オンラインコミュニティから考える次の時代の働き方
おつかれさまです。いごはちです。
2/6からNサロン主催のビジネスモデル図解キャンプ(略称:ビジモキャンプ)がスタートしました。
初日の今回は、
①ビジネスモデル図解に関する説明(誕生の経緯など)
②ビジモキャンプに関する案内(ルールやツールの使い方等)
③チーム分けとチーム内での自己紹介等
が主なコンテンツでしたが、この②の中で、
「ビジモキャンプのコミュニケーションについて」
という、運営メンバーであるチーズさんによるプレゼンがありました。
自分自身が「働き方改革」を会社で推進していることもあり、この中で語られた内容に共感する所が非常に多かったため、今回のnoteでは、
「ビジモキャンプから考える次の時代の働き方」
と題して、私が感じたことをまとめてみることにしました。
1.そもそもビジネスモデル図解って何?
ビジネスモデル図解とは、世の中にある「すごいビジネスモデル」をわかりやすく図解したものです。(「すごいビジネスモデル」が何かというのは後述)
こちらで全文が無料公開されていますので、まだ読んだことのない方は、是非読んでみてください。
2.ビジネスモデル図解を通じて実現したい世界観
本家からの引用になりますが、以下に集約されると思います。
本書で紹介している100のビジネスモデルには共通の特徴がある。
・ 「逆説の構造」がある
・ 「八方よし」になっている
・ 「儲けの仕組み」が成立している
の3つだ。
「Social(ソーシャル)」「Business(ビジネス)」「Creative(クリエイティブ)」の3つの円が重なる真ん中の事例こそ、これからの時代に生き残るビジネスモデルだ。
上記の「SBCが満たされた状態」が「ビジネスモデル2.0」であり、これを実践する企業を世の中に増やすことが、ビジネスモデル図解を通じて実現したい世界観だと思います。
この辺りは本家の序章に詳しく、熱く、書かれていますので、是非読んでみてください。
執筆者であるチャーリーさんも、
「序章を書くために100個のビジネスモデル(サンプル)を用意したと言っても過言ではない」
と仰っていました。
なお、今回のキックオフでは、この考えに至ったチャーリーさんの原体験も語られ、
・ソーシャルをクリエイティブを支援しようと考え、今の会社(株式会社そろそろ)を作った
・あるとき、社会から孤立しやすい子どもを支援するNPOに出会ったが、3ヶ月後にお金がなくなってしまうという状況にあり、その時、「どれだけ社会にいいことをしていても、お金がないとそれが続けられない」という無力感を味わった
ことが、SBCやビジネスモデル図解が誕生した原体験だと語られていました。
「原体験や個人の強いWILLが、世の中を変える原動力である」
というのが私の自論ですが、チャーリーさんの話を聞き、さらに思いを強くしました。
3.ビジモキャンプから考える次の時代の働き方
前置きが長くなってしまいましたが、ここからが本題です。
チーズさんの話を聞いて、一番印象に残ったのがこの箇所です。
この、「心理的安全性を生み出す」というのが、企業に最も求められているものだと私は考えているため、ビジモキャンプでこのキーワードが出てきた時に衝撃を受けました。
ちなみに「心理的安全性」とは、Googleが2012年に「心理的安全性は成功するチームの構築に最も重要なものである」と発表したことで有名になった心理学用語で、職場の生産性を向上させるものとして注目されています。
日系企業では、日本電産が「毎日20分間、上司と部下で必ず仕事以外の話をすること」、「これはどんな業務より優先させること」という取り組みを行っています。
心理的安全性については、以下のサイトが非常にわかりやすい解説をしているので、興味を持たれた方は、是非目を通してみてください。
ただ、この心理的安全性、職場という空間の中で一緒に働いていても、十分なレベルまで高めていくことは難しく、昨今はテレワークを初めとするリモートワークの普及により、ますます難易度が上がっていると感じています。この挑戦的な目標に対し、ビジモキャンプではどう取り組もうとしているのか?
チーズさんから、ビジモキャンプにおける行動指針という形で示されました。
まず前提として、「対等な関係であること」
この中でも特に自分が注目したのが、
「役割はあっても上下関係はない」
という部分です。
今の多くの日本企業においては、「役割(役職)=上下関係」という式が成立しています。
それが一律に全てNGだとは思っていないのですが、ただ、この等式が完全に成立することで生まれるデメリット、例えば「上司と違うアイデアや考えは言いだしづらい」、「組織の風通しが悪い」というのは、不確実性の高い世の中において、ビジネスを成長させる上で大変なマイナスであると私は考えています。
今回のビジモキャンプはビジネスではありませんが、「新しい価値を生み出すコミュニティ」と捉えた時、「役割=上下関係」という等式はデメリットしかなく、大変なマイナスです。
これに対し、
役割って普通上下関係だよね
でもビジモキャンプは逆でただのバッジなんだ
という逆説の構造を示しているところが、次の時代の組織における働き方を示唆していると思い、いわゆる「ティール組織」が思い浮かびました。
※ティール組織とは、「上司がマイクロマネジメントをしなくても、組織の目的実現に向けて進むことが出来ている、独自の工夫に溢れた組織」のこと
これ以外にも行動指針として、以下が示されました。
これらは全て、会社での働き方でも同じ事が言えると思います。
以下の括弧内は、私が考える、会社での働き方への応用です。
・お互いを知ろう
(ミッション以外のプライベートな事を知ることで心理的安全性が高まる)
・率直に言おう、ただし個人攻撃は止めよう
(職場でも当たり前のことだが、オンラインのやりとりが中心となる場合は特に注意)
・発信しよう
(創造力は、発信することで磨かれる)
・リアクションを送ろう
(お互いに関係し合うことが、共創につながる)
・どんどん試して共有しよう
(1人で100%を目指すのではなく、30%の出来で共有して、チームの力で完成度を高める。万人に取っての100%はあり得ないので、80~90%をチームで目指す)
・wa-i(slackの万歳マーク)の文化
(ちょっとしたことでもお祝いすることで、ワクワク感や高揚感を高めよう)
・違いがあるのは当たり前、互いに尊重しよう
(これは違う、間違っている⇒×、こうしたら誤解を生まない、わかりやすい⇒○)
・正解はない、常に良いものに変えていこう
(これで満足、と思った時に成長は止まってしまう。常に前のめりで!)
・仕事やプライベートも大切
(今、目の前にあることは人生の一部でしかない。一部分だけにとらわれるのではなく、自分は何のために生きてきたのか?何を大切にしたいのか?は常に意識するようにしよう)
・TAKEよりもGIVE
(GIVEして相手が喜んでくれたらHappy!相手がGiveしてくれたらさらにHappy!GIVEを積み重ねると、Happyが指数関数的に増えていく!)
これらを一人一人が意識し、どの職場でも、誰でも実現できるようにしていくことが、次の時代に目指すべき働き方だと私は思います。
4.最後に
ここまでお読み頂きありがとうございました。
ビジモキャンプはまだ始まったばかりです。
ここまで書いたことも、まだまだ机上の空論にしか過ぎませんが、3ヶ月間、これを意識してチームでの図解に取り組み、
・できたこと(さらに良くしていきたいこと)
・できなかったこと(やり方や考え方を変えた方がいいこと)
の気づきを得て、さらにバージョンアップしたいと思っています。
また、この取り組み結果を(もちろん取り組み途中でも!)会社でも実践し、
ビジモキャンプやって良かった!最高!!!
と言えるようにしたいと思います。
取り組み状況は適宜noteに書いていきたいと思いますので、
「なんか気になる」と思われた方は、
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お付き合いありがとうございました!
いつも支えてくれている嫁と息子に、感謝の気持ちとして美味しいお菓子を買ってあげたいと思います^^