タルマーリーで自然栽培のコーヒーとスコーン
名物のピザをとても酸っぱいビール「サワーエール」で楽しんだあとのコーヒータイムである。
自然栽培のアラビカ種ティピカ
コーヒーはウガンダ産でアラビカ種ティピカを自然栽培したもの。ティピカはアラビカ種で最も歴史の長い品種だ。
酸味を焙煎香を感じさせる軽やかな乾いた香りを鼻で感じたあと口に含む。フォーミーなやわらかな食感と軽やかな味わいが心地よい。あとから、細いけど力強いシャープな酸味がきて少し苦味と酸味を感じた後、ビターチョコを思わせる長い余韻がある。
少し冷ますと、最初から力強さのあるコーヒーになる。強い。焙煎香とビターチョコの香りも際立つ。
ミルクを入れてみると、これもまたよい。ミルクのおいしさをしっかりと珈琲の味わいが支えている。芯がある飲み物になる。
ヘーゼルチョコスコーン豆乳カスタード添え
お供のスコーンは素材のチョコ・ヘーゼルナッツの香りが高く、軽やかでサクサクだった。添えられた豆乳カスタードは「炊いた」感じがとても感じられて、心休まる味わいだった。
やさしいカスタードにコーヒーが来ると、ちょっと緊張して、よく切れる。スコーンとコーヒーを合わせると、同士だねといった感じ。スコーンとカスタードにコーヒーを合わせると、そこはかとなく馴染んだのがよかった。幸せなり。
ここには酒種パンとピザ、ビール目当てで時々来ているけれども、コーヒーとお菓子をいただいたのははじめてだった。よかった。また来よう!
2022年10月 タルマーリー(鳥取・那岐)にて
参考文献
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