42歳の時、経理未経験の私が日商簿記三級を取得するためにしたこと。
こんにちは。
今日は、一年前の42歳で全くの経理未経験の私が、日商簿記三級を取得するためにしたことを書こうと思います。
1⃣ なぜ未経験なのに取得しようと思ったのか
①私の生きてきた道
高卒ですぐに地元の事務職に正社員として就き8年。
職場結婚で今の主人と出会いました。
主人は私が自分で好きなように働くことを嫌がる人でした。子供ができたら、三歳までは保育園には入れてはだめだ、とか、保育園に入れても、三時までのパートにしろとか。その都度、家庭の環境で私が仕事を転々とする羽目に。
その結果、近所の小さな事務とか、品出し、とか、いける時間内のところで働いてきました。
子供も上の子が小学校高学年、下が低学年になりましたが、今度は、義父が倒れてしまいやはり、そういう人を中心に私が動かなければならず、私の働き方は変わることはありませんでした。
そして、35歳を過ぎたころから、本当に自分のいる意味が分からなくなる毎日で、辛かった。手元に何にもない私。こんな小さな田舎から本当に飛び出したかった。でも、何にもない私は外に出てもやっていけない。収入の基盤となる経験も資格もない。途方にくれました。
そんな中、38歳のころに、より近い職場に転職し、小さな会社でパート事務として勤め始めました。
そこの会社は事務員が私を含め三人。
一人が60歳を過ぎたベテランさんで、その人が経理、総務関係を全て抱えています。
なので、その人が退職するまでに、経理の仕事を覚えたく、日商簿記の勉強をすることに決めたのです。なんなら、その人の後釜になってやろうじゃないか、くらいの勢いです。
②経験のない経理言葉、ちんぷんかんぷん。。。
勢いはよかったのですが、何から手を付けてよいのかわからず、ネットでおすすめのテキストなんかを検索しますが、どれもよく見えて、何を信じていいのかよくわからず。いちばんやさしい簿記三級、とかいう教材を買いましたが、とっても優しくないじゃないか!!!と怒りたくなったのを今でも覚えています(笑)
教材が悪いわけではなく、単に私の無知が原因なのに、教材のせいにし、私には無理だ、と、一旦離れます。放棄しました笑
が、一緒に働いているもう一人の人が、全然仕事をしないのに、MOSの資格を持っているからと、月々1万円の資格手当をもらっている現状を目の当たりにする機会がありました。激震が走りましたね。
あなた、私より仕事してないよね?!
あなた、仕事しないで会社のパソコンでアマゾンの検索ばかりしてるよね?!
とかなんとか、たくさん込み上げてくるものがあり、やはりちゃんと簿記の勉強をして、経理の仕事をやらせてもらおう、と、その時、勢いだけではなく、ちゃんと強く思いました。
2⃣ 勉強に使った教材やサイトなどは何か
①書籍
【パブロフ流でみんな合格日商簿記三級 テキスト&問題集】
ネットで書籍の検索をすると、本当にたくさんのおすすめ書籍がヒットします。もちろん、悩みまくります。
私の場合は、本当に本当に簿記のことがわからない状態ですので、まず、とっつきやすいキャラクターから選びました笑
アニメーションとか例えとかがわかりやすいタイプは【パブロフ流みんな合格日商簿記三級】と【スッキリわかる日商簿記三級】、この二つ。ここまでなんとか絞りました。
あとは、本屋さんに行って30分以上座り込み、二つの書籍の読み比べをしましたね笑
どっちが私に向いた並びでテキストが進んでいくか。
その結果、一つ一つの例えのアニメーションが自分に置き換えて考えることができる!
すぐに練習問題があり、すぐに問題の感覚がわかり形が見える!
後、キャラクターが犬!笑
これらが決め手になり、【パブロフ流みんな合格日商簿記三級】の方に決めました。
②スマホアプリ
【パブ簿記life三級】
これもパブロフ流から流れてきたのですが、隙間時間に仕訳の問題を解くことができるので、スマホにアプリを入れておくのはおすすめです。
私は、お昼休みにこのアプリを何度もやりました。失敗したところが残るので、自分の苦手なところが振り返るとわかります。家で落ち着いてテキストを開いたら、間違ったところをもう一度見直します。
③過去問サイト
【大原簿記専門学校】
【簿記の教室メイプル 確認テスト】 【解答】
【TAC出版 予想問題】 【解答用紙】 【解答】
【簿記ナビ模試】
この4か所の過去問を印刷して、解き直しを繰り返しました。ただ、CBT試験が普及してからは、インターネットで無料の過去問を掲載するところが少なくなってしまっているので、なかなか見つけるのが大変です。
テキストもそうですが、過去問は特に、古いものをやっては意味がありません。せいぜい2年、3年前まで。簿記は受ける予定の試験内容から大きく外れてしまう場合があるので、古い分からたくさんやれば良いと言うことではないので、ここは気をつけなければなりません。
2、3年分を解けば大丈夫。苦手なところ、つまずくところを解き直しして、やれば大丈夫です。
そんな中でも、私が受験した試験の内容に、より近かったのは、【大原簿記専門学校】の過去問が一番近かったように思います。他の過去問は割と簡単で点数が高く取れたので安心してましたが、【大原簿記専門学校】の過去問は、70点取れなかったりと、難しかったです。でもやはり本番の内容は一番近かったですね。学校の名前に簿記って入るくらいだもんなぁ、、、なんて思った記憶があります笑
3⃣ 二度の試験で学んだこと
①1度目の試験
そうです、私、一度試験に落ちてます。
ペーパーだけでずっとやっていた私は、CBT試験に戸惑ってしまって、メモの取り方とか、なんとなく気持ちが浮き足だったと言うか、なんと言うか、、、いや、なんか、甘く見てたのか、、、67点しか取れなくて落ちてしまって。。
あっという間に時間が過ぎてしまって、あっという間に終わってしまい、終了ボタンを押した瞬間に、不合格の文字が。。
車に乗り込み、何やってんだ、私は、、、と凹み、ちきしょーーーー!ってなって、その車の中ですぐに1週間後の試験の予約を入れました笑
②落ちてからの1週間
次の試験までの1週間は、単純ミスをしないように仕訳を徹底してやりました。
点数の大部分を締めますからね、仕訳は。
後、CBT対策のネット模擬試験も見つけて、何度も解きました。試験と同じようにA4の紙と電卓とボールペン一本だけパソコンの脇に置いて。次は戸惑うんじゃねーぞ、と、自分に言い聞かせながら笑
③2度目の試験
落ち着いて取り組むことができました。何だったんだろ、1度目の試験の私は。はて、なんでだろ笑
そして、2度目にして無事に合格。
点数も85点取れたので良かったです。
第二問がちょっと苦手意識が残ったままではありますが、合格は大きな自信になっております。
うん。なってる。
④大事なこと
繰り返してやる
テキストの間に問題を解いてアウトプットする
間が空いたらまた戻って解いてみること
CBT対策としてネットの模擬試験もやりパソコンの扱いに慣れておく
取得したい理由を明確にすること
でしょうか。
私は学生の頃から勉強が苦手ですし、長時間机に向かうことも苦手でした。飽きやすいし、諦めやすい性格です。現に一度は勉強から離れましたし笑
でもそんな私でも、やはりここまで来れたのは、
【取得したい理由が明確だった】
というのが一番だったかもしれません。
目指すものが明確であればあるほど、強い気持ちで続けられると思います。
以上で、42歳、経理未経験の私が簿記三級取得するためにしたことになります。簿記取得に向けて悩んでいる人がいましたら、私の内容が少しでも役に立つと良いなと思います。
それではまた!
長々と読んでいただきありがとうございました!
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