友達はいないと答えてしまう #161
こちらの男性による友達論が面白かった。自分と自分の周囲の人に合った人間関係構築をできていて素晴らしい。
さて私は、友達について聞かれると必ず「あまりいない」と答えてしまう。とはいえそれなりに人と交流してるように見えると思うので、「謙遜」ぽくなってしまうのだが、これがほんとうなのだ。
友達とは何か? 中学生までは明確だった気がする。気が合い、休み時間や放課後を共に過ごしたり、週末に約束したり、毎日メールのやりとりをしたりするような人が私の友達だった。
高校生からは環境が変わったこともあり、友達というものの定義が少しだけ曖昧になった気もする。ただし、同条件の友達がいたようにも思う。ふたりで過ごすこともあれば、グループで過ごすこともあり、グループで過ごすほうが友達というカテゴリには当てはめやすかったかな。
このあたりで私の人生に登場するのが「恋人」である。よく、女同士の友情の崩壊を描く際に「あの子は彼氏ばっかで……」というものがあるが、私の場合は実はあれとは違う気もする。
流石にこれは大学生以降だとは思うが私にとってはそもそもの優先順位が友達<恋人であり、もっと言えば恋人=いちばんの友達なのだ。彼と過ごす時間、彼と話すことが私の中の最優先事項であり、そのほかのことは時間があれば対応することでしかないのだ。言葉にすると恐ろしくて笑ってしまう。
そのため、中学、高校、大学、とそれなりに仲の良いグループや個人がいたものの、私が自らその集まりを維持しようという努力はほとんどしないためかなりの確率で疎遠になっていく。ただ、これは友情関係を結んでいるときから変わらぬことで、たとえば3人組で仲良しだとしても私は常に恋人との時間を優先しているので、いつのまにか2人のほうが仲良くしている、なんてことはよくあり私はそれに傷つくこともない。
本当に言葉にすると怖いが、優先度が低いだけで友人たちに対して感じの悪い態度をとったり、恋人マウント(マウントをとるほどの男と付き合ったことはないが…もちろん私にとっては特別だよ🫶)をとったりするでもないので、うっすらとした関係が続くこともある。ただ、私はそれをあんまり友達と呼べない。
話は戻るが中学時代の友達は、共にリソースを割くのみならずお互いのことを真剣に考えるような存在だった。まあとはいえ主に自分の恋の話とかを聞いてもらってるだけだったが……こいつ恋愛脳すぎて怖いな。
そんな最近の私の友達は以下のようなラインナップだ。
・社会について語るこちらの日記の皆さん
・会社の同僚
・お酒がとにかく好きな学生時代の友達(社会人になってから仲良くなった)
・オタク友達
・チャットをよくする会社の元同僚
・同居パートナー
つまり、いま必要な人としかつながっていられないというか関係継続の努力を継続できない自分が、友達だったひとたちを友達と呼ぶのが烏滸がましいなと思ってしまっている。
あと、今つながっている人たちに関しても良い意味でお互いに意味を見出している関係だと思うので、なんかあっけらかんと友達と呼ぶことに違和感があるんだよなー。
必要なユニットにいくつか所属してるような感覚かなぁ。みんなの友達論も待ってるねん。
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