2013英国での出産後の流れ(ロンドン、英国)
前の記事↓で妊娠からの流れは、全3記事に渡り説明させていただきました。今回は、こんにちは赤ちゃん★してからの新生児検査だとかの流れを説明させていただきます。
まず、こんにちは赤ちゃん★してから、赤ちゃんは拭かれ体重等の簡単な検査をし、ママに渡されます(スキンToスキン)。その間にママの身体の方は、胎盤が出て、会陰切開の傷は縫われます。少しスキンToスキンを楽しんだ後は、赤ちゃんの体温は下がりやすいのですぐに服を着せてくれます。そして、赤ちゃん用のベットへ(スキンToスキンはなるべく多くした方がいいと推奨されているので、いつでもママがしたいときにできます。)
私の場合は、ここから少しエピの副作用だと思いますが、エピが切れたころ?頭フラフラ吐きまくりました(汚くて、ごめんなさい!)。あまりその辺覚えていないです。
それが落ち着いたころ、個室から4人部屋に移され、赤ちゃんのお世話が始まりました。
4人部屋に移されてすぐ、女性が訪ねてきて何事かと思ったら、私と赤ちゃんをつないでいたへその緒(umbilical cord)がすごく健康だったので、寄付してほしいとのお願いでした。↓下記団体。
少し前から、再生医療でへその緒は注目されているそうです。本当かどうかは知りませんが、どっかの国ではへその緒は栄養そのものでママが食べるなんてことも聞いたことあります。私にはもう必要ないものですし、それが役に立つならと思い、即OK提供するという資料にサインしました。あまりOKする人いないのかな?その方がすごく喜んでくれたのを覚えています。ちなみに、お礼とお祝いにということで、ボディスーツをいただきました。誰かの役に立つことができ、そのことで感謝され、私の方がうれしかったです。ありがとうございます(^^)
そんなことや赤ちゃんのおむつ替えやおっぱいをあげたり(最初は出なかったので、看護師さんがいろいろ教えてくれました。)、看護師さんが赤ちゃんの様子(黄疸は出ているか?や検温など)を見に来てくれたりしながら、1日過ごしました。
英国では基本、出産後24hで家に帰されます。が、私の場合は赤ちゃんに問題はなかったのですが、3日滞在しました。他のママさんたちは自分たちから帰っていいか聞いていたりしましたが、私はむしろ、前の記事で書きましたが仕事柄なのかなんなのか?病院好きなので、静かに気配を消しつつ滞在していました(笑)だって、ごはんも出るし(あまりおいしくはないけど)、何かあれば看護師さん来てくれるし・・・良くないですか??日本だと1週間くらい滞在しますか??
赤ちゃんの検査、ママの体調チェックの流れは以下です。
1、Newborn physical examination
72時間以内とありますが、1日で家に帰るのが普通なので、24時間以内にだいたいしてくれます。目、心臓、おしりや黄疸チェックをDrが。ヒアリングテストをHearing specialistがしてくれます。これに何も問題がなければ帰宅の許可が降ります。
2、Midwifeによる訪問1
帰宅翌日、Midwifeさんによる訪問があります。赤ちゃんチェック(体重なども)、Feedingの状況、悪露の様子、ママのメンタル面などを帰宅時に渡されたPostnatal のカルテと母子手帳(Red book 赤ちゃんだから??)に記入してくれます。
3、Midwifeによる訪問2
5日後に、Midwifeさんによる訪問があります。前回同様のチェックと、この日は大切な赤ちゃんの代謝異常スクリーニングの採血がされます。結果は後日手紙が届きます。
4、Midwifeによる訪問3
10日後に、Midwifeさんによる訪問があります。同様チェックで赤ちゃんの体重が増えてるか確認、ママの会陰の傷を観察し、どちらも良好であれば、Midwifeさんの仕事は生後10日までです。今後は、Health Visitorさんに引き継がれます。
5、Health Visitorによる訪問1
Midwifeさんによる訪問が終了して数日以内に、Health Visitorさんの訪問があります。Midwifeさん同様のチェックをし、今後の赤ちゃん予防接種のスケジュールや、Feedingのサポートグループの情報、私の家から近いチャイルドセンター(育児をサポートしてくれる施設。地区によりますが、この訪問で何か問題がなければ、今後はここに自分からHealth Visitorさんに会いにいったり、赤ちゃんの体重を計りにいったりします。)の説明がありました。
ここでPostnatal のカルテは回収され、手元にはレッドブックのみが残ります。
6、自分からチャイルドセンターもしくは、Health Visitorさんのいる決められた場所へ。
これからは、前回に教えてもらったHealth Visitorさんのいる施設に、自分から通うようになります。最初のうちは赤ちゃんの体重が気になる方も多く、通う頻度も多いですが、だんだん赤ちゃんが成長するにつれ少なくなってきます。前回のHealth Visitorさんの訪問でこの間隔で通ってと言われたりもしますが、それ以外は、自分が気になることがあれば通う感じで大丈夫だと思います(自己管理)。
<予防接種について>
英国での赤ちゃんの予防接種は、8Wから始まりGPに予約が必要です(この8Wのときに、Health reviewもGPによって一緒に行われることが多いです。赤ちゃんのGP登録を早めに済ませたほうがいいです。)。その後12W、16Wで少しあいて、1Y・・・と続きます。下記参考に↓
これも地区に寄るんですが、BCGをしてくれる地区としてくれない地区があります。私の地区は、残念ながらしてくれませんでした。なので、日本の予防接種と照らし合わせ、英国で無料では打ってもらえないBCG、水疱瘡、日本脳炎については、プライベート(もしくは日本に一時帰国のとき)で打つことにしました。