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noteでノートをおすすめ マルマン・スパイラルノートベーシック
文具店めぐりが好きだ。
ITOYAや丸善でずらっと並んだ文具を見てまわるのも好きだし、こだわりの個人店のオリジナル文具も好きだし、輸入文具店の見たことないのに親しみがある文具も好き。
でも、大きくなくてもおしゃれでなくても、文具店は面白い。
ひとりで散歩に出かけたときは、行く先の地域の文具店に入るようにしている。
地元の人がやってる小さな文具店、雰囲気がすごく良いのだ。
しっかりと地域に根付いて、街並みに馴染んでいる。文房具を扱うからか、近所の子どもたちや地元のお店とも密接に関わっている感じがする。
置いてあるもの自体はベーシックな品だけど、狭い店内にぎっしり無造作に並べられた文具を見てると、探検隊の気分になる。
あと、店内に人が入っても普段通りの生活を続ける店員さんも良い。たまに新聞読んでる人とかいる。
今回はそんな地域の小さな文具店で買った、定番ノートを紹介します。
maruman スパイラルノートベーシック A5
マルマンといえば、黒とオレンジの表紙が特徴的な「図案スケッチブック」や、「クロッキーブック」が有名。
お絵描き向けの紙にめっぽう強いメーカー。
それだけでなく、「ニーモシネ」「スパイラルノート」など、筆記用のノートも根強く人気がある。
中でもスパイラルノートベーシックは、その名の通りベーシックなデザインの定番ノート。
茶色い表紙が特徴的。
クラフト紙なので固くて丈夫。これが台紙代わりになってくれるので、立ったままでも書き込める。
しかも筆ペンやボールペンでも直接書き込めて、文字がにじまないのが良い!
マステやシールもしっかりくっつくので、シンプルな表紙を自由にデコれて楽しい。
サイズはA4からB6までと豊富。それぞれ40ページと80ページの2種類。中紙も無地・横罫・方眼罫から選べる。
用途に合わせて最適のノートを選べる対応力。「ベーシック」を名乗るだけある。
ちなみに中紙はこんな感じです。(内容は気にしないでください)
ホワイトの紙にグレーの5mm方眼罫。
ピュアホワイトで黒のインクが映えます。ぱきっとした白が好みならおすすめ。真っ白な紙を前にすると、なんかやる気が出ますよね。
グレーの罫線はアウトラインの役目を果たしてくれつつ、文字を読むときには邪魔にならない絶妙な濃さ。ありがたい。
触り心地はさらっとしてる。書いてみると適度にペンを受け止めてくれ、安定感がある。
書き心地を
《ぬらぬらーーさらさらーーしっかりーーがりがり》
の数直線で示すと、さらさらとしっかりの中間くらい。そういうところもベーシック……
そして、全ページに切り取りミシン目入り! すぱっと素早くきれいに切り取れる。
メモを書いて人に渡すとか、お絵描きノートに使って1枚ずつ切り取ってスキャンするとか、使い道が広がって便利。
あと、ミシン目が入ってるのに、決して勝手に破れない。これは地味にすごい。
たぶんミシン目が細かく薄く、丁寧に入れてあるので、「ミシン目がほつれて端っこから勝手にちぎれてくる」現象が起きない。ノーストレス。ありがとうマルマン。
ベーシックだけど細部に工夫がある造り、すごくノート愛を感じる。たぶんお絵描きする人のことを一生懸命考えてノートを作ってるんだと思う。
留め具の金属はやっぱり書いてると手に当たる。
でも螺旋状になってるからか、普通のリングノートよりは直径が小さい気がする。ページの内側きわきわまで書かなければそんなに邪魔じゃない。
ミシン目のラインまで書き込む分には問題ないと思う。
ループはきれいな円形。端っこも内側に折り畳まれて安全に処理されてるので、引っ掻いて怪我をしたり他のものと絡まったりはしなさそう。
maruman スパイラルノートベーシックは、どんな用途にも使えるベーシックさと、細部へのこだわりを兼ね備えたノートです。
ベーシックを超えて、もはや「中庸」と呼びたい。
ちなみにこのノートを持ち歩いてるとき、文具王という方のイベントに参加してサインをもらいました。
クラフト紙は油性マーカーや判子もにじまずインクの吸収が良いので、サインもらうのに向いてました。ラッキー