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Photo by
strollingricky
鳥の声に耳を傾ける。
6月に入り、少し肌寒い日も続くようになりました。
まだ、本格的な梅雨入りはしていなくても
すこおし梅雨を思わせるような…
湿り気を感じる空気が感じられます。
そんな中、今日は外から鶯の鳴き声が。
鶯といえば春先をイメージしますが
この季節でも雪国には鶯はいるのですね。
春先はまだ鳴き始めたばかりで
なんだか鶯とはいいがたいような…
まだ幼さの残る鳴き声でしたが
今頃になると鶯のイメージにぴったりのあの鳴き声が聞こえてきます。
「ホーホケキョ」
この鳴き声を聞くと
なんだか外に耳を澄ませずにはいられません。
次はいつ鳴くのだろう?と心待ちにすらなります。
こうした鳥の囀りは
日常暮らしに集中していると
案外耳に入ってはこないものです。
日常の音に紛れてしまい
耳をすまさなければ聞こえてこないのです。
鶯の鳴き声に見えた耳を傾ける時間というのは
今こころにゆとりがあるのだなぁ…と感じます。
そして鶯だけでなく
目の前に広がる草花と木々の風にそよぐ音。
それはまるで風と草花が対話をしているかのようで
心地よく聞こえてきます。
自然界の音は「1/fゆらぎ」音という音で
この音を聞くと、脳内がα波の状態になり
人間の体にヒーリング効果をもたらすという研究報告もあるのだそう。
自然界の優しい音色は
いつも過緊張気味のわたしたちの脳を
優しくゆるませてくれるのですね。
海沿いに暮らし始めたからこその
日々聞こえてくるたくさんの自然界の音。
この土地に引っ越してきて、良かったと思う恩恵です。