AnimeJapan2014 追憶編
ご無沙汰しております。うみぶたです。
今現在、髪を切りに来たところ、めっちゃ待たされて暇を持て余している。と言うことで、時間潰しに絶賛開催中のAnimeJapanの思い出話を1つ。
そう、あの日のことは忘れもしない。今からちょうど8年前(え、そんなに経ったの?と言う驚き)、2014年開催のAnimeJapanで、僕は魔法科高校の劣等生のステージに当選していた。しかも最前列である。嬉々としてステージの開始を待つ僕。そこに“奴”は現れた。
先に断わっておくと、ステージ自体は非常に楽しいものであり、大満足だった。
ちなみに当時のレポをネット上で見つけたので参考までに。
https://www.lisani.jp/0000001184/amp/
問題は僕の2つ隣の席に現れた人物であった。その青年は大学時代の後輩のN君に似ていたので、Nと呼称することにする。
Nはステージ開始前からひたすらケータイをいじっていた。(スマホではなくガラケーだったと記憶している) それは何とステージが始まり、キャストの中村さんやはやみんが登壇しても変わらなかった。そう、彼はステージに見向きもせず、ひたすらケータイをいじり続けていたのである。
僕はキャストの4人のトークを楽しみつつも、Nのことが少し気になっていた。こいつは一体何をしに来たのだろう? よりにもよって最前列で。
その謎が解けたのはステージの中盤過ぎであった。このステージでは、OPとEDを担当するLiSAさんとELISAさんのライブも予定されていた。LiSAさんによるOP曲「Rising Hope」が披露されようとした瞬間、今まで微動だにしなかったNが動いた。
まさに水を得た魚であった。カバンからおもむろに大量のペンライトを取り出し、即座にバルログ状態に。何かに取り憑かれたように踊り狂い、曲が終わると、まだイベント途中であるにも関わらず、すぐさま退場していった。
当時の僕はライブにも慣れていなかったので軽いカルチャーショックを受けた。ヤック・デカルチャーである。
あれから8年。今頃彼は何をしているだろうか。今日もどこかのステージでペンライトを振っているのだろうか。もしもう一度彼に会えるとしたら、僕は彼に一つだけ伝えたいことがある。
「君が帰った後、最後の挨拶でもう一回LiSAさん出てきたけど、見なくても良かったのか?」
それだけが心残りである。