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離婚まで365日

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2021年9月の記事一覧

離婚まで351日

離婚まで351日

彼は出張中。
ひとりになってホッとしていたのも束の間、
家がとても広く感じる。

2人で一緒にいても冷ややかな空間だったのに、
ひとりになると急に心細くなった。

ご飯を作って1人で食べる。
ラクだな、と思う反面、やっぱり寂しいとも思う。

夜はお酒を飲んでみる。
離婚を切り出されて2週間。
初めて泣いた。

ー今日の教訓ー
泣ける時に泣いておく。

離婚まで353日

離婚まで353日

彼はもともとモラハラ気質のある人だ。
結婚前は、強引なところも魅力に思えたが、
しばらく経つと、それが単なるワガママで自己中心的なのだとわかった。

彼の言葉は常に一人称だ。

俺が食べたいんだ!
俺はやりたいんだ!
俺が行きたいんだ!

そこには、私の存在がない。
彼の脳に「We」の考え方はなかった。

彼は転勤のある仕事だったから、その度に言われた。

「俺は引っ越すから」

え?私

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離婚まで354日

離婚まで354日

過去、夫は浮気をした。
あの時に、離婚をしておけば良かったと、今なら思う。
当時はメンタルがやられ、離婚話を進める気力がなかったから、
つい彼を許し、再構築の道を選んでしまった。

今でも彼を許したわけじゃないし、
ましてや忘れたことなんて一度もない。
日々、できるだけ思い出さないように努力していただけだ。

この先、離婚してもしなくても、
私はこの過去を一生引きずって生きていくのだろう。

テレ

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離婚まで355日

離婚まで355日

一緒に音楽番組を見ていた時、
めずらしく彼が私に話しかけた。

「このバンド、もう賞味期限切れてるよな。
 人気も実力も絶頂期に解散してれば良かったのに。
 俺たちの結婚生活と同じだよな」

アーティストと結婚生活を同じレベルで語るなんて馬鹿じゃないの?
長く活躍しているバンドだってたくさんいるじゃない。
アルフィーだって、サザンだって、まだ第一線で活躍してるじゃない。

と、言いたかったけど、我

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離婚まで356日

離婚まで356日

あれからずっと家庭は冷え切っている。
私がここにはすでに存在しないかのように、
彼は毎日、zoomで誰かと話し、笑い、楽しそうにしている。

「無視」はモラハラのひとつだ。

目の前にいるのに存在を否定され、
発言を奪われ、
感情を出すことすら、封印させられる。

無視は人権侵害で、1番卑怯なやり方だと思う。

それでもここでもし、私が文句を言ったら?
多分、彼はこう言うだろう。

「俺といるの

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離婚まで357日

離婚まで357日

ひとくちに離婚、と言っても、その仕方には4種類ある。

夫婦で話し合いをして、条件面で合意できれば、
そのまま届出を出す「協議離婚」。

家庭裁判所に出向き、調停委員を巻き込みながら、
長期戦で臨むのが「調停離婚」。

調停が成立しなかった時、
家庭裁判所に判断してもらうのが「審判離婚」。

最後は、訴訟を起こし法廷で争う「裁判離婚」だ。

彼の性格上、
2人で話し合って、お互いが納得する結論を出

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離婚まで358日

離婚まで358日

離婚話が出たのは、実はこれが初めてではない。

彼は我慢が効かない人だから、
自分のストレスが溜まったとき、
「俺は結婚に向いてない。
 離婚して自由になりたい」と言い出していた。

いつも感情的で安直な考えで、
とにかく私を排除すれば、
人生が好転すると思っていたようだった。

一度、友人に言われたことがある。

「マナミの旦那は、マナミのこと、舐めてるよね」

その通りだと思った。
私はずっと

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離婚まで359日

離婚まで359日

もう事態は走り出しているのだから、
こんなことを考えるのは無意味なのかもしれない。

・・・私は、今も彼を愛しているのだろうか。

もちろん愛していた。
だから結婚したし、結婚生活も続けられた。
楽しいこともたくさんあったし、助けられたことも。
2人とも旅行が好きだったので、海外にもたくさん行った。
その旅費はもちろん、生活費のほとんどは、
彼が出してくれていた。
それはやっぱりありがたいことだっ

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離婚まで360日

離婚まで360日

私はもう離婚したいのか、しなくないのか、分からなくなってきた。
自己憐憫に浸っているうちに1週間経ってしまった。
前へ進もうと思っても、なかなか頭が切り替わらない。

傷ついた心に向き合うのは辛い。
だから現実逃避してしまった。後回しにしてしまった。
いいかげん、自分に甘えるのはやめよう。

<離婚するメリット>
・彼からのモラハラから逃げられる
・彼の機嫌を気にすることなく生活ができる
・彼から

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離婚まで361日

離婚まで361日

「離婚を1年後にしてあげたのは、俺の優しさだ」

そうかもしれない。
この1年で、自分の身の振り方を考えろということだ。
なんでこうも一方的に言われるのか、悔しいし、悲しいし、情けない。
今回は先手を打たれたことで、立場も弱くなっている。

そうは言っても、過去に何度も離婚を考えていたから、
私なりに調べてある。

彼は過去に浮気をしたから、慰謝料は多少増額できるだろう。
DVはないけど、モラハラ

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離婚まで362日

離婚まで362日

コロナ禍で彼がリモートワークになったのは、
大きい原因のひとつだ。

手洗いなどにうるさい私を、どんどん疎ましがっていた。
相次ぐ緊急事態宣言やマン防で、イベントや飲み会は軒並み潰れ、
そのストレスは、真っ直ぐ私に向けられた。

「俺は人生を楽しみたいんだよ!」

わかるよ、私もそうだもん。
でも、今は我慢の時なんだよ。
みんな、同じだよ。

「お前と一緒にいると息が詰まる」

わかるよ、私もそう

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離婚まで365日

離婚まで365日

昨日、夫から1年後に離婚することを宣言された。
一方的に。

最初は「お前が言うな!」という感情だ。
だって私の方がずっと考えていたから。

暴言吐かれたり、逆ギレされたり、モラハラもたくさんあった。
でも我慢した。

浮気をされたこともあった。
それも許した。

何度も何度も離婚を考えてたのは私の方なのに。
なんでアンタが先に言うの?

先手を取られた悔しさと、怒り、そして悲しみ。
私がどれだけ

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離婚まで364日

離婚まで364日

まだ心は千々に乱れている。
まだ自分のこととは思えず、どこか他人事だ。

しかし一昨日の離婚話はひどかった。

一方的な宣言で、一切の反論を許さず、
何を言っても否定・拒否された。

理由を尋ねれば、私の悪いところをあげつらえ、
最後はほとんどイチャモンだ。
それでも私はさらに彼に詰め寄ってしまった。

どうして?どうして?どうして?

私が抗えば抗うほど、彼はヒートアップして、
私を傷つけ、貶め

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離婚まで363日

離婚まで363日

家の中は静かで暗い。
重苦しくて逃げ出したくなる。
パート仕事だけが唯一の息抜きで気分転換だ。
こんなこと、まだ親にも友達にも言えない。

本当はずっと離婚しようと思っていた。
いつか私の方から切り出して、
彼をギャフンと言わせようと思っていた。

それなのに。

日常に流されて、
自分の人生について真剣に考えなかった。

嫌な目に会うたびに、
いつか、いつか、と考えて、
心の中で彼を罵倒するだけ

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