ぼっちダーツとカリカリのホットドッグ🌭

週末、皆さんは何をして過ごしていますか?
家族や友人とお出かけ?家事や掃除?仕事?

選択肢はたくさん思いつきますが、現在土日休みでひとりぼっちの僕は、ほぼ毎週1人遊びで過ごしています。
たまに友人と予定があってラーメンや焼肉を食べに行ったり…なんてのはありますが、彼らにとっての友人は僕だけではありません。
毎度予定が合うはずもなく、これまで1人の週末を何度も過ごしてきました。

誰かと過ごしたいならネットで相手探し、例えばマッチングアプリとかいいのでは?なんてお思いかもしれません。
実際ここ半年くらいアプリをやっていたものの、それなりの人数に会ったりはしましたが、予定がなかなか合わず出かける機会は多くありませんでした。
そういえばアルバイトしていた頃は毎週末出勤してたよなぁ…割となんだかんだで忙しかったよなぁ…なんて思い返します。

(僕が多くの人にとって一緒に出かけたい相手だと思われていなかった説は…十分にありますが考えたら泣いてしまいそうなのでやめておきましょう)

先週末の話です。土曜日は職場の同僚たちと食事に出掛けていたので暇していなかったのですが、日曜日の予定は生憎いつも通りに全くありませんでした。
そんなに稼いでいるわけでもないので毎週末出かける余裕はありませんし、かと言って何もしないで貴重な休みを終わらせるのは惜しい。

お金をそんなに使わないけど、満足できて時間もしっかり使える。何かそんな遊びがないかな〜と考えていたところ、ダーツを投げに行こうとふと思い立ちました。
早速ゲームセンターに突撃です。よくあるオンラインダーツを投げに行きました。


ダーツとの出会いは遡ること数年、大学時代にお世話になったとある女子の先輩がきっかけでした。
その先輩とは同じコースの先輩後輩だったのですが、出身地が偶然に関西の同じ県だったり、(先輩には失礼かもしれませんが)友人も少なくお互いよくある大学のウェイ系のノリに同調している人種でなかったことなどがきっかけ?で接点が生まれました。
交際に発展などするわけではありませんでしたが、同じようなゲームの趣味とテンションであったことから、異性の仲のいい遊び友達?という感じだったわけです。

その先輩からある日、夜中に家に招き入れられました。この文章だけ書いてみると何か関係の進展があったのか〜?なんて思うかもしれませんが、やはり僕と先輩は友達であって何か起こるはずもなく…。
(僕も先輩のことは普通に友達として好きという感じだったので、家に誘われたところで何かあるとは一切思わずでした)

先輩の家で就活のストレスや愚痴を聞いている中で、先輩から「ストレス発散に就活先でダーツバーとか行ってたら投げるのにハマっちゃったんだよ!うみもやろうや!」と誘われて、そこから深夜のネットカフェでオンラインダーツを一緒に投げに行きました。この日、僕は人生で初めてダーツに触れました。
立ち方や投げ方を先輩に教わり、たまにいい所に刺さった時に先輩と大はしゃぎして。深夜2人で交互に投げて、遅くまで盛り上がって楽しんでいたことを思い出します。

やがて先輩は就活を終えて大学を卒業し、出身地の関西に帰って行きました。
僕が在学中に一度だけ顔を出しに来てくれましたが、それ以来数年間は音沙汰がありません。地元で出会いがあったとは聞いていましたので、きっと幸せに暮らしているんだろうなとは思いますし、そうであることを願っています。

残された僕は、たまに先輩との記憶を懐かしみながら、気が向いたときに1人でダーツを投げに行っています。
他の友人とダーツを投げに行ったことはありますし楽しいとも思っていましたが、先輩と過ごした時間が思い出として大きすぎたようです。友人たちもダーツにハマりはしませんでした。

いつかまた先輩に会える日が来た時、「先輩に教えてもらったダーツ、今でも好きで続けてますよ」と言いたいのかもしれません。
先輩が今でもダーツを好きでいるかは分かりませんが、少なくとも僕は好きで続けていたいなと思っています。投げ方も立ち方も、先輩から教えてもらったものが体に染み付いています。

何回かダーツを投げて先輩との思い出を懐かしんで、小腹がすいたのでホットドッグを注文しました。
店員さんがトースターで焼きすぎたのかパンはカリカリになっていましたし、ケチャップのしょっぱさとマスタードの辛さで口の中にダブルパンチでした。
でも食べると何だか甘くてしょっぱくて、食べながら先輩と過ごした昔に思いを馳せて。

パンがカリカリなホットドッグ

先輩へ。
貴女がダーツを教えてくれたおかげで、貴女が先輩でいてくれたお陰で今の僕があります。
卒業するまでに何度も感謝は伝えたと思いますが、今でもずっと感謝しています。
貴女が先輩でいてくれて幸せでした。ありがとうございました。

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