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【インタビュー】つながる関係、育む未来

今回お話を聞いたのは、mama’s smile はぐ(旧産前産後ケアはぐ)での実践型インターンシップに取り組んだ和田さん。

大学にも通いながら、およそ半年間という長期間の取り組みだからこそ生まれた関係性の変化や自身の成長について伺いました。

インターンに取り組んだ和田さん

今回インタビューした大学生

  • 氏名:和田 ななか(20)

  • 所属:島根大学 生物資源科学部 3回生

  • 出身:広島県広島市

  • 雲南の好きなところ:人が暖かいところと、食べ物が美味しい!
    ※プロフィールはインターンシップ参加時(2021年度)のものになります。

真似するところから始めて

━━今回の実践型インターンシップで取り組んだ内容について教えてください。

いろいろなことをしたんですけど、基本的には情報発信と現地活動のスタッフが主な活動でした。情報発信は、雲南市の妊婦さんに地元企業の商品を箱詰めして無料で贈る「HappyプレママBOX」という企画を宣伝をするために、スーパーや子育て支援センターに行って一緒にチラシを配ったり、インスタグラムで週に2〜3回子育てに関する情報を発信してました。

他には月に1回の子どもたちへの食育やお母さん方のリフレッシュを目的にした「はぐもぐ食堂」に、大学の友人なども誘いながら参加していました。

━━長期での取り組みということで、色んな思い出があると思うのですが、印象に残ってることを教えてください。

やっぱりはぐもぐ食堂は楽しかったですね。関わり的には子どもたちの面倒をみることが多くて、最初に参加した時は、接し方がわからなくて距離を感じてしまうこともあったんですけど、繰り返し参加していく中で、だんだん子どもたちが近づいてきてくれた印象的でした。

あと、インスタグラムのフォロワーも始めた頃は200人くらいだったんですけど、今は900人くらいになって。活動成果の一部が目に見えるのも嬉しかったですね。

━━すごいですね!どちらもなかなか難しいことのように感じますが、そのために何か工夫されたことなどありますか?

はぐもぐ食堂の最初の頃は、他の大学生が楽しそうに子どもと関わっていて、「なんでそんなに上手なんだろう?自分は向いてないんだろうか」と思っていました。でもそのことを、はぐのスタッフの方に相談したら「そんなに気負わずに接したらいいよ」「一緒に遊んだりしなくても、ただ見てもらうだけでも助かるから」と言ってもらえて、リラックスしてというか、気負わずに子どもに接することができるようになりました。

SNSの投稿も最初の頃は1つの記事に1〜2時間くらいかかっていたんです。でも、もっと効率良くできるんじゃないかなと思って、他の人の投稿をみてわかりやすい発信方法を勉強したり、はぐのスタッフさんに相談して、試行錯誤していくうちにだんだん短い時間で投稿できるようになりました。

━━受け入れ先のスタッフの方と相談しながら進められたんですね。

そうですね。はぐのスタッフさんはすごく和気あいあいとしているというか、関わりやすい雰囲気がすごくて、それってなんでだろうと考えたときにインターンシップの内容だけではなく、たわいもない会話をすることでその雰囲気が出ているのかなと思ったんです。なので、私もまずはその雰囲気を真似するところから始めていました。

振り返ってみるとあっという間

━━インターンを始めた頃は子どもとの距離感がなかなか掴めなかったというお話がありましたが、子どもたちと接する機会の多い今回の活動に参加された理由はなんだったんでしょうか?

もともと広島の出身なんですけど、引っ越してきてから、島根の暖かな県民性みたいなものに興味を惹かれて、島根県という地域に関心を持つようになったんです。

はぐの活動は子育てをテーマに募集されていて、子育て経験もなく、自分に何ができるのかという不安があったし、さらには就活や試験と被るのは大丈夫かなという気持ちも正直ありました。でもただの子育てじゃなくて、地域丸ごと子育て支援という「地域」のキーワードに惹かれ、応募を決めました。

━━地域という切り口から始めた活動で、子育てというものに共感していったのはなぜですか?

関わっていくなかで色んなことを知っていったのも大きいんですけど、将来的に地域を盛り上げてくのは今の子どもたちなので、そういう子どもたちがのびのび育つ環境づくりを地域全体でしていけるといいなと考えるようになって、子育てと地域の重なる部分を見つけられたからだと思います。

━━一般的なインターンと比べると長期間の取り組みになると思うんですが、期間の長さについてはどのようなお考えでしたか?

参加する前は長いなというイメージはあったんですけど、振り返ってみるとあっという間でしたね。はぐもぐ食堂は月に1回しかないので、長期間でないと繰り返し参加できないから、今のような成長はできなかったと思います。
SNSも定期的な発信を続けることが大事だと感じました。短いと感じにくい成果も長期間だったからこそ得られるものがあったんだと思います。

━━取り組みの前半と後半ではご自身にどのような変化がありましたか?

最初は、現地の活動場所へ向かうまでの電車の時間も長くてネガティブなことばかり考えていたんですけど、最近は電車に揺られる時間が心地いいんです(笑)。

雑談が苦手だったんですけど、でも毎回新しい出会いがあって、だんだんお話しするのが楽しいと思えるようになりました。はぐもぐ食堂にきた子連れのお母さん以外にも、地域の方も声をかけてくださって嬉しかったです。

次につながる関係性

━━インターンとしての活動は一旦終了となりますが、今回の経験を活かして今後やってみたいことなどありますか?

活動でいうと、インターンが終わっても、遊びにきていいと言ってもらえて、このまま終わるのは寂しいと思っていたので、関わり続けられるのが嬉しいです。今後はもう少し子育てに関心を持つ大学生を増やすような企画を自分から考えて行けたらいいなと。

あと、コロナ禍で孤独な子育てをせざるをえない人が増えたかもしれないので、こういう団体があるということを伝えて孤独じゃないということを伝えていきたいです。

私自身も、子どもができたらはぐさんの所に行きたいとか、次につながる関係性を得ることができましたし、自分も今回お世話になったみなさんみたいな頼られる存在になりたいと思いました。

━━それでは、最後にこの記事を読んでくれている方に一言お願いします!

まずははぐのみなさん、受け入れてくださってありがとうございました!これから卒業するまで、子どもができてからもよろしくお願いします。

そして大学生の人へ、インターンとかするのはすごいハードルが高いと感じてしまうかもしれないんですけど、深く考えすぎずにとりあえずやってみるとすごい楽しかったり、学べることが多かったりするので、少しでも興味があるんだったら、ぜひ参加してみてください!

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