デスマッチ。
10月12日『THE WRLD ON GCW』を観てきました。
初めてプロレスを生で観ました。自転車で15キロプロレスを観るための道のりにはちょうど良かったです。
生で観るプロレスは迫力が全く違いました。
映像は細かいところは見やすいけれど、生は説得力が全く違いました。強さ、生命力が溢れ出ていました。血を流しながら戦う人たち、笑いながら殴り合う姿は強さそのものでした。
死に近づくからこそ「生」が際立つ。
デスマッチを観たあとは自分の中からも生きる活力が溢れてくるようでした。
血まみれになりながら戦う葛西選手はカッコ良すぎました。本当にかっこいい。
死に近づいてそれを乗り越えるからこそ生きる力が湧いてくる。生命力に溢れた心地いい空間でした。
赤い血と白い蛍光灯の煙で包まれた景色はとても美しく輝いて見えました。
葛西選手の試合を観たくて後楽園に足を運びましたが、メインの試合には惹きつけられました。
山下りな選手vsマーシャ・スラモビッチ選手。
山下選手の1試合の中で魅せるストーリー性、応援したくなるような試合でした。
会場にいる全ての人を巻き込むようなリングの使い方で心を奪われました。
蛍光灯を何本割ったのかわからないほどに殴り合い、何度も大きな技をくらってもそのたびに声を上げながら立ち上がる。そして最後はしっかりと勝つ。強さの化身を見ました。
デスマッチは血が出る。名前の通り命がけだと思います。死に近づいている闘いを観ているはずなのにそこには生命力が溢れている。その空間にいて感情移入するほどに自分の中からも生命力が溢れてきて元気になりました。
明日から頑張ろう。生きていこう。そう思えるとても心地よい空間でした。