マジックインキアート「ひとり夜空を見上げる」TAMAGO|No.3
ひとり夜空を見上げる
枝がすくすくと伸び、葉が茂り、満天の夜空が生まれる。
ひとり、夜空を見上げる。
まん丸の月が、ぽっかり浮かんでいる。
マジックインキで夜空を描くの苦悩
マジックインキで夜空を描く、に苦悩。自らへの縛りとして、黒線で縁・境界を切って色を塗るというルールを設けている。
夜空を青ベタ塗りして、月、星を描いてみる。これはこれでベタっとして独創的な感じはするが・・・小学生の絵みたい。小学生の絵、小学生の感性、それは最大の賛辞ではあるが・・頭の中にある描きたい夜空のイメージと随分と離れている。
木を描いてみる。枝が伸びる。ぐんぐん伸びる。裸の枝に、葉が生い茂る。夜空が葉となって生い茂る。やっと描けた。夜空が生まれた。夜空が広がった。
そんな夜空を、ひとり見上げる。
浅草画廊
浅草の酔客が集う、日曜画家のアート作品に出合う画廊『浅草画廊』にて掲出・所蔵中。また、アートメーターにて販売中。