「フリーター」という生き方について考えること。

フリーター。
いい響きでは無いだろう。

正社員、正規雇用ではないアルバイトなどで生計を立てている人のことをそう呼ぶらしい。

ふらふらしてる。
ちゃんと働け。
親に恩を返せ。
社会人ですらない。
大人になれ。
いい歳して何やってるんだ。

世間の風当たりは今でも厳しいだろう。

ただ、私は今、大学3年生だが、フリーターになるのも悪くないかもしれない、と思い始めている。


ひと月の生活費を考える。
今住んでいる、便利なような不便なような、何もなさそうで何かある田舎で生きていくなら、

家賃  35000円
光熱費 10000円
食費  20000円
その他 15000円

計   8万円

となる。
さて、時給800円のアルバイトをするとする。
すると、私は月に100時間働かなくてはいけない

100÷31=3.225…
つまり、3時間とちょっと。

1日、4時間ほど働けば、私は生きていける。

あれ?余裕じゃない?4時間くらいなら、働ける自信がある。

毎日、っていうのはクソだるいと思うけど、まあ学校に行ってると思えば、そんなに苦痛でもない。学校よりだいぶ短いし、何より午前放課だ。


この生活なら、朝8時からお昼まで働いて、あとは自由時間だ。
それで、死にはしないのだ。
あれ??余裕じゃない???

生活リズムが崩れない特典つき。

その余った時間で何ができるのだろうか。

こうやって文章を書ける。
お昼寝してもいい。
好きなものを作れる。
ギターを弾ける。
ちょっとお出かけできる。
ゲームもできる。

あれ?もしかして、素敵じゃない?

たしかに、たしかに、たしかにね?周りから見たらクソみたいな人間かもしれない。

でも、どうしようもない、辛い、やりたくないことに縛られまくって、心壊して20万もらうよりはさ、すこーしだけね、だるい立ち仕事でもレジ打ちでもして、圧倒的自由時間で生きた方が良くないかな?

そりゃもちろん、バリバリ大好き!!な仕事しまくって稼ぎまくるのが、一番楽しいと思う。

でも、うまくいかなかったら適当にバイトしてても生きてけるんだなって思った。

とりあえず、死ななきゃいいんだ。

夏休み、私はほぼそんな生活だった。
少しバイト。あとは家で好きなことをしていた。
たまに友達と遊んだ。ありがとう。

家賃安いところに引っ越せば好きなものを買えるようになる。
食費だって、もっと抑えられると思う。

1日3食ちゃんと食べなくても、意外と死なない。

思ったより、世界は自由にできてる。

自分で視野を狭めてたのかもしれない。


社会に出て、ちゃんとはたらかなきゃダメって、誰が決めたの?


自分の頭で、ちょっと考えてみたら、こういう結論になった。

こうやって、死なないで、ある程度好きに生きていける方法は意外とあるんだなーって、ふと考えつきましたとさ。



最後まで読んでいただきありがとうございます。 あなたの心に何か残れば幸いです。