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自転車日本一周WWOOFの旅(壱岐、北九州) 〜アグリクエスト/ファームファンタジー(仮)〜

WWOOFを活用し、農家さんをお手伝いしながら農レベルを上げ、自転車で日本一周もしちゃおう & 地元でしか味わえない美味しいものも食べちゃおう & 観光地ではない自転車ならではの風景もお届けしちゃおうのUmiです。

壱岐

九州のアグリクエストは糸島で最後だったのですが、その後友人が壱岐へ誘ってくれたので何名か一緒に行ってきました。

行政から壱岐にあるイルカパークを再建してほしいと依頼され民間へ移行し、期待以上に再建をされ、さらに魅力的に、色んな人たちに来てもらいたいと奮闘しているオーナーの高田さん。イルカも守りたいと今までの飼育方法も変更しました。そんな高田さん、以前は北極で研究員をされていたり、フリーダイバーでもあり、元大手の広告マンだったりと面白い経歴をお持ちです。


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イルカと一緒に泳いだのは初めて! 真ん中がかっこいいオーナーの高田さん。紹介してくれたのは憧れのご夫婦の城さん。

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温泉に入ったり、夜はみんなでBBQしたり、別の日には近くの辰ノ島でのんびり。パワースポットだという神社もたくさんあるので色々回ってきました。

外を歩く人から丸見えの温泉w

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お土産に持ってきた糸島のオクラをBBQ。

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夜はこんな素敵な感じになります✨

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男岳神社には磁力を狂わす磁場を持っているという御神体の石があるのですが、他にもこんなものがw ここ神社ですw

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その反対に位置する女岳神社にも磁力を狂わすという巣食石というものが祀られています。磁力のせいで体が逆さに😆

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壱岐からの帰りにはきれいな夕日を船の上から❣️

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北九州(門司)

私が福岡県内にいることを知った友人から連絡を受け、通り過ぎるだけの予定だった門司(本州と目と鼻の先)で、ミャンマー世界平和パゴダに滞在させていただけることに。その友人はコロナ前までミャンマーで働いていたため、ここのお坊さんと親交があり私のような旅人も受け入れてくれました。

石川県能登では由緒ある神社に滞在させていたきましたが、お寺は初めて。しかもミャンマー政府から正式に認められているお寺。

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みなさまご存知のように、2021年2月にミャンマーでは軍部がクーデターを起こし、武力での実権を握っており、2011年に民主化したのに軍事政権に戻ってしまいました。

友人もコロナが落ち着いたら教育関連のプロジェクトの続きがあるのでミャンマーに戻る予定だったのですが、今では今後どうなるのかさえわからないそうです。一緒に働いていた大学の職員や教授たちも軍事政府の言うことを聞くか、職を辞めるかの決断を迫られていると。

そんなミャンマーの話も聞きつつ、お寺ではお掃除をするなど少しお手伝いをさせていただきました。仏教なので掃除も修行の一つで厳しいのかと想像していましたが、ゆるゆるでしたw

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そしてお坊さんたちの優しいこと!優しいこと!。なんでもいいよいいよとニコニコとしています。それに甘えて、掃除をテキトーにしたり、自分勝手に好きなようにするのは人間としてのレベルが低いんだなぁと。優しく接する、「赦す」とはまさに究極なように感じました。どんなことをしても赦されるからこそ、甘えず、「自立的に」良きことを重ねていく。それを教えてくれたわけではないですが学ばせてもらいました。「教えるために教えない」とはまさにこのことなのかなと。

そしてお坊さんもまた人間であり修行中の身なのですね。このお坊さんは10歳くらいからタバコを吸っていたとおっしゃり、そのせいか日本にきて病気が見つかり、手術をし、命を救ってもらったと日本に対して非常に感謝されていました。

驚いたのはお坊さんは自分でご飯を作ったり買ったりするのは原則禁止のようで、あれが食べたいこれが食べたいとも言ってはいけないそう。世話役の人がお坊さんと一緒に来日するのですが、その方がお坊さんのお食事を用意します。しかも食べられるのは朝とお昼までの間だけ。夜は食べません。お坊さんが食べられるのは、誰かからいただいたものだけなんです。食べるのが好きな私にはお坊さんにはなれそうにありませんw

そして私にあげられるものがあるとしたら毎朝淹れているUmiラテくらいなのですが、仏教といえば精進料理などの野菜食だから、牛乳は動物性だし飲まないだろうなと思いつつ、念のため、朝お坊さんがいらっしゃったので、飲まれるかお聞きしたところ、

「飲む!」

えっ‼️ お断りされるのだろうと思っていたので、ビックリw しかも美味しいと言ってくれて次の日も飲んでくれました!

お坊さんと食事を一緒にすることはないのですが、一般的なミャンマー料理も食べるそうです。私と友人もお世話役の方が作ってくれたミャンマー料理をいただきました。

初日の夕飯。米粉の麺に色々トッピングしてスープをかけて食べます。

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これが朝食。朝から揚げ物など油たっぷり。

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次の日の朝食。

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ミャンマーではそんなに辛いものは食べないようです。味付けは結構濃いめで、油も多いので、毎日食べるにはキツいかなという個人的な感想。この寺院は日本のミャンマー仏教の中心なので、全国からここにお参りにいらっしゃったり、お供物として色んなものが送られてくるので、食べるものに困ることはないですね。


お坊さんは朝と夜にお経を唱えます。現代らしく、オンライン配信もしていて、しかも私が拝見させていただいた時はトラブルか何かで途中で配信が途切れ、お経を読みながらライブ配信を再設定されていて、後ろで見ていて笑いそうになりましたw 日本のお経とは違って歌を歌っているみたい。しかも電飾もすごい💡😆


一緒に滞在した私の友人は、青年海外協力隊でパプアニューギニアに行き、その後JICA職員となり、ケニアなど様々な途上国にも行きましたが、治安面でいうとミャンマーが一番よかったそうです。そして人もみんなものすごく優しいと。なんであんなに人に優しい人たちが軍事クーデターで悲惨な状況になっているのかと憤っております。

聞くところによると、ミャンマーの市民は非常に友好的で親切な方ばかりなのですが、同じミャンマーでも軍部は全くの別人なようです。一つの国で全く違う思想を持った方々が存在するのが不思議だなぁ、、

と、思ったのですが日本も他の国もよく考えたら同じですよね😅 一応民主的だから武力での政権奪取にはならないというだけのことですね。遠い国のこととはいえ、実際に友人や知り合った僧侶の方々の話を聞くと身近になります。ぜひみなさまもこの記事を通してミャンマーを身近に感じていただいて、世界のことに想いを馳せ、どうか世界を平和にしていける生き方をしていただけたらと思います。

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さて2泊させてもらってこれにて本当に九州は最後。この寺院から関門海峡の橋を見下ろすことができます。

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そしてこの下にある関門海峡トンネルを通って再び本州へ。

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では次回もお楽しみに!


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Umi シルクドゥソレイユ・役者・農タメ
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