総合商社を目指すあなたに!向いているタイプとは?
あなたは総合商社での仕事に興味がありますか?
今回のブログでは、入社試験にあたって役立つポイントをお伝えしていきます。これは新卒・転職問わず知っておくと良いことです。
商社に向いているタイプとはどのような人か?
これを理解して、総合商社があなたにとって良い職場かどうかを考えてみてください。
仕事内容に特定のこだわりがない
商社での仕事は様々な業務があります。どれも地味なものが多いですが、その積み重ねで大きなプロジェクトが動いていきます。
その過程では、細々としたタスクを日々片付けていくこととなります。例えば、膨大な社内資料の作成や、会議の設定です。
それら全ての業務が意味あるものとは限りません。むしろ、そのほとんどは無駄だったりもします。
ただ、それは大きな組織の常でもあります。関連部署の多さ、機能が重複しているような部署の存在が仕事を増やしてしまいます。
これを冷静に考えると、毎日の仕事に有意義さを見出すことは難しいかもしれません。
しかし、その先に大きなプロジェクトの成就が待っているのです。商社で大きな仕事を動かすには、それだけ多くの人を巻き込む必要があります。
そして、そのような仕事を淡々とこなせる人が商社での仕事に向いていると言えます。
その意味で、仕事内容に特定のこだわりの無い人が商社での仕事に向いているのです。
例えば、研究職のように特定の分野に絞って活動したい人には適していない職場です。また、何か強い興味のある分野で働きたいという人も商社は適切ではありません。
新卒時はコンサルや外銀を志望する人が商社も志望する傾向があります。いずれも、何か仕事に特定のこだわりが無い人が志望しやすい業界です。
ハードスキルとソフトスキル両方が必要
商社の仕事では資料作り、会議が多くの時間を占めます。また、社員は優秀な人が多く、それらの人と真正面から議論を交わすことになります。
これについては、私の以前のブログもご参照ください。特に、コーポレート機能の強い商社ではリスク管理部門と厳しいやり取りを重ねる必要があります。
その点で、商社で働くにはハードスキルを身につける必要があります。スキルは様々ありますが、基本はロジカルシンキングと文章力です。
議論はロジックが強い方が勝ちます。そして、そのサポートをする社内資料やメールのやり取りは文章力がものを言います。議論を効果的に展開するための文章を書く力が求められるのです。
そして、その基礎の上にソフトスキルが積み重なることで、仕事が進みます。ここは重要なポイントです。
ハードスキルはコモディティ化する
ロジックを考えて議論することは、ある意味誰でもできることです。ある程度考える力があれば、ディベートで相手の主張の穴をつくことは誰でもできます。ましてや、不確実なビジネスの世界ではツッコミどころの方が多いのです。
批評する側は、その穴を突くだけで良いので、楽な仕事と言えます。しかし、そのようなやり取りを突破してプロジェクトを前に進めるにはソフトスキルが必要です。
ソフトスキルとは、つまりはコミュニケーション能力や人間的魅力です。これらは、一つの正解があるわけではありません。あなたに相応しいコミュニケーションスタイル、キャラクターがあるはずです。
商社の仕事では、あなたの持つソフトスキルを活かすことが必要となります。そのためにも、あなた自身が自分の魅力、強みを理解してください。
あなたの人間としての魅力、力が仕事を前に進める原動力となります。
結論
商社に向いているタイプは、特定の仕事にこだわりが無いタイプです。大きなプロジェクトを動かすには、多くの地味な仕事を積み重ねる必要があります。
その中では様々な業務をこなす必要があるのです。何か特定の分野や仕事に興味のある人は、商社は適した職場とは言えません。
また、商社の仕事ではハードスキルに加えてソフトスキルが重要です。ロジカルシンキング、文章力といったスキルは基礎です。その基礎の上に、あなた特有の魅力、強みを積み重ねてください。
それは、コミュニケーション力だったり、人を惹きつける力です。高いレベルの基礎スキルの上に、そのような人間的魅力を融合させます。それによって、総合商社というフィールドで大きな仕事をすることができます。
あなたが総合商社を志望するのであれば、ぜひこのブログが参考となることを祈ります。