【一級建築士製図試験】添削された自分の答案図面をどれだけ見ていても合格できない3つの理由と対策
こんにちは、はかせです。
まさか、資格学校やオンラインサービスで添削された自分の図面だけを見て、勉強したつもりになってないですよね?
15年以上、一級建築士製図試験の受験生とお話してきましたが、自分の図面だけを見てうなっていた方は、残念な結果に終わっています。
じゃーどうすればいいんでよ!?となりますよね。
心配しないでください。
この記事を最後まで見ていただければ、合格のためにどのように製図試験を勉強すれば良いかわかります。
今回は・・・
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添削された自分の答案図面をどれだけ見ていても合格できない3つの理由とは?
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というテーマでお届けします。
│ 自分のポジションがわからない
添削された自分の図面だけを何時間見ていても、同じ課題を解いた受験生の中におけるポジションはわかりません。
製図試験は相対試験です。
自分が一定以上の実力をもっていることを証明するのではなく、合格率からして、自分が受験生全体の3割以上にいることを証明する試験。
そのため、自分のポジションがわからないと、製図試験の合格に必要な、自分に適した対策を立てようがありません。
相対試験の代表格である、高校受験や大学受験のことを思い出して下さい。
偏差値から自分の位置を割り出して、志望校や学習方法を決めていなかったでしょうか。
東京五輪2020では、レース中に自身の順位を見誤った競泳の瀬戸大也選手は予選で敗退してしまいました。
製図試験も同じで
「自分は今このポジションにいるから、合格のために、○○を、これぐらいやる」という戦略を立てる必要があります。
添削された内容を確認することは大切です。
ただし、自分の図面だけを見ていても、それは筋トレであって、試合での勝ち方を身につけていることにはなりません。
自分のポジションを確認して、合格に必要な対策を実行しましょう。
│ 添削内容が合格に直結とは限らない
一般的な添削は
○ 課題文条件との整合確認
○ よりよくするためのコメント
が主な内容です。
例えば、あなたの図面をより良いものにするために「寸法線の交点は●で塗りつぶすこと」と指摘があったとします。
これ、合否に全く関係ありません。
確かに図面表現としては向上しますが、合否に関係のない指摘につきあっている暇はないです。
それよりも、採点に耐えられる最低限の作図表現をした上で、【課題文条件をどの程度満たしていけば上位3割に入れるか?】を考えたほうが合格には効果的。
そのためには,同じ課題を解いた他の受験生の図面、特に上位の図面をチェックして、何が合格に必要で、何が合格には不要なのかを理解することが大切です。
「添削ではランクをつけてもらえるから、自分の図面が合格圏内かどうか確認できるのでは?」と思われるかもしれません。
添削のランク付けでは、同じ課題を解いた受験生の中のあなたほポジションはわからないんです。
なぜなら、添削のランク付けは、絶対評価で、かつ、講師の個人的・主観的な感覚でなんとなくつけられるからです。
もちろん、練習課題ごとに同じ課題を解いた受験生の図面を全国から集めて添削して【ランクA3割・ランクB1割・ランクC4割・ランクD2割】といった感じでランク付けしていれば別ですが、現実的ではありません。
添削では絶対評価が一般的ですので、自分の位置を確認することは難しいです。
繰り返しますが、添削はけして無駄ではありません。
しかし、合格圏内である上位3割に自分の図面が入るための指摘には、必ずしもなっていないことに注意が必要です。
│ 試験本番で自分の図面を批判的に見れない
添削された図面をみている限り、それはあくまでも添削【された】側の視点で講師の指摘を見ているだけななので、自分の図面を批判的に見る能力は身につきません。
なぜ、自分の図面を批判的に見る能力が必要かというと、多くの受験生は試験当日に守りに入るからです。
試験当日、いけそうなプランが思い浮かぶと「これで合格させてくれ!」という感じで、自分のプランを擁護したくなります。
すると、ミスに甘く、条件違反に気づきにくくなって、自分の粗さがしができなくなるんです。
試験当日は自分の図面を批判的に見ることで、短時間でミスを発見し、合格のために修正できる客観的なもうひとりの自分をもつ必要があります。
残念ながら、添削された自分の図面だけをどれだけ見ていても、そのもうひとりの自分を育てることはできません。
自分の図面を冷静にチェックしてくれるもうひとりの自分を、試験本番までに育成しましょう。
じゃどうすればいいのか?
同じ課題を解いた受験生の図面と自分の図面を毎回比較してください。
そうすることで、以下が可能になります。
○ 自分の図面が上位何割に入っているかわかる=ポジションの確認
○ 自分の図面に足らないプランや作図の要素がわかる
○ 自分の図面を客観的・批判的に見れる視点を養える
比較した結果、上位3割に入っていたらOK。その課題が本試験で出題されていたら、合格です。
もし、上位3割に入ってなかったら、エスキス・作図・記述、それぞれの対策を練り直す必要があります。
試験まで、常にエスキス・作図・記述を磨いていきましょう。
💡 同じ課題を解いた受験生の図面の集め方
同じ課題を解いた他の受験生と比較するためには、資格学校で10人以上に図面を撮らせてもらう必要があります。
それらの図面と比べて、自分の図面が上位何割に入っているか確認してください。
でも、資格学校に通っていても他の受験生に声をかけづらかったり、そもそも通っていない場合もありますよね?
大丈夫です。
同じ課題を解いた全国にいる受験生の図面を、簡単に見ることができるプラットフォームを用意しました。
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