【中医学】高熱対策 妊婦・赤ちゃん・高齢者
大寒(1月20日)の時期になるとインフルエンザが流行しますね。
妊婦、赤ちゃん、高齢者のいる家庭では、特に気をつけたいけど、どうやったら良いのかわからない。
という方に向けて0歳の赤ちゃんがいると仮定して3stepで解説していきたいと思います。
1)高熱を作る食べ物を控える
食べたら元気になるというのは、戦後の食糧難の時代です。
現代は、飽食で病気になる時代、高熱を作る食べ物は、できるだけ控えましょう。
高熱は、からだの中に菌やウィルスが入り込まないように、からだの防御反応です。
このとき、
体力がある若い人の場合、
カレーや焼き肉などを食べて39度や40度に発熱させて、追い出す高熱作戦もOKです。
しかし、
妊婦、赤ちゃん、高齢者の場合、
39度以上に発熱させると、肺炎を起こす場合があるので、高熱作戦はリスクが高いのでお勧めしません。
妊婦、赤ちゃん、高齢者の場合は、
お粥やうどん、味噌汁などを少し食べて38度を維持できる方が良いでしょう。
0歳児でミルクを飲んでいる場合は、
ミルクは、脂肪が多く消化に時間がかかるので、半分の量に減らすまたは、薄めることをお勧めします。
離乳食をしている場合は、
量を減らしたり、欲しがらなければ食べさせなくても大丈夫です。
注意するのは、
・アイス
・プリン
・ゼリー
など糖質が多いものを食べると高熱になりやすい。
・ヨーグルト
など消化に悪いものを食べると熱がながびくので、体調が良くなってから食べましょう。
2)脱水に注意
高熱が出ても不安になる必要は、ありません。
高熱は、自分が起こしている防御反応なので、高熱が出せるということは、体力がある証拠です。
高熱を恐れるのではなく、脱水に注意する。
高熱が、脳炎を起こすのではなく、高熱による脱水で脳炎を起こします。
0歳児の場合
脱水のサインを覚えておきましょう。
・肌が乾いている
・目に力がない
・唇が乾燥している
高熱があっても、脱水症状がなく、いつもよりぐずぐずいうくらいなら、寒い病院で待たされるよりも、温かい家で経過観察を見る方が治りが早いです。
012歳児の場合
高熱時の水分摂取を嫌がるので、抱っこしてご機嫌をとりながら水分摂取が必要になります。
市販の経口補水液がない場合、飲んでくれない場合
インターネットで美味しく簡単に作れるものがあるので、探してみましょう。
高熱時は、からだの中で塩分が消費されるので、食事の塩分は濃いめにしてあげましょう。
3)マッサージ
手足が冷たい場合は
湯たんぽを入れるなども良いでしょう。
0歳児の場合は
むくみが多く、からだの中に熱がこもるので、だるくて機嫌が悪くなります。
だるさの原因は、むくみによって気血が循環できないから。
012歳児のマッサージ
抱っこして、首からお尻にかけて指で上から下へ気血を流してあげるようにしましょう。
足先も気血が停滞しやすいので、しっかりギュギュっと握るようのマッサージしてあげましょう。
からだには、バランス調整機能があります。
特に妊婦や赤ちゃんは、バランス調整機能が高くなっているので、うまく利用してみましょう。
感染症の対策は、知っていたらとても簡単なのです。
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