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タイ ドイチャン チャーリー(Chalee, Doi Chang) 浅煎; ロースターとTシャツ
全体的にマットな印象で、軽やかで酸味が楽しめるコーヒー。ちょっと冷めると酸味がより楽しめる。
マットで落ち着いた香り。さらりとした口当たりで、柑橘のような酸味がきて、後半豊かに広がる。そしてきゅっと切れる。お尻が軽い。後口には少しマットな豆の香りと上品なコクとともに、酸味が収斂味に向かって集まるようにして終わる。
外は雪が降っていて、コーヒーが冷めるのが早かったけど、それがまたよかった。
少し温度が下がると、酸味がより顔を出してきて、穏やかになる。酸味自身が自分の好きな方向を向いている感じがする。完全に冷めると酸味が爽やかになる。これはおもしろい!
2021年1月 Laughter (京都)にて
西陣の交流会で出会った
2021年1月に開催された「つぎの西陣をつくる交流会 ~つぎにし~」でこのお店Laugterを経営する株式会社アカイノロシのプレゼンを聴いたことがきっかけで、職場の近所にあるこのお店に立ち寄ってみた。
アカイノロシのストーリー
アカイノロシはタイからのコーヒー豆を買い付けからはじめて、最近このお店をオープンした。西陣の真ん中にあって、今風の設えだけど、若い人だけでなく地元の年配の方も訪れるという。地域のカフェとしての発展が楽しみだ。
コーヒーの名前の「ドイチャン」はこのコーヒーが栽培される山脈の名前。お店でコーヒーを点ててくれたマスターの三輪さんと代表の矢野さんは何度もその地を訪れ、農園に泊まり、買付けをしたという。
僕が「ドイチャンってなにを指すんですか」と訊いたとき(コーヒー初心者なので品種、産地、農園、処理の方法なのか見当がつかなかった)、三輪さんは「山脈の名前なんです」と答えた。このとき、すこし興奮気味だったかど、あとでサイトの「Story」を読んで合点がいった。ドイチャン・チャーリーをめぐる旅のストーリは波瀾万丈でワクワクする。
店にはまっさらの焙煎器があって、その横の壁にTシャツがディスプレイされていた。ああ! かつてアンティグア・グアテマラのカフェで見た光景と重なった。同じように、ここでもTシャツが焙煎されるのだろうか?
実は僕も「つぎにし」のイベントで、日本酒オンラインイベントと散歩をテーマに、同じ交流会で発表をした。他の登壇者のお話を聴くことからの出会いもある。(オンラインだけど)人が集まることの素晴らしさを再認識した。
お話した内容は下の通り。今回のコーヒーは、この「西陣を再発見した」の続きのエピソードになった。
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