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褒めるコツ
子どもたちの自己肯定感を高めたり、クラス(集団)のレベルをアップさせるために、「褒める」は欠かせないことだと思っています。特に4月、5月はたくさん褒めたいものです。
子どもを、クラスを褒めるときのコツについてお伝えします!
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1.褒める内容について
①具体的に褒める
「すごいね!」「素晴らしい!」「いいね!」「素敵だね!」「かしこい!」「レベル高っ!」と言う言葉をよく使います。が、これらの言葉だけでは使いません。
必ず、「何がすごいのか。」「どんな行動が素晴らしいのか。」エピソードを交えて具体的に褒めるようにします。
②価値づけて褒める
子どもの行動を価値づけして褒めます。行動が「すごい」「素晴らしい」だけでなく、「なぜ、すごいのか。」「なぜ、素晴らしいのか。」その行動に価値をつけて伝えます。
例えば、
👩🏫「◯◯さん、ノートを書けていてすごいね。(前担任)◯◯先生から、ノートを書くのが苦手と聞いていたけど、ちゃんと書いているね。苦手なことでも頑張れるなんてすごいね。」
👩🏫「◯◯さんは、廊下に落ちていた雑巾を雑巾掛けに戻していました。自分が落とした訳でもないのに、元に戻せるなんて素敵ですね。みんなのために行動できるなんて素晴らしいです。」
と行動に価値をつけて褒めます。褒められた本人もそれを聞いた周りの子も、「どのような行動が良いことなのか」を学ぶことができます。
そうすると、その良い行動が、クラスにどんどん広がります。
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2.褒めるタイミングと褒め方について
良い行動を見つけた時に、すぐに褒める場合と、あえて時間をずらして全員に伝える場合とがあります。
また、すぐに褒める場合には、褒め方が何パターンかあります。
【すぐに褒める場合】
◎大袈裟に褒める
👩🏫「えっ!〜できたの!すごすぎる!」
👩🏫「本当に!〜したのは素晴らしいね!」
など、大きな声で、オーバーリアクションで!
子どもたちがとってもよく頑張った時には、大袈裟に褒めます。
◎淡々と褒める
本当に感心した時には淡々と褒めます。
◎小さく呟く褒める
褒め方に変化が欲しいときは、数人にしか聞こえない声で呟いて褒めます。
小さな声でも、子どもたちは先生の声に敏感です。なので、小さい声で褒めた方が子どもたちに響くこともあります。
◎個別に褒める
授業が終わった後に。
👩🏫「◯◯さん、ちょっと前に来て〜!」「さっき、初めて発言できたね。勇気を出して言えたことが本当にすごいよ!」
授業の前に。(全員が着席している中)
👩🏫「◯◯さん、廊下に出てくれる〜。いい話だよ!」
と言って、クラスの子どもたちに起こる訳ではないことをアピールします。
👩🏫「前回の授業では、マイナスな発言を言わずに頑張れたね。自分の課題を意識できていてすごいよ!この時間も頑張ろう!」
などと、みんなの前では、褒めづらい内容や特別感を欲している子には、個別に褒めます。
課題を持っている子や、やんちゃな子にはこの方法を使うことが多いです。
【時間をずらして褒める場合】
良い行動をクラスの全員に共有したい場合は、すぐに褒めるのではなく、全員が着席していて、しっかりと話が聞けるタイミングで褒めます。
例えば、
朝、教室に入ってきた子に対して、必ず目を見て「◯◯さん、おはよう。」と言っている子がいたとします。その行動をクラスのみんなに広めたい場合は、その子をすぐに褒めるのではなく、朝の会で褒めます。
👩🏫「朝、すごく素敵なことをしてる人見つけたんだけど、紹介しいてもいい〜?」「●●さんは、友達が教室に入ってきたら、誰に対しても目を見て『◯◯さん、おはよう。』と言っていました。しっかりとあいさつができるって素敵ですね。見ている先生も温かい気持ちになりました。」というように。
「素敵なことをしている人を見つけたんだけど、紹介しいてもいい〜?」
「みんなの良いところ3つも見つけてしまった!言っても良いい〜?」
などと、褒める前に前置きをすると子どもたちの「聞きたい」気持ちが高まります。
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3.褒めたことを記録に残す
価値づけた良い行動はずっと続けて欲しいです。
特に、クラス全員(ほとんどの子)が頑張れたことを引き続き行い、当たり前の行動にしていくことは集団を作る上でとても大切です。
そこで、褒めたことを記録に残します。「成長の見える化」です。
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「見える化」することで、子どもたちは自分たちの成長をより実感できます。
また、GW明け、夏休み明け、運動会明けなど、クラスの雰囲気がだらーんとした時の指導の際にも役立ちます。
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褒めるためには、子どもたちをよーく観察することが大切です。
そして、子どもたちの行動を具体的に、そして価値づけして褒めてみてください。担任がそうやって褒め続けることで、個人がクラスがぐんと成長します🌱
また、褒めた内容をメモしておくと、個人懇談や通知表の所見を書く時にも使えます!
では!🐢