近い将来、警察官になりたい方へ
<近い将来、警察官になりたい方へ>
こんにちは やまよしです。
本日は、近い将来警察官になりたい方向けのお話です。
警察官採用試験の一次試験に合格すると、面接試験を見据えて、一生懸命面接練習をしたりします。
私たちのオンラインスクールでも、一次試験の合格発表後は、面接対策の依頼が増え、毎日のように面接対策を実施しています。
「面接試験」は、受験生のこれまでの経験・蓄積、それが凝縮されて現れるものになります。いわゆる、“この人がどういう人か”を、警察として面接で見せてもらう試験になります。
時々、LINEやTwitter、インスタ、YouTubeライブでも質問が届きます。
「大学1年生になったばかりですが、今からどのような勉強をすればいいですか?」と・・・。
私はいつも、「勉強ではなくて、『今しかできないこと』や、『自分が興味を持ったこと』を一生懸命やってみるのがいいと思います。」とお答えしています。
「なぜ???」と考える方もいると思います。
なぜなら・・・
皆さんは、次の2人のどちらの人が魅力的だと感じますか?
<Aさん>
小さい頃から警察官になりたいと思っていたため、大学に入ってすぐに大手の予備校に入りました。周りの同級生は遊んでいましたが、私は夜遅くまで一生懸命試験勉強をしてきました。
大学の授業も毎回出席して、単位を落とすことなく4年で卒業見込みとなりました。成績は上位で学内優等賞も射程圏内です。
警察官になってからも法律など、様々なことを学んでいくことになるため、この長く勉強をしてきた経験は活かせると思っています。
また、警察官には体力が必要となるため、大学1年から近所のスポーツジムに入り、筋力トレーニングなどに励んできました。
警察官になりたいという思いは誰にも負けません。
<Bさん>
大学では、自転車で日本一周をしました。途中、山形県ではタイヤがパンクしてしまい、地元の人に直してもらい、そのついでにその方の家に泊まらせてもらいました。茨城県では木陰で休んでいたところに、トラックの運転手の方がきて、その方にもらった冷たいお茶を飲みながら仕事の話などを聞かせてもらいました。富山県では見知らぬ人に謎にアイスを奢ってもらいました。大阪では、たこ焼き屋のおばちゃんに売れ残ったたこ焼きをもらいました。香川県で食べたうどんはサイコーでした。鹿児島でみた桜島は本当に美しかったです。沖縄では、「生サーターアンダギー」なるものを食べて感動しました。夕陽が沈む時間帯にみる沖縄の海はとてもキレイで今でも目に浮かびます。
それ以外には、サークル活動やバイトなどをして大学生活を過ごしました。
たくさんの人と会って話しをして、時には怒られるような失敗をしたこともありましたが、この経験は警察官になってから必ず活かせると思います。
大学時代、ずっと勉強や体力錬成をしていた人と、興味を持ったことに打ち込んできた人。
警察官の仕事の内容を調べてもらえれば分かると思いますが、警察ではたくさんの人と話をします。
世の中には様々な価値観を持っている人がいるわけです。その人たちと話をする中で、ずっと机に向かって勉強していた人が果たしてどれくらいの柔軟性があるのか?ずっと勉強だけをしてきた人、正直言って、警察的にはあまり魅力的には思えません。
高校までに、一生懸命勉強以外のことに取り組んで、たくさんの人と接点を持ってきた経験が多少なりともあれば、人と話すことができるかもしれません。しかし、大学生になって勉強だけ・・・となると若干鈍ることもあるのかなと思います。
かたや「真面目で勉強熱心な人」、もう一方は、「勉強はそれほどできないけれど、やるとなったらやる!おもしろい!と思ったらとことんはまる人」そんな2人がいたら、、、私が部下にするなら、私が同期にするなら、私が一緒に働くなら、間違いなく後者を選びます。
最終的には、面接で話をして、どんな人か見てみないとわからない部分はありますけど、話しをしてみれば、経験値の差は滲み出てきます。
たかだか2年、3年かもしれないけれど、大学生の2年3年というのは、非常に濃い、「あっという間に過ぎちゃった」っていう方もいます。色んなことをやって、その場その場で熱中していたら、いつの間にか大学3年生に差し掛かり、「あっ、そういえば就活だ。」みたいな・・・。そういう人もいる訳です。
やはり、たくさんの人と接して、たくさん悔しい思いをしたり、たくさん楽しい思いをしたり、泣いたり笑ったり、色んな経験がある人の方が、人としての幅があるような気がします。
警察官は、突発的な事件や事故、トラブルの対応をしないといけません。どちらの方が適切に対応できるかと考えると、様々な経験を積んだ人の方が適切な対応ができるようになるんじゃないかなと、私自身は思います。
私自身も警察官を経験して、たくさんの警察官と話をして、警察官に限らず警察の立場だからこそ話せたような人たちと色んな接点を持ってきました。
その経験があるからこそ、
『今できることを一生懸命やってください』
と回答しています。
それらの経験が、警察官採用試験の最後の試験である面接試験で表れます。時間的にはたかだか10分、20分、30分かもしれないけれど、そこに凝縮されます。
私も面接練習会をやっていますが、5分ほど話せばその人が受かるか、それともこのままでは厳しいのかほぼ分かります。
具体的な経験のことなどは話をしてもらわないとわからない部分はありますが、合否の感覚は掴めます。私はそこを修正するサポートをしています。
近い将来、警察官になりたいという方はぜひとも参考にしていただいて、“これから取り組むべきこと”を再度見つめ直してもいいのではないかと思います👍
※この文章は、↓こちらの動画↓でお話ししたことを整えたものになります。