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【中医学】爪水虫ができやすい人の特徴9選

【相談】
「旅館のスリッパ履いたら水虫がうつったんです」
と言いながら入ってくる患者さん。

【結論】
水虫がうつりやすい人は、足にむくみが多い人です。
また、白癬菌に感染していなくて、むくみによる皮膚の剥離、血行不良による痒みがある人もいます。

皮膚科の医師が
「実際は、白癬菌に感染していない皮膚の剥離と痒みの人の方が多い」
とお話ししていました。


水虫は、全ての人が感染する訳ではありません。
うつりやすい人とうつりにくい人がいます。
その違いについてお話ししていきましょう。


1)体の中で何が起こっているのか

【水虫とは】
水虫は、カビの一種である白癬菌が、皮膚の角質層に寄生することによって起こる皮膚の病気。

つまり、カビです。

カビは、湿気の多いところに生えます。

【例えば】
水はけの悪い植木鉢にキノコが生えます。
水虫も菌、キノコも菌です。

湿気が多くて風通しの悪い部屋に置いてある植木鉢には、キノコが生えやすいです。

自然界で起こる現象は、体の中で起こる現象と同じです。
人も自然界の一部です。

2)水虫になりやすい人の特徴9選

✅足が冷えている
✅甘いものや脂っこいものが好き
✅喉が乾いていないのによく水分をとる
✅運動が嫌い
✅足がむくんでいる
✅足の裏が黄色い
✅足汗をかく
✅足の指が広がらない
✅野菜食が多すぎて血液がシャバシャバしている

これらに共通することは、足指先に水分が停滞していること

【野菜食が多いのはだめ?】
野菜食は、一見体に良さそうですが、極端に野菜食が多すぎて血液がシャバシャバしている人がいます。
何でも多すぎるのは良くないのです。


【血液がシャバシャバするとどうなるのか?】
血液に粘りがないために、足指先に水分が停滞し、むくみやすくなります。
血液は、ネバネバでもだめ、シャバシャバでもだめなのです。

【足指先に停滞する水分とは】
水虫とは、漢字の通り、水の中を虫がはうように痒い。
つまり、体の中に水があることが原因。

停滞する水分とは、むくみ(水たまり)で、体の中の水分は、60%。
むくみは、西洋医学でいう皮下脂肪。

50代、60代になると若い時よりも足指先に停滞する水分、むくみ、水たまりができやすくなります。

【むくみの正体は】
長年食べてきた糖質や脂肪でできています。

例えば、
・皿に残ったカピカピになったご飯
・老舗の中華料理屋のレンジフードのようにネトネトの脂

むくみ(水たまり)は、長い年月が経つと体の中で、冷えたゼリー状の老廃物となります。

そこに、白癬菌があると水虫になります。

【爪水虫になりやすい人】
むくみと白癬菌の感染が重なり、変形した爪が生えます。

また、白癬菌に感染していなくても、爪の生え際が硬くゼリー状にむくんでいると変形した爪が生えることもあります。

【水虫の原因】
つまり、水虫や爪水虫の原因は、足指先がむくんでいることが原因です。


3)じゃあ、どうしたらいいのか

【結論】
足指先のむくみを取れば良い


「水虫は海水で洗うとよくなる」
という話を聞いたことがあるかと思います。

これは、海水の浸透圧を使って、足のむくみをとっているのです。

【例えば】
きゅうりに塩を擦り込むと、きゅうりから水が抜けて、きゅうりが柔らかくなります。

他にも、硬い肉に塩麹を塗ると、肉の細胞から水分が出て、肉が柔らかくなり、細胞内に旨みが残ります。


【昔の人の知恵】
日本は、海に囲まれた湿気の多い国です。
乾燥した国よりも、むくみによる病気になりやすいのです。
しかし、海水や温泉などを使って、昔の人は病気にならないように工夫していました。

【水虫薬と重曹治療】
どちらもアルカリ性の薬です。
アルカリ性の薬や液体を塗ることで、皮膚のむくみを軽減してくれます。

【指先のケア】
足指先がむくまないようにすることが大切です。

・湯船で足指先を温めてマッサージする
・塩、重曹でむくみを軽減させる
・夏のクーラーや冬の寒さで、冷やさないようにする

人が、年齢を判断するのは、手足先、髪の艶、肌艶、姿勢、体型、声。

老化は止めることはできませんが、日々の積み重ねで、老化のスピードを遅らせることは可能です。

まとめ

・水虫は、全ての人が感染するわけではない
・水虫は、足指先にむくみが多いと感染しやすい
・感染していなくても、皮膚が剥離したり、痒みが起こる場合がある
・足指先にむくみを作らないように工夫する
・足指先のむくみは、改善できる






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