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【ポーカー】オンラインマイクロステークスで勝つ方法 Preflop編

初めの第一稿としてオンラインマイクロステークスで100万ハンド以上プレイしてきた私が「マイクロステークスで勝つ方法 Preflop編」を記述していきたいと思います。

マイクロステークスで勝ちを積み上げるということに焦点を当てているため、GTOのソリューションから一部ずれた戦略や簡易戦略を取り入れる場合がありますが、あくまでもマイクロステークスで勝つための方法であり、相手のレベルが上がるとより高い精度でのソリューションに沿ったプレイが求められるということにご留意ください。


OPEN

まずは一番オーソドックスなopenから説明していきます。基本的にはopenに関してはGTOWizardにおけるレンジをそのまま採用するのが良いです。

openのサイズに関してはGTOWizardではポジションによっては2bb openであったり、2.5bb openであったりと使い分けがされていますが、実際にはマイクロステークスにおいては、open sizeによって3betされる頻度が大幅に変わるわけではないので、GTO通りに使い分けをしても2.5bb open に統一してもどちらでもよいです。

ただし、BTNからのopenに関してはGTOから多少ずれたopenをしても問題ありません。

(50NL cash game BTN open)

GTOWizardのBTNのopen range は上の画像のようになっていますが、実際にはもう一段下のハンドまでopenして大丈夫です。具体的にはA2oなどですね。広めにopenしてもよい理由ですが一般的マイクロステークスにおけるSBとBBからの3betはソリューションよりも低頻度になることが多いです。そのためBTNからのopenに対して3betで降ろされるリスクが低く、より広くスチールにいけるということです。

BTN以外のポジションからのopen rangeについてですが、それは明らかにリークがあるプレイヤー以外にはやめておいたほうがベターであると考えられます。理由は大きく二点あります。

・IPにcallされた場合に本来のrangeよりも弱いrangeで不利なポジションで戦う必要があるということ。
・マイクロステークスといえどBTNからはそれなりの頻度で3betが飛んでくる可能性があり、その3betに対して通常より多くのハンドをfoldする必要があるということ。

これらのことを考慮するとリスクを背負ってまでBTN以外のポジションから広くスチールに行くことはあまり有効ではないと考えられます。

vs OPEN

次にvs openについての戦略について解説していきます。

まず基本的な話ですが、相手プレイヤーのopenに対して、BTNとBB以外のポジションからcold callすることはありません。SBからはソリューションにおいてもcallすることは一部のレンジでありますが、これはマルチウェイになるリスクや、スクイーズされるリスクを考慮すると3bet or foldという単純な戦略にしたほうがよりプレイがしやすいと考えます。

次にどのようなハンドで3betしていくかですが、これも基本的にはGTOWizardと同じようにプレイしていけば大丈夫です。しかし、openの時と同様にBTNからの3betはやや広くすることをお勧めします。
これはrangeの下限を一つ下げる、といったほど極端なものではなく、ATsや99などのように3betしてもいいしcallしてもいい、といったハンド群を3betに寄せるくらいのものでよいです。

理由としてはopenの時と同じですね。大きく二つあります。

・4betされるリスクが少なくpreflopでfoldさせられることが少ない。
・マイクロステークスにおいてはvs 3betに対して感覚でプレイしているプレイヤーが増えるため相手がミスをし、結果としてそれが自分の利益になる。


(50NL cash game CO
vs BTN 3bet)

これはCO open BTN 3bet におけるCOのアクションですが実際に23.6%もの頻度で4betしているプレイヤーは少ないです。
特にTTやKJs、KTs、ATsは4bet頻度のほうが高いにもかかわらず、call一択になるプレイヤーは多いのではないでしょうか。


(50NL cash game BTN vs CO 4bet)

BTNはCOの4bet に対して3bet rangeの50.2%をfoldさせられてしまいますが、実際に4betがほとんど返ってこないのであれば、本来降ろされてしまう50.2%のハンドをすべてプレイすることができ、ポジションを優位に保ったまま大きいポットをプレイすることができます。

まとめ

いかがでしょうか。本当はこの記事でpreflop編をすべて終わらせてしまいたかったのですが初稿のため思った以上の文字数になってしまったため、続きは別の記事に書こうと思います。

今のころ想定しているpreflop編の項目としては【open vs 3bet】【cold 4bet】【squeeze】【vs squeeze】【vs 4bet】【vs 5bet all in】を考えています。

このほかにもflop編、turn編、river編についてもそれぞれaggressor,callerに分けた戦略を執筆していこうと思います。モチベーションになりますのでスキやコメントなどよろしくお願いします。

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