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愛ある故に

”本来なら”
あと何回この言葉を呑み込めば気が済むのだろう

もう充分に失望してきたはずなのに思ってしまうのは
まだ私は私に期待しているからなのかな
プライドも希望も何もかも無くなってしまえばいいのに

戦争があったから平和を理解できるのと同じように
傷つけ傷つくことで人の優しさを知る

悩まなくていいことも
大事にしているからこそ生まれ出で
流さなくていい涙が溢れ落ちる

皮肉なものだなと思いつつ
これが世の常だとも感じている

幸せになるために一歩を踏み出したのに
愛すれば愛するほどに苦しいよ

そんな人が隣にいる奇跡
宝石のような毎日

#心がほんのり涙するとき