初めの給食・掃除指導
今週から給食が始まりますか?
給食・掃除の指導で私が気をつけていることをお伝えします!
私のクラスの給食・掃除当番表は、こんな感じです。
↓
一人ひとりの役割が明確になっている方が分かりやすいと思います。
子どもたちにとって「分かりやすい!」が一番大切だと思うので、使い慣れている前学年の当番表を使うのもいいと思います。
上記で、当番表を紹介しましたが、給食・掃除の指導で大切なことは、どんな当番表を使うのか、どんなシステムにするかではなく、決めたシステムやルールをしっかりと共有することです。
当番中のトラブルやサボりの原因の多くは、システムやルールを理解していない、または、勘違いしていることから生じます。よって、当番を始める前に、全員とシステムやルールをしっかりと共有することが大切なのです。
給食や掃除が始まるまでに説明の時間を確保します。特活の時間を利用するのもいいと思いますが、給食と掃除当番の説明を同時にしてしまうと情報量が多くなってしまうので、私は分けて説明します。
【給食当番の説明】
給食が始まる日の4時間目に説明の時間をとります。学年の実態にもよりますが、4年生以上であれば、20分間で十分だと思います。
①当番表を全員に見えるように提示する
(教室のモニターに大きく提示or児童一人ひとりの端末で見る)
②役割や仕事内容を詳しく伝える
※「台ふきのふきんは初めと終わりに洗う」や「当番でない人は手を洗ったら座って静かに待つ」など、学校のルールとして決まっているものもしっかりと伝えましょう。
③質問タイムを十分取る
※子どもたちからの細か〜い質問にも丁寧に答えましょう。
④給食準備の目標タイムを決める
この説明の直後に「よ〜いどん!」で準備を始めさせます。初めての給食は、どの子もやる気満々です。全力で準備してくれるはずです!初めから、時間を計る習慣をつけ、みんなで全力で準備をする空気を感じさせておくと、今後の給食準備もだらだらしないようになります。
【掃除当番の説明】
授業内での説明が難しい場合は、初日の掃除中に説明の時間を取ります。他のクラス、学年が掃除をしていても、教室で説明をします。「そうじオリエンテーション」です。
①特別教室や階段、手洗い場、廊下掃除の説明をする
※予め写真を撮っておき、スライドやパワポに貼り付けて説明すると分かりやすいです。どの掃除用具入れからほうきやちりとりを取るのかなども伝えましょう。
②教室掃除(ほうき・机運び・拭き掃除・黒板など)の説明をする
※教室内の掃除は数名に前に出てもらい、実際にやらせてみると分かりやすいです。
各掃除場所でのやり方や手順を詳しく書いたプレートを配付して掃除をさせた年もありましたが、全員に「そうじオリエンテーション」をした年の方がスムーズに掃除当番ができました。
初めに丁寧に説明しても、日が経つと忘れる子もいます。なので、間違っている子を見つけたり、トラブルになりそうになったりしたときに、その都度、正しいやり方を全体で確認することが大切です。
また気を利かせて他の給食当番を手伝っていたり、掃除を丁寧にしていたり、子どもたちの頑張りが見られたら、「いただきます。」の前や5時間目の初めに全体の場で褒めると、その行動がクラスに広がります。
では!🐢