【月読み通信】獅子座新月のメッセージ2024.08.04
新月ジャストタイムは8月4日20時13分。
獅子座新月のサビアンメッセージ
獅子座13度のサビアンメッセージは「揺れている年をとった船長」
An old sea captain rocking.
13度は、サインの特質が抜きん出る度数。
獅子座サインの特質は、自己表現。
タロットでは13は死神。
肉体的、物質的、地上的なものを粛清するために刈り取る。
抜きん出た能力は周囲から孤立することで粛清され、斬新で最先端のアイデアは非難することで縮小させる。
サビアンメッセージは、揺れている年を取った船長。
ロッキングチェアに座り、パイプをくゆらせながら、昔の航海を回想する年老いた元・船長のイメージ。
老いた船長は自身の体験を、頭の中で巡らせている。
実際にあったこと、自分自身が体験したこと。
それを直接的ではなく、わざと間接的で湾曲した表現を使いながら創作する。
彼は、ただ自分の思い出に浸っているのではない。
自身の体験談を他者に聞かせるために、話すために、老練な知性を使って物語を編んでいるのだ。
面白おかしく。
なぜなら、話す相手に楽しんでもらうために。
荒唐無稽に。
なぜなら、彼の創作に耳を傾ける人の興味を引くために。
13度は獅子座サインの持つ「自己表現」が突出する。
死神の13でもあるこの度数では、新しいものや抜きん出たものを粛清し、地表を浄化しようとする。
しかし、獅子座13度で登場するのは老いた船長。
面白おかしく誇張された昔話は、ウケ狙いかもしれないが、古い経験に基づいている。
そして突出するのは彼の行動ではなく、彼が積み重ねてきた知性。
自己主張を物語へと創作することで、他者との接点を模索する。
「私が編んだ昔話を楽しんでくれるだろうか?笑って聞いてくれるだろうか?」
そう、これは。
船乗りだったおじいちゃんが孫たちに、昔話を語る朗らかな光景。
自分の主張を他者の反応と照らし合わせることで、柔軟な対応力が養われる。
そして相手の反応から、自身の演出力を鍛錬する。
大切な人の笑顔を見るために、創作的アイデアを生み出す時間。
そんな獅子座新月。
獅子座新月のメッセージ
大きな仕切り直しを余儀なくされた一度目の山羊座満月。
その結果、集団から離脱し個へと向かった二度目の山羊座満月。
不安定であっても自らの足で立ってみる。
そんな学びを経て気づく「私は私」という主張。
6月から7月の流れにおいてアナタは、かつてない厳しい経験をしたのかもしれません。
または衝撃的な光景を目撃したのかもしれません。
大きな挫折、諦め、失望。
それらをしっかりと受け止めることで気づく、折れたとしても冷めることのない熱い情熱。
消そうとしても消えることのない、アナタの胸の奥で燃える炎。
小さいけれど熱い情熱の塊、それを抱き締めながらアナタは宣言するだろう。
私は私の人生を歩もう、と。
同時に不安も湧き起こる。
消えていないとはいえ、諦めかけた想い。
現状では通用しなかった夢と希望。
執着ではなかろうか?
とうに終わった話を美化しているだけではなかろうか?
自信が崩れ、不安が渦巻く。
それらを解消するための獅子座13度新月。
「ワシはのぉ、昔むかーし、海賊王だったんじゃよ」
みたいな。
獅子座サインの特質は自己主張。
二度の山羊座満月を経て、集団から離脱し個へ向かったものの。
行き着く先が獅子座サインだと…。
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