「江戸時代の風情を残す長屋生活、現代人にタフさは足りるか?」2024/09/13
見事に二度寝してしまった。朝から本当に暑い……。最近は特に暑さが厳しく、これでもかというほど身に沁みている。実は今日は朝から取材があって外出したんだけれど、帰ってきたらまた寝てしまった。最近は外に出るたびにすぐ疲れてしまう。まるで行動するたびに体力を使い果たしているような感覚だ。
さて、これからまた外出する予定である。本屋さんのイベントのお疲れ様会に顔を出すのだが、ちょうどその本屋さんが以前の日記で書いた、エアコンとフロがない長屋に住んでる人の近くなので、ついでに寄ることにした。楽しみである。日記をつけると、毎日いろんなことがあるんだなあとしみじみ感じる。書いていないと、昨日の出来事ですらあっさり忘れてしまう。こうして記録を残しておくのは、実に大事。
東大前に到着した。久々に訪れた場所だが、街並みが少し変わっていて驚かされた。昔住んでいた家のあたりを見に行ってみたが、やはり誰かが住んでいるらしい。懐かしい場所に戻ってくると、あれこれ思い出が蘇ってくる。この辺りは地価が高く、普通の人が住むには難しい場所だが、よく住んでたな。当時、警察がよく来ていたこともあって、周囲からは「怪しい集団」だと見られていたのかもしれない。
根津神社まで歩く道すがら、夕方になって少し涼しくなってきた。ここは昔、よく自転車の練習をしていた場所で、懐かしさがこみ上げる。街の風景は少しずつ変わっているけれど、変わらない部分も多い。その変わらない風景が、逆にぼくらに安心感を与えてくれるのである。下町の雰囲気が残っており、周囲の景色にもどこか懐かしさが漂っている。かつてよく通っていたうどん屋があったのだが、どうやらなくなってしまったらしく、少し寂しい気持ちになった。
「とりもちうずら」さんという作家のぬいぐるみ展示を見かけた。
準備中だったため外から少しだけ覗いたが、なかなか面白そうだった。その後、近くのカフェに立ち寄ったのだが、その名も「カエルとアボカド」。思わずびっくりした。原宿にもあるらしい。そこでクリームソーダを頼み、しばし一息つく。
その後、見に行ったのは、まさに現代に残る長屋。江戸時代の風情がそのまま残っていて、冷暖房もお風呂もないという環境。しかし、途中から風が通り始めて少し涼しくなった。この生活を続けるにはかなりタフでないと難しいだろう。それでも、マンションのような無機質な空間より、生活感が溢れていて魅力的だと感じた。
本屋さんでの打ち上げが終わり、久々にいろいろな情報を得られて楽しかった。たとえば、往来堂が2年前からポッドキャストをやっていることを初めて知り、驚いた。
あとでぜひ聞いてみよう。斎藤鉄腸さんともお会いした。
打ち上げ後、文京区から杉並区に帰るのだが、これがまた遠くて不便なのである。昔はバイクで仕事場まで通っていたこともあったが、今はそんな移動手段もない。そういえば、あの頃は仕事場にWi-Fiもなかったからこそ集中できたのだ。今はWi-Fiがあるとどうしても誘惑に負けるので、一度Wi-Fiを断つのもいいかもしれない。
帰り道、久しぶりに立ち寄ったセブンイレブンは相変わらずで懐かしかった。蕎麦屋が壊れており、その隣にあった、あまり評判のよくなかった店もそのままで、思わず笑ってしまった。まあ、美味しさなんて人それぞれの好みだ。
つづく
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