、2日目のコメントが桃美味しいよねだったこともあり、桃が脳裏に焼き付いた状態での参加だったわけなのだけれども、桃=ピーチとなってまたキュアピーチのことを考えていた(初日青森の感想参照)
命令されたままに仕事をこなす自分と、好きなことに一生懸命な主人公とを比較して羨ましいと思ったって叫ぶのが名シーンだったりするのですが、僕もこの日そんな感じでした。
僕は多分、常に一生懸命な奈々さんのことを羨ましく思っているのかもしれないし、できるならそっちの側にいたいと思っているんだろう。

08.Sacred Force(1日目)

ここは日替わり曲枠なのだけれど、それもなのは曲枠という事になりますね。そして、こいつは決戦曲!
以前USENのラジオ、POWER GATEでこの曲に対してメールを送って読まれたことがあって、そこではツアーの最終日とかで各地で一緒に戦った仲間が集結して総力戦を挑んでほしいみたいなアホな事を書いていたのですが、ツアーのセットリストにこれが入っているとなると期待が否が応でも高まりますね。
それでここでこの曲が来たことでようやくわかったのですが、ここまだ戦闘中なんですね。前半から飛ばし過ぎじゃなかろうかというセットリストで、なんなら9曲目まででライブ一本やったぐらいのボリュームがあるのですが、1曲目が前回までの続きみたいな感じだと解釈すると、この戦争を終わらせに来た!!!からの最終決戦がこのパートまでで表現されていると考えるとしっくりきますね。

09.ETERNAL BLAZE

そう考えるとここの「ETERNAL BLAZE」もいきなりクライマックスぐらいの勢いなのも納得がいくんじゃないかと思います。なにしろ、最大最強の奥義でこの戦いに終止符を打つということになるんだから。
初日はいきなりみんなの声が聴きたくて、序盤に一気に詰め込み過ぎたぐらいの感覚でいたんだけど、何回か体験しているうちに確かにライブはここで一度クライマックスを迎えるのだということが理解できました。

10.Love Brick(1日目)

企画曲は戦闘が終わったので場面が転換したという感じなのかもしれない。ここからナイトパレードだとも言っているしね。
1日目に歌われたのは「Love Brick」
歌詞が好きな曲なんだけど特に「胸を刻むときめきを 追いかけてここまできた」という部分がまさにツアー中の自分の気持ちそのもので「ここ」ってところで、思わず地面を指差してしまうのですが、奈々さんも同じようなジェスチャーをしていて高まりますね。
あと、今回のライブのアンコールで「Happy☆Go-Round!」が歌われていますが、同じドラマの主題歌がどちらも歌われているのも面白いですね。1期の主題歌は「君に恋に堕ちて行く」と歌っていて2期の主題歌では「君に恋してる!」になっていて時間の経過が感じられるのも見事ですよね。

10.Violetta(2日目)

2日目の企画曲は「Violetta」
これまでのライブでも数回しか歌われていないいわゆるレア曲なのですが、アレンジリーダーのチャンプの手によってググっと大人なムードの曲に仕上がっていましたね。
自分は最初聴いた時に、大人なムードのバーで奈々さんが歌っているというような情景が目に浮かびました。その後のMCでチャンプも同じイメージでアレンジしたという話をしていたので、狙い通りだったという事なのだと思います。曲のアレンジって言葉と違って明確に伝えられるわけではないので、映像で見えるぐらい方向性をしっかりつけてくるというのがチャンプの並外れた腕前を証明してくれたように感じます。
で、そんな素晴らしい曲と歌を聴いて、僕はなんとも言えない気分になっていた。
映像が見えるぐらいバッチリハマっているのに、この日は4階席の脇に位置する席だったので少し離れた位置から見守っているみたいな気持ちになって
いわゆる後方彼氏面オタクみたいな心境、しかもこの場合、好きな人を近くで見守ってあげられない理由があって遠くからしか見られないみたいな心持になっていた。
ホール公演はやっぱり奈々さんとファンとの距離が近いことが最大の嬉しいポイントかと思いますが、それゆえに離れた席だと前の人が羨ましくなる気持ちも倍以上強まるように思います(笑)

11.Sweet Dealer

グッと大人なムードの曲が続くのがこれまでの奈々さんのライブでも珍しい展開のように思いますが、この「Sweet Dealer」はその核になっている曲のようにも感じますね。歌詞はちょっとエロい感じではあるのですが、奈々さんが歌うとそんな下品に感じないというかちょっと可愛い感じになるのも奈々さんの徳のなせる業なのかなとも思います。
ふと、以前友人にこの曲が収録されている「CANNONBALL RUNNING」には恋愛がテーマの曲も多くて、それがその次の年の出来事の心境と繋がっているのではないかという話をされたのを思い出していた。
「マーガレット」とか「ALL FOR LOVE」なんかは確かに一見まさにそんな感じとも捉えられる歌詞ではあるのですが、個人的にはどっちも奈々さん自身の恋愛観という感じには聴こえてこなかったんですよね。じゃあどの曲がと聞かれたら僕はこの「Sweet Dealer」を推すという話です。(ようやく本題に入った)
いつからか奈々さんは強い女性のイメージも定着していたし、友人からも彼氏にしたいとか言われたりしていたり、ラジオでも自身の事を鉄壁と表現していたりしたこともあって、もうちょっと若い頃なら先に挙げた2曲みたいな心境だったりしたのかもしれないけど、このぐらいの時はむしろこの曲みたいに「でもたまには君にも弱さ見せたりね」という感じだったのかなぁと想像していた。(相変わらずライブ中にアホな事を考えている男ではある)

12.恋想花火

前回、前々回でも結構この曲について書いたようにも思うんだけど、そっちは個人的な記憶の話だったので、今回はもうちょっとここでこの曲が歌われる意味について考えてみたい。
ここのパートはナイトパレードと明言されているので、この曲は夜のパレードの最後を飾る花火を表現しているのだと思われる。それにしてはちょっと曲が寂しすぎやしませんかというのが最初の疑問ではある。
で、「Sacred Force」のあたりで最終決戦だったという感覚になってからここに至ると、そうかこれは戦没者への鎮魂歌でもあるのだと思うようになった。なるほど、花火には鎮魂の意味もあるわけでと考えると、やはりここで歌うのはこの曲しか考えられないと思った。
コロナによってエンタテイメントが停滞してしまったという表現は本人も使っているけど、止まったのはエンタテイメントだけでなくて、残念ながら失われてしまった命というのもあったわけだし、それに対して優しい奈々さんが心を痛めていないわけがないとも思う。でも、僕らの前に立つときには極力ネガティブなことを言わないようにしている人でもあるから、今回のライブを破壊と再生のようなテーマにしたのはこれを歌いたかったからなのではないだろうかと考えていた。
こんな風に考えるのも、元々僕はこの曲に対して死の臭いを感じていたからではあるのだけれど、歌詞中の「繋げなかった僕たちの未来」とか「君のいない世界で僕は泣いたよ」とかってのもよりそういう色を持って感じられるようになる気もする。
ホール公演では光を通す幕が奈々さんの前に降りてきて、そこに光が当たって幻想的な風景になる演出だったのだけれど、その光は花火というよりも精霊流しのようにも見えたのは考え過ぎだろうか。

13.サーチライト

とここまでくればデイパレードの最初が「サーチライト」なのも納得なのではないだろうか。何しろ「Re-birthday」なのだ。
破壊(死)からの再生という流れにすることで「足元で凛と咲く 小さな花見つめて 誓ったのは生きる覚悟だった」という歌詞もより強力な生への誓いに感じられないだろうか。
そう思うと、この曲が主題歌だった映画「ふたつの昨日と僕の未来」の事も思い出される。映画では怪我で夢を諦めた主人公が、夢を叶えている別の世界に迷い込んでしまうという内容だったけど、コロナ禍になってツアーが中止になり、コロナ禍にならなければどんな未来になっていたのかと想像しなかったファンはいなかったのではないかと思うので、ここでこの曲を歌うのも外せない要素だったと思う。

17.Preserved Roses

USENのラジオ、POWER GATEにLIVE HEROESで歌われた「革命デュアリズム」をリクエストして読まれたことがあって、その時にこの曲だけでなく他のそれ以外の声を出す曲で、これまで我慢したエネルギーを炸裂させたいみたいなことを書いたら、それを読んだ奈々さんが炸裂させましょうと言ってくれたのだけれど、それは完全にこれの予告だったのだと脳に電流が走りましたね。
これはもう説明も不要かと思うが、元々二人で歌う曲をライブでは一人と観客全員という状態で歌う曲でもあるので今回の声出し解禁に伴い、最も待ち望まれていた曲の一つであるように思う。
破壊と再生みたいなテーマのライブでもあると考えると永遠に留めておきたいという願いのプリザーブドフラワーはテーマにもピッタリなのではないだろうか。

18.残光のガイア

「Preserved Roses」からの「残光のガイア」は喉へのダメージが一味違いますね(笑)
初日は1階席だったのだけれど、観客のボルテージも高かったからか、酸素がメチャ薄くて大変でしたね。
けど、そんな苦しささえもライブが佳境になってくると楽しくなってしまうんだなぁ。

19.NEXT ARCADIA

最後にぶち上げて本編ラストというのが最高に気持ちいいですよね。
いわゆる上松ジャンプをするみたいな話を前回も書いたのですが、この福島での2日間も全力全開でやっていたら、周りも同じようにやってくれたりしてなんというかライブの醍醐味みたいなものを感じていましたね。

本編が終わってアンコールの話

1日目の感想ツイ。
僕は人に笑われるぐらい声がデカいらしいんだけど、その僕をしてここまで言わしめるほどの気合の入った人が多かった印象。僕は周りの声が大きいとテンションが高くなります。

22.Happy☆Go-Round!

そんなわけで、アンコールのこの曲も思う存分声が出せて嬉しいんだなぁ。
前回までのライブではなんとなくタオル曲も自粛という形だったのが、こうやって声も出せてタオルも回せてというのがとにかく嬉しいし、楽しい。
なので、声が出せそうなところは全部やってしまう面倒なオタクが爆誕したのである。

23.DISCOTHEQUE

最後にハチャメチャ楽しい曲で〆るというのが最高だなぁといつも感じているのですが、この曲はやはりそれだけの選曲ではないようにも思います。
福島公演の2日間を通して特に深みを感じたのが最後の「世界は変わる」という歌詞。
この言葉から思い出していたのが、コロナ禍になってツアーが中止となりそれでもなんとか歌を届けてくれようとして開催されたのが初のオンラインライブとなる「NANA ACOUSTIC ONLINE」で、そこで歌われて印象的だったのが「Invisible Heat」
見えない手とその温もりに支えられているというような歌詞が、コロナの影響で直接会う事はできないけど、それでもファンのみんなの見えない応援に支えられていると言ってくれているように感じられてグッときたのと、その曲の最後の言葉が「Gotta change the world」なんですよね。
ここでは世界を変えなきゃと歌っているわけですが、変えなきゃということはまだ変わっていないという意味でもあります。
で、「Change the world」というワードは今回のライブの前半に歌った「Get up! Shout!」にも出てくるわけなのですが、ここでも世界を変えろなので、つまり変えなきゃと言ってから3年経った今でもまだ変わってはいないわけで、それは前半はまだ戦っている最中だからという解釈と一致しているように思いますが、この最後の曲「DISCOTHEQUE」ではついに「世界は変わる」になるんですよね。
「変えなきゃ」「変えろ」というワードは変化はまだ未来のことだと言っているのですが、「変わる」と言った時は現在、今まさに変わるという意味になるわけです。
この曲で変わると言って思い出されるのは「LIVE GRACE -OPUS Ⅱ-」のブリッジムービーじゃないかと思いますが、そのムービーでは内気な少女が魔法の言葉(ちゅるぱや)を唱えて変わるみたいなストーリーが展開されていましたよね。
つまり、我々がついに取り戻した声で魔法の言葉を唱えたから今まさに「世界は変わる」のだというのが今回のLIVE PARADEで描きたかった結末なのではないかと僕は考えています。

まとめ

そんなわけで、青森、大阪、福島と3か所5公演とライブに参加してきてようやくライブの全容が理解できてきたかのように思います。
ライブの全体像を頭に入れた状態になることでようやく細かい部分にも気が付いたりできるんじゃないかと、次からのライブにさらに期待を高めるうみうしなのであった。

当日の感想ツイなど

今回のグッズのカチューシャについてるナネットさん。ライブ中はつけるなとのルールにより、お役御免かと思われましたが、自分は首から下げるタオルにくっつけるという形で活躍してもらっています。
このツイはそんな自分の姿を見た人が真似してくれたという嬉しい話。

アンコールで帽子をかぶってきたいのだけれど、帽子に耳みたいなのがついていて(ブログによると猫耳らしい)それを見た僕の率直な感想。

「Love Brick」と「Happy☆Go-Round!」の話

感想でだらだら書きすぎて、本当の感想みたいなのを書き忘れてた。
とはいえ、これはこのツイの通り。
毎日運動していたという事に関しては↓の日記参照。

よくわからんことを長々書いたけど、ようはこれが言いたかったという話。

そんなわけで、福島公演最高でしたね。
ライブの内容を詳細に書いているわけではないので、もう自分にしかわからん内容の感想日記なんじゃないかと思うけど、自分が自分の気持ちを忘れないために書いているので、それでいいんだ。
次回は、熊本県に行きます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?