日系、外資系どちらに行くべきか!考えるポイント3
あなたは就職で日系と外資系企業のどちらを選ぶべきか迷っていますか?
今回は前々回、前回のブログに続く最終編です。まだ読んでいない方はこちらも参照してください:
今回お伝えしたいポイントは外資系企業の現地側の裁量についてです。
日本法人と本国との力関係によって裁量が変わる
あなたが外資系企業への就職を考えているなら、この点は重要です。なぜなら、あなたの仕事の内容、キャリアに大きく関わっているからです。
多くの外資系企業が、実は日本事業の裁量を与えられていません。本国側の一方的な決断に振り回されることが多いのです。そうすると、どうなるでしょうか?
これまであなたが進めていたプロジェクトが突然中止されることもあり得ます。いわゆる、朝令暮改が頻発するのです。
当然、現地の事情をよく知るあなたは大きな不満を感じるでしょう。しかし、組織の指揮命令系統がそうなっている以上仕方ないのです。
日本で成功している外資系企業は日本側に大きな裁量を与えています。例を見ていきましょう。
セールスフォースは日本で最も成功した外資の一つ
アメリカに本社を置くセールスフォースは長い時間をかけて日本事業を育ててきました。その成功の影には、現地ビジネスをどう作るか熟知する人物の存在があります。
アレン・マイナー氏はセールスフォースジャパンの創業者です。彼は日本法人を本国側とのジョイントベンチャーとして設立しました。
日本で事業を育てるには、現地の商習慣を理解して長い時間をかける必要があります。そのためには、現地法人の裁量が必須なのです。
それを知っていたからこそ、彼はジョイントベンチャーとして現地裁量を確保しました。その結果、日本郵政を最初の顧客として大型契約を得ることに成功します。その後の成長は今日のセールスフォースジャパンの通りです。
結論
もしあなたが外資系企業への就職を考えるなら、日本側の裁量権を確認してください。裁量が本国側に握られていると、あなたのキャリアを思うように築くことは難しいです。
このことを念頭に、会社選びをしてもらえればと思います。