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「エッセイ漫画家」がなめられやすい件
「もっと安く描けるでしょ」
とある編集者に言われたことは今でも忘れません。
こんにちは!海原こうめ(@koume_umihara)です。
今回はエッセイ漫画家について思うことを書きました。
1. エッセイ漫画家の哀しみ
ブログが書籍化された2018年以降くらいから、自分はブロガー(ブログを書く人)であり漫画家(おこがましくて名乗りにくい心を隠しつつ)を名乗るようになりました。あれから6年。
「ブロガー出身ならもっと安く描けるでしょ?」とか「原稿料?出ません!印税出るからいいでしょ」みたいなこと、エッセイ系漫画家をやってるとたま~~に言われます。
ええ、けっこう心に刺さるんですよ、こういうの(笑)。勇気を出して原稿料の値上げ交渉をしたら、返信がぷっつりなくなることもあります。あれ、そんなに難しいお願いでしたかね…?ならそうと言ってくださいよ…それが交渉ってやつでしょう、とモヤモヤする日々もありました。
私だって昔は…思ってた
正直なところ、私もエッセイ漫画を描く前は「このくらいなら自分でも描けるかも」とか、軽く思ってたことがあります(ごめんなさい)。
だからこそ、今こうしてエッセイ漫画を描いているんです。
でも、もし世の中が劇画調ばっかりだったら?絶対に参入しませんでした!エッセイ漫画のいいところは、絵にそこまで高度な技術を求められないこと。描き始めるハードルが低いから、私も挑戦できたんです。
3. リスペクトされないの?
ただ、そのハードルの低さが曲者なんです。「簡単に描けるでしょ?」とか「もっと安くてもいいはず」なんて、たまに言われちゃいます。
エッセイ漫画は、気軽に楽しめるジャンルだからこそ、軽視されやすいんですよね。気持ちはわかるけども!!私なりに必死で描いてるんですよ!
読者の心に響くように、日々ネタを考えて、試行錯誤して、漫画作ってます。リスペクト、ちょっとは欲しいなあなんて贅沢なのかなぁ
4. それでも描き続ける理由
じゃあ、どうすればエッセイ漫画家がもっと認められるかって?
まだその答えは見つかっていません。
でも、その悔しさをバネに「いつか見返してやる!」って思いながら、今日も必死に描いています。エッセイ漫画には、他のジャンルにはない良さがあります。人の心にそっと寄り添って、共感を呼ぶ力があるんです。
例え境遇は違っても、書き込みの少ない絵柄であっても、状況や心情が伝われば読む人は登場人物に自分を重ね、感情を揺さぶられる。そういうものを描きたい!
また、それを信じてもっと多くの人に読んでもらいたいです。
5.これからも試行錯誤を続けます
エッセイ漫画は、簡単に描けるようで、実は奥が深い。だからこそ、なめられがちかもしれないけど、私はこのジャンルが好きなんです。
これからも悔しさをバネに、誰かの心に響くような漫画を描いていきたいと思います。「いつか見てろよ!」って、今日もぐぬぬとしながら。
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