ライブ全然出たくない
いや、マジで。
僕毎回(まだ3回しか人前で歌ったことないけど)ライブが終わるとすごーくナイーブになってんだけど、まあこれは多分あるあるみたいなものでなんか喪失感だったり空虚しさだったりで上手くいかなかったりでナイーブになってるみたいな。そういうあるある。
僕はあんまりそういう感覚を今んとこ覚えたことはないんだけどじゃあなんでかっていうと終わったあとでっかい恐怖に襲われるから。この正体というのは恐らく自分の手の離れたところに意識を離してしまう瞬間が本番中何度もあって。それは24年間、24時間可能な限り自分自身に首輪を着けて生きてきた自分にとってすごく怖くなる瞬間であるということ。もちろんこれまで全てを意識下に置けてきたのかと言うとそうでもないんだけど僕が自分自身を目の届かない部分に見失ったときというのは大抵失敗してきたから。管理下にない自分の姿というのは限りなく人に見せたくない思いがずっとある。僕限られた人の前以外だと寝れないし。大学のサークルの合宿ではみんなが寝静まるのを待ってから誰も居なさそうな部屋の押入れで眠ったりしてたのもそういうわけ。僕は過剰なくらい人目を気にしすぎるきらいがあるらしい。
そんでライブ、まだ数回しか出てないから毎回出るたびに次こそはと思って意気込むんだけど今のところずっと苦しくて。なんで僕愛知からトウキョーまで遠征して苦しくならなきゃダメなんだよ。なんかムカついてきたな。
音楽を作るのは好き。ずっと楽しい。やりたいことがたくさんあって全部を実現させてやりたいし。歌詞を書くのはセルフカウンセリングに近くて全部に意味があって。でもライブはずっと苦しい。これも数を重ねれば慣れたりするのだろうか。いつかあの頭に金輪をつけられたみたいにギャギャギャと締めつけるモヤモヤに襲われてホントにふっと居なくなりたくなってしまわなくなるのだろうか。こないだの打ち上げ途中で帰っちゃってごめん。ホントはまだ終電まで時間あったのに。
それでもライブに次も出る。まだなんにも決まってないけど。観に来て下さる人がいるから。なんか上手くいってなさそーな人たちが、上手くやれなさそうな人たちが観に来てくれて。わかりやすく作られた居場所みたいなものに居心地の悪さを感じているあなたのことですよ。僕はすげー売れたいと思ってるけどお金を稼ぎたいからというよりは1人でも届く機会が増えたらいいなと思っていて、そりゃ生活したいけど。機会が必要で、それにはもっとやるべきことがあって。みなさんが戦ってる顔をして観てくれてるから僕も頑張って戦い続けますよずっと。