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小萩うみ / 海
2020年9月26日 13:56
これは自分のためというか備忘録的なものでもあります。 未だに首都編を掘り返すんですか、という気がしなくもないのですけれども、本ばかり読んでいる最近なので普段の日記でもだいたい読書のことを書き連ねていてその余波がついに「余白」まで来ました。 そういえばこういう話あんまりしていなかったような気がしなくもないので、本に限らず映画や音楽やたくさんの作品に影響を受けた首都編がどういった本に影響を受
2020年8月1日 16:37
作中で明言しているわけではないのですが、本日8/1はポケモン二次創作小説「まっしろな闇」のはじまりである1話の日付です。 そういうわけで、満を持して(?)10周年記念で作ったアニメ風PV動画を載せます。なんとnoteは動画がYoutubeなどにあげないといけない(mp4もDLできるように出せますがサムネイルとかが一切出ないかなしみ)ようなのでまさかまさかでこのたびYoutubeにあげまし
2020年7月11日 23:01
彼女は乾いた匂いの立つ草原に座り、夜空を見ていた。星の敷き詰められた空だった。天の河は本当に河のように星がゆっくりと流れていて、満天の星空には瞼がまたたくたびにいくつもの流星がちらつき、白であったり、青であったり、赤であったり、はたまた虹色であったり、様々な色を発している。輝いては、さっと、消えていく。あっけなく跡形もなく消えていく。零れおちてきそうなほどたくさんの星に満たされていながら、不
2020年6月1日 20:21
水の町、ウォルタにはいくつもの川が流れており、町を区切っている。海沿いに観光都市として栄えた町だが、町で最も幅広い川の淵、それに海岸にはいくつも漁船が並び、港町として生きている証拠が色濃く息づいている。 ウォルタでの夏の風物詩といえば、川で水遊びをする子供達の姿だ。ウォルタの人間は水と共に育つ。 セルドは橋の欄干に立ち、生き生きとした身体をバネのように縮め込んで、そのまま身を投げた。前から風
2020年5月31日 20:08
先日のイラスト再掲に伴い旧ブログを読みなおしました。首都編あたりまでは更新するたびに一応ブログに更新報告を書いていて、章終了時には気が向いたらあとがきを載せていました。 首都編を書き終えてから三年以上が経過し、あれからその続きである続キリ編を一ヶ月ほど前に書き終え、そうして改めてこのあとがきを読んだ時に、この頃の痛々しいまでの没入感、憔悴ぶり、物語に懸けていたもの、首都編後についての思いなど
2020年5月22日 18:59
秋季祭前日にザナトアから給金をもらったアラン。 ブラッキーの暴走は当初から決めていたことですが、そのタイミングに関しては秋季祭の最中で起こる案がありました。 ブラッキーの暴走などつゆも考えていないため、アメモースたちと共に祭の出店などを楽しむアランというのどかな描写が展開される、そんな可能性がありました。ですので、そこではアランはポッポレースの出場する瞬間も目にしています。当然、実際の本編で