2013年03月31日 青葉市子さん at キチム

青葉市子さんが東京で活動を始めてすぐにひょんなことから彼女の存在を知りライブを観始めたのが2010年1月終わりころ。最初は数人で一杯になるようなライブハウスで対バンも多かったのですが、徐々にワンマンが増えていったのが2012年頃から。その後、細野さんや教授、小山田圭吾さん等とのコラボレーションを続け、今は海外での活動も活発になっていて。最近はチケットを取っていても行けなかったり、タイミングが合わなかったりと、観に行けないことが多いのですが、10月のワンマンは久しぶりに行けるかな。

このメモは11年前、吉祥寺のキチムにて。原田郁子さんが姉妹で経営されている吉祥寺キチムは一時期市子さんもお手伝いされていましたね。この日は当時珍しいストリングスとの共演。今から思うと、現在の活動の萌芽ともなるべきプロジェクトだったのですね。

(当日のメモ)
今回は2部でストリングスカルテット+フルートが入りこれまでとは違うアプローチ。市子さんを中心に出演者6人がフロア中央で内向きに円形になり、それを観客がぐるりと取り囲む形。僕は市子さんを真正面に観つつ、右斜め前手が届く距離にはチェロの橋本歩さん。

1部の「ひかりのふるさと」をアンプとマイクを通さず完全に生で演奏。新曲ではこれまであまり見られなかったストローク中心の演奏も。ストリングスとのセッションも新鮮で、今回はこれまでとかなり印象の異なるライブでした。「Smile」「ココロノセカイ」が聴けてうれしかったなあ。


「孤高の天才少女」から次の段階に進んだ感じで、このところの変化がハッキリと感じられるライブでした。様々なミュージシャンとのセッションを重ねて表現方法が新しいフェイズに入った気がします。今日のストリングスはこの日だけの特別バージョンという感もあるけれど、新曲にも変化が感じられるので、次のライブはさらに変わっていくのかもしれません。

青葉市子
(31 Mar 2013 / キチム)
1st
01 不和リン
02 誰かの世界
03 たいようさん
04 赤い海+マーライオン
05 ユザーンさんの歌
06 I am Pod(0%)
07 ひかりのふるさと

2nd
08 レースの向こう
09 私の盗人
10 四月の支度
11 ココロノセカイ
12 MARS 2027
13 いきのこりぼくら
14 Smile

encore 1
15 おいしいもの

encore 2
16 赤い月
17 春夏秋冬

青葉市子 Vocal, Guitar

Phonolitestrings:
水谷浩章 Contrabass
梶谷裕子 Viola
橋本歩 Cello
平山織絵 Cello
太田朱美 Flute

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