1,024人の奇跡
ほんの些細なことがいくつも積み重なって
今の私たちをカタチ作ってるんだ
細田守さん監督『未来のミライ』より
以前お坊さんが教えてくださった。
「約300年あまりで、人ひとりあたり1,024人のご先祖様がいる」と。
300年とは世代でいうと10代くらいの期間をいう。
これだけの年数で1,024人もの人たちが、私の中には生きていること。
並々ならぬ重さを感じる。
1,024人のうち、ひとりでも欠ければ私は存在していなかった。
その時々で小さな出来事が無ければ私は生まれる余地も無かった。
もう、奇跡と呼ぶ他はない。
そんな奇跡を
私も、あなたも、持ち合わせている。
今この瞬間に出逢えた人。
どれだけの奇跡を重ねて重ねて
出逢ってくれたんだろう。
出逢わなければよかった、
そう思う人がいたとしても
それすら、奇跡に含まれているはずで。
私の生命は息子へ。
息子はどんな奇跡と出逢い
生命を育んでいくのだろう。
言葉にできないほどの尊さ。
感謝がこぼれる。