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2013英国での出産後の申請手続き(ロンドン、英国)

出産後の各種申請手続きを紹介します。

面倒ですが申請期間も決まってる大切な手続きなので、忘れないようにしなくては!

うちの子の場合、英国で生まれ、スペイン人の父と日本人の母なので、3つの出生届が必要です(多いな!)。もちろん、まず最初にしなければいけないのが、英国の出生届です。


1、英国の出生届(出生証明書:Birth Certificateの申請)

まずは、この届け生後42日以内(6週間以内)に届け出なければなりません。

出産した病院管轄のRegister officeに事前にオンラインで予約をし、病院で貰ったドキュメント、両親のパスポート(原本)、BRPカードを持参する必要があります。申請には父親または母親のみで可能、赤ちゃんは連れて行く必要はありません。

私の場合は旦那ちゃんに行ってもらい、ちょっとした質問(赤ちゃんが生まれた日など)に答えて、すぐに終わったとのことでした。そして、この登録が完了すると、出生証明書(Birth Certificate)を購入できるようになります。証明書にはFull CertificateとSort Certificateがありますが、日本の出生届やパスポートの申請にはFull Certificateが必要になるので、ご注意ください。Birth certificateは、当日取ると4ポンド、それ以降は11ポンド(だいぶ違う!)かかるそうなので、余分に旦那ちゃんに購入してきてもらいました。

<パスポート>

そして、すぐにスペイン・日本に行けるようにとパスポートの申請を行いました。いやぁー赤ちゃんの申請用の写真を撮るの大変でした(´;ω;`)詳細は下記URL↓

日本のように、受け取り時に本人(赤ちゃん)が出向くことはないですが、少し日本の手続きと違い、2年以上の知り合い(家族はだめ。決められた職種の人)に、赤ちゃんの承認(パスポートオフィスから連絡が来ます。)になってもらう必要があります。英国はこういうの結構あります!何かと第3者の承認やらサインやら。決められた職種は以下URLです。↓

必要書類(変わったりするので、上のURLでご確認ください。)

Birth Certificate(出生証明書)
Marrige Certificate(結婚証明書)
赤ちゃんの写真(2枚)
両親のオリジナルパスポート

<手数料>46ポンド(オンラインでカード払い)+3ポンド

(+3ポンドすると結婚証明書や出生証明書が返送されてくる時に「Secure Delivery」で送られてきます。払わないと普通郵便で返送されますが、よく失くなったりするので、パスポート失くされた日にはキャー!!(私たちは3ポンド払いました。)

3週間くらいかかるとの事でしたが、2週間しないでパスポートと別便でその他オリジナルも無事に送られてきました。



2、GP登録

上の記事でもさらっと書いたのですが、GP登録も遅くとも生後42日以内か何かあったときのために、早めに登録しておいた方が良いです。なぜ42日かというと、6Wから8Wの間にGPによる赤ちゃんのHealth reviewがあるからです。また予防接種もGPで8Wから始まります。新生児のGP登録(親と同じ場所)は簡単で、受付で申請用紙が貰え、そこで記入して提出するだけです。)



3、スペインへの出生届(旦那ちゃんがスペイン人なので)

英国同様、生後42日以内(6週間以内)に届け出なければなりません。なので、優先順位は英国の次(Birth Certificateが必要のため)です。

私は旦那ちゃんに主に書類はやってもらい、(奥様か旦那様どちらかのスペイン国籍の方にやってもらうのが1番です。)必要書類を持って予約した時間にSpanish Embassyに伺います。その場で手続きをしてくれ、後日ファミリーブックに名前が追加され、送られてきます。

必要書類(ここにリンクを付けようとするとバグが発生するため、お手数ですが、Spanish Embassyでご確認ください。)

申請書
Birth Certificate(Copy OK)
Family Book
両親のオリジナルパスポート

ファミリーブックが手元に届いてから、パスポートの申請が出来るようになります。




4、日本への出生届

日本の場合は、英国・スペインに比べれば余裕があり、3ヶ月以内に日本大使館に出生届を提出します(予約不要、必要書類を郵送も可能)。

必要書類(来館の場合)

出生届用紙 2通(在英国日本大使館のHPよりダウンロードできます。)
Birth Certificate 2通(1通オリジナル、もう1通はコピー)
Birth Certificateの和訳文 2通
出産した病院の住所が分かる書類(請求書やHPのコピーでも可) 1通
両親のオリジナルパスポートおよびBPRカード
出生届確認シート 1通

出生届の提出はすぐに終わりましすが、戸籍謄本に名前が記載されるまで、2ヶ月ほどかかるそうです。そして、戸籍謄本に名前が載ったかは在英国日本大使館では確認が出来ないため、日本の家族か役場に手伝ってもらわないといけません。(私は親に戸籍謄本をとってもらい、パスポート申請のため、郵送してもらいましたが、日本の家族に頼めない場合は、役場から直接取り寄せることも可能です。通常は、必要書類と手数料を海外への送料の合計額を国際返信切手券(IRC:International Reply Coupon)または国際郵便為替(International Postal Money Order)で送ると発行後に発送してくれます。)

<パスポート>

名前が記載された戸籍謄本が無事手元に届いたら、日本のパスポート申請ができます!パスポートの申請も日本大使館です。

必要書類

一般旅券発給申請書(子供は5年用のみ申請可能。在英国日本大使館のHPよりダウンロードできます。) 1通
子供の戸籍謄(抄)本(注意6カ月以内に発行されたもの) 1通
子供の写真(規定に合ったもの) 1枚
非ヘボン式ローマ字表記または別名併記を希望の場合は、その綴りがわかる公文書 

★遠隔地に住んでいて当日発行を希望する場合、住所を証明するものが必要になってきます。

<手数料>43ポンド 手数料結構変わるんですよねぇー。

通常は申請受理から5日営業日後に発給され、受け取りは、新生児でも連れて行かないといけません。



5、Child Benefit(児童手当)

こちらも3ヶ月以内にという申請期間があります。

基本的には英国在住者(resident)に 支払われるもので、外国人でも永住権を獲得した時点で申請する資格が得られます。第1子に対して週21.05ポンド (2人目以降は13.95ポンド)で、対象は15歳以下の子どもを持つ全ての親、子どもが16~19歳でも、 Aレベルやインターナショナル・バカロレアなどの高校教育課程の学生か、National Vocational Qualifications(NVQs)などの認定職業訓練プログラムを受講中であれば、対象となります。(年間収入額が5万ポンドを超える高額所得者には、High Income Child Benefit Chargeと呼ばれる税金を支払う義務が課せられるので、収入額によって児童手当を申請すべきかどうか判断した方がいいです。)

 出産後病院にて申請書が渡されますが、下のURLからもダウンロードできます。その申請書に、国民保険番号(National Insurance Number)や銀行口座の詳細などの必要事項を記入、出産証明書(birth certificate)とともにChild Benefit Officeに郵送します。

HM Revenue and Customs - Child Benefit Office
PO Box 1
Newcastle Upon Tyne
NE88 1AA
United Kingdom

過去3ヶ月まではさかのぼってくれるので、申請後2週間もしないうちに今までの手当分がまとめて口座に入金されてました。


主な出産後の手続きは上記になるかと思います。

いつもお読みいただき、ありがとうございます。


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