ライブハウスって全然好きじゃない
よく考えたら。フツーに。
後輩と話してて、「田中さん(本名)ライブ出るんすね〜」なんて言われて僕はニヘラニヘラと得意気に笑って頭を掻いて照れたりしていて、「いや〜」なんっつって。
そんで「何を求めて音楽観に行ってるんすか?」って言われてそれも得意気に「あのな後輩よ、ライブに、ライブハウスに行くってのは」
ここまで言いかけてそのままフリーズ。アレ、なんでライブハウスに行くんだ。僕。
デカい音を聴くのは好きだ。音源とは違う演奏を観るのも好き。でも思い返すとライブハウスを出て、10分歩いて駅のホームでぼーっと電車を待ってるときっていつもうっすら落ち込んでいるから。それは別に良すぎて落ち込むとかそういうポジティブ由来の感情ではなくてフツーに落ち込んでる。
ライブハウスってなんか怖いし、よくわからん人が幅きかせてデカい声で騒いでるし、意を決して飛び込んだ僕はこの場においてたしかに何にも知り合いでもないし全部行ってる訳ではないし、最前で盛り上がってたわけでもなくてなんか壁と壁の境目に細くなりながら縦だか横だかよく分からない角度でゆらゆらと揺れているだけ。大好きなバンドのライブに来たはずなのに。一か月前くらいから告知を見て払い込み期限ギリギリに支払って、安堵してやっと来たのに。家で聴いていたときはあんなに自分の味方だと思ったのに。この明確な疎外感は一体なんなんだ!!なんなんだよもう………。
こんなのって言ってしまえば僕の感受性パラボラアンテナがねじ曲がってしまっているだけなんだけどでも家で聴いているほうが自分の性分にはあってるなと思っていじけながら帰路に着くわけですね。
そんでもってこんなネガキャンみたいなことライブ当日に書いているわけなんですけどもつまり何が言いたいのかというと僕はホントにインターネットの根暗ボーイであることはもう確定的に明らかで、そしてインターネットの根暗ボーイズアンドガールズもどこかに持っている(と信じている)この気持ちというのはホントのホントに痛いほど分かるってことを伝えたくて。そして幾度となく打ちのめされた僕がライブハウスに行く理由というのはこの、こいつを僕の目で一挙手一投足全て見てやるぞという気持ちから来るわけでそれはやっぱり実際見にいかないと信用ならないものだということ。僕は信用しにライブハウスに足を運ぶし、今日この後、あなたたちに信用されるためにステージに登るので。 目を凝らして目を凝らして確かめに来て欲しいということ。書きなぐったから誤字脱字先に謝っておきます。ごめんなさい。