投影
たまたま、以前共に働いていた同僚に出会った。
あまり元気がなさそうだったので話を聞いていたところ、
その人はだいぶ悩みに苦しんでいるとのことだった。
真面目なのかな、
物事を全て自分のせいに置き換えていた。
そして、物事(過去)とどうしても向き合わなければならない局面に来ているという。
なのに、過去と向き合うと硬直してしまうらしい。
人の感情まではわからないから
安易にうなずけなかったけれど
辛い過去と向き合うしんどさは私もわかっているつもり。
不安を滲ませながら語るその言葉、
辛さを含んだその表情に
早くそこから抜け出してほしいな、と願ってしまった。
なかなか過去を書き記せなくて、、
そんな呟きだったと思う。
気づいたら私はこう言葉にしていた。
「過去が書けなかったら未来を書いたらどうですか」
これからどうしていきたいか、
その人に伝えたいというより
常に自分自信に問いたい言葉だった。
未来を語ることは、過去も現在も含めてでないと語れないと思ってる。
過去や現在がしんどいなら
しんどいからこそ、未来の話を入れる、考える。
ポジティブ思考になれ、と言っているわけじゃなくて。
過去って引きずるとだいぶ身を削ってしまうから、
それでも過去を過去として捉える必要があるならば
未来から過去を振り返るのもありなんじゃないかなって。
私はこれからどうしたいのか
なぜ今そういう考えに至っているのか
過去の出来事がそうさせているのかいないのか
繋がっているはずだから。
過去は所詮過去であって
割り切れるかもしれないけれど
今をカタチづくってもいると思うから。
私もいつもこの命題に直面し、悩み、奮わせ、
歩んでいる。はず。