小さな部屋と3つのカギ
こんにちは。介護者お悩みカウンセラーの海音です。
私の住む地域では桜がふんわり咲いていますが、みなさんがお住まいの地域は、どうでしょうか?
今回は、海音の小部屋の、3つのカギについてご紹介しますね。
そのカギを使って、小部屋の扉を開けたなら、少しだけ、あなたの世界が変わりますよ。
小部屋には、3つのカギがある
3つのカギ。
それは、あなたが小部屋に来たくなったときに使う、秘密の道具です。
鍵にはそれぞれ、さざなみのカギ・すなはまのカギ・うみねこのカギという名前がついています。
どれを選ぶかは、あなた次第。どのカギを選んでも、大丈夫です。
カギは何度でも使えます。使うたびに、いつでもあなたのために、扉が開きます。
いったいカギにはどんな違いがあるのか、次の章で詳しくご説明しましょう。
さぁ、どのカギにしましょうか?
それでは、カギの特徴についてお伝えしましょう。
まずは、さざなみのカギ。
ちょっと聞いてほしいな……。そんな時にぴったりなのが、さざなみのカギです。
こちらのカギを使うと、3日の間、小部屋でお話(メールでの相談)をすることができますよ。
今日あったことを話したい、ちょっとアイディアがほしい、そんなときにおすすめのカギです。さざなみのように、小さくてもしっかりとあなたの思いを受け止めます。
続いて、すなはまのカギ。
もう少し話をしてみたいな、そんなあなたにおすすめなのが、このカギ。
こちらは、さざなみのカギよりも少し長い間、小部屋でお話しすることができます。リゾートへ行ったような、心が休まる時間をお届けします。
7日の間、少し長い話もすることができますよ。
少し深い悩みを相談したい、自分とは違う介護の世界を知ってみたい、そんなときにおすすめのカギです。
最後に、うみねこのカギ。
ゆっくり、より丁寧に話をしたい。そんなあなたにピッタリなのが、うみねこのカギ。
このカギはなんと、14日の間にわたって、とてもゆっくりとお話ができますよ。あなたの思いに、うみねこが海からのメッセージボトルを届けます。
とにかく不安なとき、何に悩んでいるのかわからないけど、話を聞いてほしいときにおすすめのカギです。
カギを手にしたら
どのカギにするか、決まりましたか?
介護に戸惑う方、介護には慣れたけど、自分の本音が言えない方。
きっと、介護と一言で表現しても、関わる人の気持ちはそれぞれです。
人の数だけ、悩みがある。過ごした時間の分だけ、思いがある。
だから、たくさん聞いてほしい人もいれば、ちょっと息抜きしたい人もいるでしょう。
そのために、海音の小部屋があります。あなたに合うカギが見つかったなら、あとはもう、その扉を開くだけ。
小部屋は、あなたをやさしく包み込みます。いつでもそこにあります。
初めは、カギを手にする勇気が出ないかもしれません。
「甘えちゃいけない」「誰もわかってくれない」
そう思って、伸ばした手を、引っ込めてしまうかもしれません。
その気持ち、とてもわかります。私も、そうだったから。
けれど、これだけは言わせてください。もしも、カギが気になったら、あなたの心はきっと、望んでいる。
それが、変わりたい、という思いなのか、もう嫌だ、なのかはわかりませんが、確実に「何かを変えたい」と望んでいるのです。
もちろん、無理強いはしません。そうしろと言われて、嫌な思いをすることも知っていますから。
あなたに来てもらえる日を楽しみに、部屋は静かに、あなたを待っています。
介護者お悩みカウンセラー 海音