見出し画像

(61)心の中ではすでに…

急に寒くなって手袋と中綿入りジャンパーを出して来た。
自転車通勤は寒い。
洗いすぎてもう効果はないであろうヒートテックズボン履いて仕事へ行った。
こちらは朝一桁で、キッチンは12℃だった。
真冬は、朝3℃です。キッチンね。

いろいろ計画をたてたいけれど、彼が本調子じゃないので12月初旬まで持ち越し。
わたしが最初持ちかけた都会のホテルコースは、彼の頭の中にはすでになさそう。
泊まってみたかったのにな。
それにカードのプラチナ割引と0と5の日の割引?でお安くなったのに。

前回の旅行は、わたしが決めたんだった。
それなら彼の希望でもいいか。
彼は、鄙びた温泉に行きたいそうで、部屋にトイレもお風呂も無くていいのかな?
部屋にお風呂ついてるところがやっぱりいいな。
プラス貸切風呂があればサイコー!
そもそも鄙びた温泉にしては贅沢な設定ね。

昔元夫と北海道の奥の方の今はもう営業していない本当に鄙びていた温泉宿に泊まった。
ちょっと楽しかった思い出。
それを払拭できるほどの旅行がしたいな。

もう還暦を越えたわたしたちだし、1周年記念だから、ちょっとすてきな旅にしてもいいかなと思う。
もしかしたら二度とない旅になるかもしれないし。いつでもその可能性はある。

今のわたしは、それをよりどころにしてるのかな。楽しみ〜って。

わたし、彼の手のひらが好き。
時々手を繋ぐ。
この間は、ほら、と言って手を出して来た。
わたしのご機嫌も取らなきゃいけないのか、気を遣わせたかな。笑笑
ちょっとカサカサしてて、厚くて大きな手。
ほんわり暖かくて。
彼の手は働き者の手だな。
セクシーな指の人がいいなと思っていたけれど、現実的じゃなかった。

彼の懐に潜り込めないわたしはいったいなんなんだ?心の中の石ころはね、まだゴロゴロ転がってるんだよ。
ほんとはね、泣きたかったんだと思う。
泣けたら良かった。
まだ言ってるのって?
そんなにあっさり考えられない性格だし。

楽しみにしてるんだけど、心を奮い立たせるためにね。
わたしの心の中ではたぶん、諦めたんだと思う。

あの場面で言ってはまずかったわたしの言葉に、彼が返してはいけない言葉で返した。
もう、諦めるしかないじゃん。
何か、何か、何かあれば、強い結びつきを感じられれば、と思う。

仕方ないことだね。

いいなと思ったら応援しよう!