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君だけは、決して失えないって?(2024/07/06,07 LIVE JUNGLE 2024)
どうも、うみうしです。
先月始まったと思ったLIVE JUNGLEツアーですが、7月7日に無事終了しました。
いや、無事…なのかな?なんだかあっという間に過ぎ去ったのでまだ続いているような気にもなってます。僕の知らないところで2回戦とか始めてないよね?
参加したライブについて
ライブのタイトル:NANA MIZUKI LIVE JUNGLE 2024
開催日:2024/07/06,07
会場:Kアリーナ横浜(神奈川県)
諸注意
このブログには以下が含まれています。
【セットリストなどのネタバレ】
【オタクの妄想】
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【考察】
【詳細なレポート】
はじめに
そんなわけで初のアリーナツアーであるLIVE JUNGLE 2024は今回の神奈川公演をもって終了しました。
今回はホール公演もスタジアム公演もないアリーナ公演だけのツアーだったのだけれど、演出が固定できるからか演出の意図というかライブ自体の方向性はより明確に伝わってきたように思います。
思いますとは書いたけど、ちゃんと汲み取れているかは微妙なところはある。僕の感想は基本的には自分の内面にしか向いてないからね(笑)
行く途中~会場
ぬるりと出発
— うみうし (@umiushi_1102) July 5, 2024
なにがぬるりとなのかはわからないけど、横浜は近いのでいつもより遅めに出発という意図だと思われる。
Kアリーナ横浜に着きました pic.twitter.com/cFXT52V9dF
— うみうし (@umiushi_1102) July 6, 2024
3時間くらいたってるけど、駐車場に停めてから30分くらい歩いて到着してるからホント近いな。
今日はドーナツ食ってる pic.twitter.com/0Ux2yPNJSS
— うみうし (@umiushi_1102) July 6, 2024
1日目開演前にはドーナツを食べていた。
もちろん「Sugar Doughnuts」歌ってくれるよねというお気持ち。(実際歌った)
バーがあるというので見に行ったが並んでたので並ばずに買える鯛焼きを買った。抹茶&ホイップらしい pic.twitter.com/Sq5qEhzK51
— うみうし (@umiushi_1102) July 7, 2024
2日目の開演前に鯛焼きを食っていた。
抹茶の曲とかはない。流石に。
ライブ本編の感想
01.Turn the World
ライブのテーマ的にもピッタリで開幕曲に相応しいみたいな感じのことをこれまでの感想で書いてきたんですが、単にすぐみんなの声が聴けるから選んだみたいにも思えてきて、バッチリカッコよくキメていてもそういうどこか可愛く感じてしまうのも大好きな部分なんだなぁというアホな感想を抱いていたあたり、僕は1曲目からすでにやられていたらしい。
02.囚われのBabel
そう考えると、この2曲目は声出したぞ、次跳べ!みたいな感じの選曲に思えてくる(笑)前回の感想ではバベルの塔がどうとかオタクみたいなことを書いたけど、推しを前に知能指数が下がるのもそれはそれでオタクらしいので、ここはなんも考えず跳んだりしてライブを楽しむゾーンって感じで捉えてもいいんじゃねぇかな。
03.禁断のレジスタンス
この曲はサビでみんなでジャンプする部分があったりして、こうして開幕3曲を見るとライブにおいて我々が参加する要素を開幕から全てぶち込んだとも考えられるんじゃないかと思う。
これまでの感想でテーマ的にどうとか選曲理由を考えてもきましたが、単にやりたい、やってもらいたいことを優先したきたというようにも捉えられるあたり、やはりセットリストを組むのが上手いなと舌を巻いてしまう。
04.ETERNAL BLAZE
MCを挟んでもまだこちらへの要求は続いて「ETERNAL BLAZE」
やはり、今回のライブは融合というテーマを表面に出しつつも、奈々さんが大好きなみんなとはしゃぎたかったのではないかという気もしてきましたね(笑)まぁ、融合というのがこれまでのライブで感じていた一体感みたいなのの置き換えだとすると自然とそうなったという気もしますが。
ふと思うと、開幕4曲はツアーを通して完全に固定だったのですね。これは珍しかったようにも思います。自分の感想を読んでくれている人にはすでにお馴染みの言い回しになりますが、何が変わったかよりも、何を変えなかったか、変えられなかったのかに物事の本質があると自分は考えているのだけれども、この変えなかった開幕4曲というのはやはりこのツアーにおける本質に近い部分なのではないかと思います。
融合というテーマや、OP映像のストーリーとの関連性、そして我々とライブでやりたいことそれら全てを満たしているのがこの開幕から続く4曲だったのではないかと感じていました。
05.NEVER SURRENDER(1日目)
05.沈黙の果実(2日目)
そう考えるとここの可変曲は文字通りの日替わりというか、その日ならではの変化を担当している部分かと思います。ステージ上の映像の演出でも象徴的で「沈黙の果実」の時は青空が映っていたり、「NEVER SURRENDER」ではもちろん雨ということで、ジャングルには晴れる日もあれば雨も降るという自然の変化を感じられて、その日のセットリストの印象を大きく変える役目にもなっていたように思います。
06.Link or Chains
ここも固定なので特に伝えたいことだったのではないかと想像しています。単に僕が好きな曲だからそう感じているだけという気がしないでもないですが。
前回の感想では今回のツアーは特にコロナ禍とは絡めなずにストーリーが展開しているように捉えていたのだけれど、今回は逆に絡めて考えるとここでこの「Link or Chains」がくるのは非常に重要な意味を持つように思います。
初日の感想で絆なのか枷なのかという言葉にドキッとしたみたいなことを書いたのだけれど、これはある程度本心なのではないかと考えています。
今でもライブの前は緊張するといつも言っているけど、やっぱりそれは期待に応えなければというプレッシャーからだと思うし、我々ファンという存在はどんなに凄い作品を観たり聴いたりしても決して満足することなく次のを要求する厄介な客であるわけだから、そんな我々の期待に応え続けて20年みたいなのは想像を絶する大変さだと思うので、それを枷だと捉えても無理からぬことだと思われます。
でも、そんな枷がいったん外れるタイミングが訪れることになります。2020年には自身最長のツアーを控えていたわけだけれども、最長ということは準備もいつも以上に大変だったと思うし、ライブ前の緊張も最大だったのではないかと思われます。また、コロナによって少しずつイベントなどが中止になっていってツアーが開幕できるのか、初日が中止になっていつから開始できるのかといった不安も増していったと思うのですが、それが全て中止になって残念な気持ちが大きいとは思うものの、プレッシャーから解放されたという部分も少なからずあったのではとも思います。
でも、「解放されること 望んじゃいない 痛いままでいい」と歌詞にあるとおり、我々との絆に枷のような側面があったのだとしても、それが無くなってほしいと思っているわけではないとこの歌で言ってくれているように感じているわけです。
「諦めない 今度こそ 握りしめた手を離さない」って部分を歌う時に手を握るような仕草をするのですが、一度はライブという機会が失われてしまったけど、今度こそ離さないと直接言ってくれているのだと思うと本当に嬉しくなる瞬間でしたね。
6曲目が好きすぎて、多分誰よりも跳ねてるんだけど、そんな時にこっち見て「君だけは、決して失えない」とか言われたら希少動物と思われてるのかな?となるな
— うみうし (@umiushi_1102) July 6, 2024
感想ではそれっぽいこと書いたけど、実際の姿は主人が家に帰ってきた時の犬みてーに跳ねていましたとさ。「なりふり構わない 躊躇わない」ってそういう感じの意味合いではないとは思う。
07.sympathy
08.Hungry Hungry
ここの2曲も固定だった。
前回の感想の時にコロナ禍と絡めて書くのを避けたのは、実はここのコーナーの扱いに困ったからではある。というのも今回のセットリストの表面だけなぞってコロナ禍と絡めて解釈すると、コロナがあって世界が流転して失われるものもあったりしたけど、そこで「sympathyを感じてる君に」からの「愛し合わなきゃ満たされない!」ってなって、この後の「砂漠の海」とかのゾーンで諦めずに前を向こうみたいな流れになって、愛し合ってるの僕らとじゃなくてコロナ禍の間に会ってた人のことじゃんとなってしまうからなんですよね(笑)いや、まぁそれも全く影響ないかというとそんなこともないとは思うのですが、とはいえ我々の前にいるときは100%我々のことだけを考えている状態でいてほしいという我が儘な気持ちもあって。
じゃあなんでこれを書けてるかというと6曲目の「Link or Chains」の歌詞にも愛があると気が付いたからなんですよね。コロナによって一旦は枷から解放されたのだけれど、そこで逆に絆というかこの気持ちが愛なのだと気が付いて決して失えないとなってからの7~9曲目で愛のゾーンとなると、僕が傷つかない感じでコロナ禍を絡めたストーリー展開にできたぞとなったわけです。無駄に遠回りして考えている気もするけど、この部分もライブで直接浴びた人には説明不要かとも思いますが、ここで恋だの愛だのと歌ってくれてる時に向ける笑顔は間違いなく我々のことが大好きだよと言ってくれている感じでしたよね。そんな感じで自分の都合の良い感じで解釈していく。
09.Sugar Doughnuts(1日目)
今日はドーナツ食ってる pic.twitter.com/0Ux2yPNJSS
— うみうし (@umiushi_1102) July 6, 2024
念が通じて1日目は「Sugar Doughnuts」
みんなが大好きみたいな文脈で考えると9曲目は「Sugar Doughnuts」のが解釈に近い気もする。まぁ、ここでドーナツ食ってたのは単にたくさん跳べて楽しい曲だからまたやりたいってのと跳ぶためのエネルギーを補給しておきたかったからなんだけど。
09.ドラマティックラブ(2日目)
9曲目が「ドラマティックラブ」になってるのはやはり宮城2日目の衝撃が強すぎて、以降「ドラマティックラブ」が来るたびにその時の衝撃というかときめきを思い出してニコニコしていましたね。
10.Level Hi!
そういえば間奏の時の「Hi Hi」ってのがウエーブに変わっていたのだけれど、最終日のKアリーナは会場が横に広すぎて時間内に端まで到達していなかったように思う。
次にやるときにまたリベンジしたいところだけど、タオル曲が次いつやるのかわからないというか、今のペースだと普通に10年後とかなりそうなのが少し心残り。
11.テルミドール(1日目)
1日目の企画曲はチャンプセレクトの「テルミドール」でした。正直ホッとしたというのはある。この日は7月6日だったので偶然とはいえそれっぽい曲セレクトしたらアレだなぁって気持ちがあったのと、チャンプはアコースティックオンラインとかでもそれっぽい曲やってるしね。結果的には元々好きだったゲームのキャラクターソングというチョイスだったので、僕の情緒は守られた。
いや、別な意味では守られてなかった。
好きになったと自覚した日にもっと知ってくれと言ってもらえた曲なので僕にとってもとても重要な位置付けの曲。あれから知ってることは増えたけどまだまだ知りたいと願う
— うみうし (@umiushi_1102) July 6, 2024
こんな感じで変なキマり方をしていた。文末の「知りたいと願う」は「全力DREAMER」からの引用になるが、初恋というワードを使わずに初恋というのを表現するための引用。ここでわざわざ説明しているのがちょっとキモいですね。
11.New Sensation(2日目)
最初に企画コーナーの説明があって、加入順で発表していくとなった時に最後が最近加入したシタランティーノのセレクトということになるんだけど、一緒にやっている時間が短いので、例えばちょーさんが披露してたみたいな思い入れの強い曲みたいなエピソード的に弱くなってしまうのではとか変な心配をしていたんだけどこの曲をセレクトしてくれるとは…
エピソードもCMで聴いて奈々さんの曲だと知らずにでも耳に残っていたという、不思議な縁を感じさせる話で面白かったですね。
縁じゃないけど、この日たまたま「New Sensation」のCDを持ってきていたんだけど(前日買ったのが鞄に入ってた)普段は車に置いてくるのにこの日は持ってきていた辺り、僕もこの曲とは奇妙な縁があるみたいですね。(僕のは縁というより執着な気もするけど)
12.砂漠の海(1日目)
12.Polaris(2日目)
ここの2曲も同じように諦めないというテーマの曲なのに日替わりでライブ全体の印象が変わるいい使い方のように感じます。個人的には「Polaris」のが流れ的に好みですね。我々がいるから迷わないと言ってくれているように感じられて。「砂漠の海」は一人でも立ち上がれるというような力強さを感じてその力強さが奈々さんらしくて好きなのですが。
13.優しい記憶
神奈川公演では三重公演以来のウォータースクリーンが復活して完全な状態で見られて嬉しかったですね。とはいえ自分が好きなのはその演出の前の階段を昇るところが好きだったりします。
これまでのライブで階段を昇るのが印象的だったのはLIVE ZIPANGUでの「エデン」のシーン。自分はここの演出綺麗で好きなのですが、一方で奈々さんが自分たちのところから離れて行ってしまうようにも感じられて当時このシーンの度にドキッとさせられていました。
今回の「優しい記憶」も過去の恋愛の歌だし、階段を昇ってステージの奥に移動するので同じようなシチュエーションではあるのですが、ここで良い働きをしてくれたのは左右に配置されたモニター。階段の奥から撮っているので階段を昇る度に、こっちに近づいてくる!(物理的には離れて行ってます)ってテンション上がって好きな部分でしたね。
その後のウォータースクリーンの場面は演出上の都合もあって、こちらに背を向けて歌う形にはなるのですが、過去の恋愛の歌ということもあって文字通り後ろを向いて過去を眺めているという風にも感じられるのですが、サビのところでこちらを振り向くシーンでは今は我々が傍にいてくれると言ってくれているようでこちらも泣きそうになるぐらい嬉しい瞬間でしたね。
14.ADRENALIZED
1日目はアリーナ席だったので下から、2日目はレベル7の席だったので上から見る形になったクレーンの演出ですがやはり下から見た方が迫力があったように感じます。上からだとちょっと近づいたかなというぐらいで特別近くに来たという感じにもならないので、これまでのトロッコで周回するみたいな方が近くに感じられる演出だったように思います。
そういえば間奏の時に「Hi Hi」って感じに素早くノックするみたいな煽りをしていたので真似してやっていたのですが、最近はあまりない感じの煽りだったからかそこまでやっている人いませんでしたね。
15.DAYBREAKERS(1日目)
16.FINAL COMMANDER(1日目)
17.SUPER GENERATION(1日目)
18.全力DREAMER(1日目)
15~18曲目は1日目と2日目で完全入れ替わりのゾーンなんだけど、そんなことに今書いてて気が付いたってぐらいには入れ替わっても違和感ないというかどちらもしっくりくる感じなのが面白かったですね。「DAYBREAKERS」の「明日は今日の延長線上にないとしたら…?」って歌詞がコロナ禍を経た我々には本当の意味で理解できているように感じられて刺さりますね。
「FINAL COMMANDER」はセットリストを通してみると意外な選曲のようにも感じます。多分HEROESとかを経ているからだとも思うのですが、今回のセットリストはいわゆるなのは曲、シンフォギア曲を極力減らしているようにも捉えられる中、それでも入ってきているのはどういう理由なのか気になりますね。個人的にはコロナ禍前の最後のツアーがEXPRESSだったので、そこで初披露だった曲を持ってくることで、これまでのライブが帰ってきたという印象になって嬉しかったのはあります。
「全力DREAMER」はやはりライブでやるのが楽しすぎて、こうして思うとここら辺の選曲理由はそこまで深い意味があるというよりもただただみんなと楽しみたかったという気持ちの表れだったのではないかという気もします。
15.UNBREAKABLE(2日目)
16.革命デュアリズム(2日目)
17.POWER GATE(2日目)
18.Love Brick(2日目)
2日目はガラリと変わってこの4曲。
「UNBREAKABLE」は10年前のことと、9年前の誓いのことを思い出す人も多いように思うけど、壊れないと誓うのはやはりライブが途切れてしまったことに対しての話のように思う。でも、こうしてまた歌ってくれることであの時の誓いを守り続けてくれているのだとより信頼感が強まりますね。
「革命デュアリズム」は本人もみんなとデュエットしたかったと言ってくれているとおり言葉通りの選曲理由だと思う。ここでデュエットという表現を使ってくれるのが嬉しいですよね。みんなと合唱ではないのだ。あくまで1人対1人という認識でいてくれるのが嬉しい。
「POWER GATE」は逆にみんなで力を合わせて重い扉を開けたという歌だから、さっきと逆のことを言うようだけど、みんながいてくれて嬉しく感じるし2日目はいわゆる天空席だったわけだけどそのことでこんなにもたくさんの仲間が集まってくれていると感じられて高まりましたね。
「Love Brick」はまた奈々さんと僕みたいな感じに戻るので、ここら辺感情の動きがジェットコースターみたいになってて振り返ってみても面白いですね。
19.時空サファイア
ここも全公演を通して固定だったわけだけれど、何度も書いているように変わらない部分にこそ言いたいことが籠められているようにも思います。
この歌で印象的なのは「50年後もきっと覚えているんだ Romance」と具体的な年数が出てくることですよね。奈々さんはよく自身の77歳ライブを夢だと語ってくれていますが、50年後だと90歳を越えているわけでそこまでライブをやるかどうかはわからないけど、77歳を越えて90歳をすぎてもライブを通して我々と一緒に感じた想いは忘れないと言ってくれているようで嬉しくなるし、あるいは一生一緒にいてくれと言ってくれているようにも感じられて高まりますね。(例によって自分に都合の良い解釈)
20.suddenly ~巡り合えて~
変わらない部分が物事の本質みたいな論を展開してきたわけですが、それはここのためではある。とはいえじゃあなにが言いたかったのかというと色々な解釈ができるようにも思う。毎回MCでも言っていたタイトルにもある巡り合えた事への感謝なのか、コロナ禍でたくさんの物を失ってからの「疑いも寂しさもサヨナラして」という過去との決別なのか、そこから失ったものを取り戻しての「コワれてしまう夢じゃない 未来が嬉しい」と一緒に作っていける未来への希望なのかと考えればキリがないのですが、自分はやはり「いつまでもいつまででも並んで行けるはずだよ」が一番伝えたかったことなのではないかと考えています。今回のツアーのテーマに融合があるのですが、それは奈々さんの歌声と我々ファンの声との融合も意味していると言っていたし、それは曲中のコールだったり跳ぶ時の掛け声とかだったりすると思うけど、ここの部分は曲の構成上「いつまでもいつまででも」は我々が声を挙げる箇所になるし「並んで行けるはずだよ」は奈々さんが歌う箇所なので、この曲はライブ中では両者が融合することで初めて完成するとも言えるわけで、この瞬間お互いはどちらかが主でどちらかが従みたいな存在ではなく文字通り並んで行ける存在だと言ってくれているようにも感じています。
21.chronicle of sky
アンコール開けも固定だった。
こうして振り返ってみると日によって大きくセットリストが変わっていながらも、大事な部分はほぼ全て固定になっているという構成だったように思えてきますね。それだけメッセージ性が強いツアーだったように感じます。
そうしてこの歌の歌詞を改めてみると、まさに今歌うべきというかこういう時のために用意されていたんじゃないかというぐらい全ての言葉がハマっていて予言者が書いたんじゃないかとさえ感じますね。
22.Phase 21
そういえばコロナ禍後のライブではダンサーの紹介がアンコールにまとめられることが多くなりましたね。
いわゆる紹介コーナーがなくなったのは残念ではあるけれども、ライブ全体を通してのテンポはむしろよくなったような気もするしダンス曲を中盤に急に差し込んだりできるようになっているのも自由度が上がっているようにも感じて個人的には今の構成は気に入っています。
23.Trickster(1日目)
そういえば23曲目はこの「Trickster」と「TRANSMIGRATION」でだいぶ違った印象になるのが面白いですね。「Trickster」は隠していた本音を解き放つみたいな歌詞だったり、過去への想いもありつつ視線は未来へと向いているのが今の状況ともリンクして勇気を与えてくれる曲という感じで好きですね。
23.7月7日(2日目)
神奈川公演の2日目は特殊な構成だったのでここで「7月7日」歌ってくれました。「テルミドール」の時に7月6日という日付にビビっていたみたいなことを書いたけどあそこまで7という数字にこだわっていた奈々さんが自身のそういう日には6日を選んでくれたのはこの曲のためでもあるように思うし、それはこの日は我々のための日だとしてくれたようにも思って、本心はどうなのかはわからないけれどもやっぱり嬉しくなりますよね。
まぁ、七夕の話ってお互いを好きすぎるあまり仕事しなくなった男女が神の怒りに触れて会えなくされてしまったという話だから、奈々さんの性格上そういう日には選びたくない日な気もするけど。でも、我々とは普段は会えずに特別な日だけ会うのが許されるってわけだから、この日は我々のための日ってことにするにはピッタリの日というわけ。
「いつもごめん。いつもありがとう」という言葉は本当に親しい間柄で交わされる言葉のようにも感じるので、そんな言葉を特別な日に言ってくれるのは本当に嬉しくなりませんか。
24.TRANSMIGRATION(2日目)
23曲目が「7月7日」だったから、曲数的にこっちは歌わないという選択肢もあったと思うのだけれど曲数を追加する形で歌ってくれました。つまりこの曲も絶対に外せない伝えたいことがある歌だということなんじゃないかという気もします。
この歌の解釈については割と僕は拗らせていてというか、奈々さんへの想いが拗れるあまりこの曲への解釈が歪んでいったという見方もあると思いますが、向こうがこれを伝えたいことだとしていると考えるとなんだか面白いことになってきますね。
「愛した人はあなた 結ばれぬままここまで来たよ」とか真に迫った感じで歌われるとこう胸を鷲掴みにされたような感情になりますよね。「'愛'故に堕ちてゆく奈落」も元々僕が勝手に一人で堕ちているもんだと思っていたのですが、他でもない奈々さんに一緒に奈落に堕ちて行ってくれないかと言われているのだとしたら、これから先どこへなりともついていきますという気持ちになりますね。(自分で書いていてだいぶキモいな、こいつ…)
24(1日目)25(2日目).Synchrogazer -Aufwachen Form-
僕はライブで歌われるこの歌が好きすぎるので毎回最後にできて嬉しかったわけなのだけれど、神奈川公演、それも2日目は本当にこれで最後だという感じで気持ち的には絶唱(シンフォギアで命がけで歌う歌のこと)するつもりでやっていた。心と体全部空っぽにして思いっきりやっていたので、記憶が薄くて感想で書くことは実はあんまりない。
25.76th Star(1日目)
7月6日だからという感じの選曲理由で歌ってくれたわけだけど、ダブルアンコールでカバー曲というのもなんだか不思議な感じですよね。でも、この日は奈々さんの曲をまるで知らない姉と連番していたんだが(一度見てみたかったらしい)奈々さんと同じ年の姉は世代的にREBECCAが大好きだったので非常に喜んでいた。僕は姉がREBECCAを好きなのを当然知っていたので、この曲歌ってくれた時は初めてきた人にもサービスしてくれるのかこの人はと感動を覚えていた。
26.SUPER GENERATION(2日目)
2日目のダブルアンコールでは「SUPER GENERATION」を歌ってくれました。去年のLIVE PARADEではセットリストに入っていた「POWER GATE」をダブルアンコールに持ってきていたので、それと同じ流れをくむのだけれどこの曲の関係性と今の状況がピッタリのようにも感じられて感動しましたね。
去年ようやく声が出せるようになってそのライブで最後に歌ったのは「POWER GATE」これは重い扉をみんなの力で開けるというような歌詞なのだけれど、コロナによりたくさんの制限があった状態はまさに重い扉で閉ざされた状態だったと思うし、それをみんなの声の力でこじ開けたのだというのが去年のツアーでのラストだった。で今回の「SUPER GENERATION」では「星の船に乗り強く漕ぎ出そう」とあるように、扉を開けた先に無限に広がる未来へ向かう歌だと思うから、MCでアフターコロナという表現をしていたけれども、これから先の未来への可能性を示してくれたようで嬉しかったですね。
ライブ後の感想ツイなど
こんなこともあろうかとNew SensationのCD持ち込んでおいてよかった
— うみうし (@umiushi_1102) July 7, 2024
ライブの感想よりも先に「New Sensation」に感謝するオタク。
帰宅。
— うみうし (@umiushi_1102) July 7, 2024
共存、融合がテーマという話だったのだが、共生だったようにも思う。
僕はこれがないと生きていかれない
僕らの関係は共生なので(僕が寄生してるだけな気もするが)これからもよろしくお願いしますというお気持ち表明。
ひたすら手を叩くオタク、ひたすら飛び跳ねるオタク、ひたすら吠えるオタクなど動物大集合なジャングルツアーだったわけだけど(全て自分である)翌日筋肉痛で産まれたての子鹿みたいなオタクが登場することで最後の動物のピースが埋まり、ここにジャングルが完成した
— うみうし (@umiushi_1102) July 7, 2024
なんかやたら伸びた感想ツイ。
この日、産まれたての小鹿が全国で誕生していたのかもしれない。
まとめ
そんなわけで全8公演のいつもよりちょっと短い、でも非常に濃いLIVE JUNGLEツアーは終了しました。ツアーが終わると寂しさもあるのはもちろんなのですが、それ以上に満ち足りた気持ちになったツアーだったようにも思います。
毎公演感想書いてて感じたのは、全公演通じて奈々さんに何回も大好きと言われたような気持ちになったツアーだったように思うし、その事でコロナ禍になった2020年とその年に起きたことからずっと抱えていた気持ちが少し解放されたような気持ちになれたツアーだったように思います。
そんなこと言いながら、僕の奈々さんへの気持ちはこれまでと変わらないと思うし、変わらないからなんかそれっぽい話とかを耳にするたびにドキッとしたりするんだとは思うけど、そのたびに今回のツアーでたくさん好きと言ってもらえたことを思い出しながら、50年後もきっと元気にオタクをしていることでしょう(笑)